顧客に心からのサービスを提供し、地域貢献を目指す井手印刷株式会社＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊企業の概要所在地和歌山市北坂ノ上丁６６番地代表者井設立年月昭和２１年６月資本金１，０００万円従業員数１０人主な製品帳票印刷、オンデマンド印刷、創作ポスター／会社案内／パンフレット販促（Ｓ・Ｐ）の企画・印刷、公告の企画・印刷（チラシ・看板）等手幸男企業の沿革等昭和２１年６月、和歌山市北坂ノ上丁にて取締役会長井手三木が印刷業を創業。昭和２９年３月に法人化している。印刷業界を取り巻く経営環境は、インターネットの普及等によりペーパーレス化し、競争が激化し厳しい状況にある。当社ではこうした状況を踏まえ大手企業ができない、自社のオリジナリティとして「小回り」を強みにしている。具体的には、少量で急な受注に対して他社より早く正確に対応できるオンデマンド印刷（１～２時間後には納入）が当社の大きな特徴である。また、現場の行動指針は社長からのトップダウンによるものではなく、毎年、従業員から次年度の指針を募集し、その中から一つを選択して次年度の指針とし、それ以外のものを標語として誰もが見れるように大きく掲示し、朝礼で従業員が毎日読み上げるなど、従業員と企業との意思疎通を図っている。経営状況は堅調に推移しており、県内の印刷業界の中でやる気のある元気企業である。経営理念・経営方針 ■ 経営理念１顧客に心からのサービスを提供しよう２顧客に共感されるより良い印刷物を創造しよう３目標を持ち日々少しでも良くしようとする向上心を持とう４印刷メディアを通じて地域社会に貢献しよう５共存共栄（業界の繁栄にも貢献） ■ 経営方針従来からの顧客を大切にし、高付加価値サービスを提供する。顧客ニーズにスピードをもって対応する。小規模企業設備資金制度 ■ 制度を利用したきっかけ本制度は以前にも活用したという実績があるほか、和歌山商工会議所から情報収集により、本制度の内容は把握していた。設備投資額が大きくなることから、金利負担の軽減を図る上においても本制度の活用は大きい。 ■ 制度に対する期待・要望等中小企業者が高付加価値の商品の生産やサービスを提供し、経営の向上を図る上で、本制度を活用する意義は大きい。今後の展望 ■ 制度を利用した効果等本設備は県内では当社が初めて導入した設備であり、本設備はオンデマンド（顧客ニーズに即時に対応）印刷が可能であり、当社の特徴であるスピードを更に強化することができた。紙の厚さに関係なく高速プリントができ、品質にバラツキのない高付加価値サービスを提供することができる。安くて大量の時代は去り、従来の顧客を心から大事にしながら、一方で徐々にではあるが、提案型営業により新規顧客の開拓を進めている。強みの部分は更に伸ばしていき、弱い部分は他社との協力により経営基盤の強化を図っていく。