平成27年度 湘南丸 第1次遠洋航海出港式 式辞 本日、晴天の中、保護

平成27年度 湘南丸 第1次遠洋航海出港式 式辞
本日、晴天の中、保護者の皆様、在校生の出席のもと、神奈川県教育委員会高校教育
課長 折笠初雄(オリカサ ハツオ)様、三浦市副市長 杉山実(スギヤマ ミノル)様はじめ多くのご来
賓のご臨席を賜り、平成27年度湘南丸第1次遠洋航海出港式が実施できますことを心か
ら感謝申し上げます。
まずは、専攻科乗船生徒のみなさん、みなさんは遠洋航海経験者です。ぜひとも、自
信を持って本科生の指導とお世話をお願いします。また、将来船舶職員として従事するた
めに、湘南丸での実地訓練に努力してください。学ぶべきことはたくさんあります。
この航海で、専攻科として学ぶべき知識と技術を身につけることを期待します。
次に本科乗船生徒のみなさん、みなさんは、今、湘南丸での生活に大きな期待を持っ
ていると思います。この航海で多くの体験と感動を得ることになります。
たとえば、
(1) 出港後、数時間後に見ることになる360度の水平線の海
(2) 明日の朝、水平線から昇る朝日の輝き
(3) 漁業実習でのマグロやカジキがデッキに上がってくる様子
(4) ハワイのダイヤモンドヘッドを右にみて、アロハタワーに近づいていく光景
(5) 三崎入港時の城ケ島大橋を通過するときの情景
これらの多くの体験と感動が、みなさんを成長させてくれます。船内生活は大変です
が、協力し、助け合い、励ましあいながら、この航海を乗り切ってください。さまざ
ま体験を通して自己の可能性を見つめなおし、生きる力を身につけてください。
保護者のみなさまは、不安と心配で、いっぱいだと思います。ここに整列している、
菅原船長はじめ23名の乗組員と鈴木、秦両指導教官が一体となって、指導とお世話をい
たします。りっぱに成長させて帰ってきますのでご安心ください。ご家庭と学校がしっか
り連携して、乗船生徒の成長を見守ってまいりたいと存じます。心配なことがありました
ら、いつでもご相談ください。よろしくお願いいたします。
最後に、乗船生徒のみなさん、多くの学びと感動を身につけ自信を持った姿で、この
三崎港に、元気に帰ってくることを期待して式辞といたします。
平成27年4月19日
神奈川県立海洋科学高等学校長
榊 彰義