一般社団法人製剤機械技術学会 第16回製剤機械技術シンポジウム プログラム テーマ : 「 製剤技術の深化とシミュレーション技術 」 日 時: 平成27年11月6日(金) 13 : 00 ~ 17 : 50 場 所: 千里ライフサイエンスセンター 総合司会: 岩田 基数 (シミックCMO) 13:00 - 13:05 製剤機械技術学会 会長 開会の辞 (北里第一三共ワクチン) 草井 章 - 第1部 - 13:05 - 14:50 ≪ 座長 ≫ 寺岡 誠 (株式会社樋口商会) 13:05 - 14:00 基調講演 打錠技術のイノベーション ー基礎から応用そして究極の超高速直打までー 静岡県立大学 薬学部 槇野 正 打錠プロセスもここにきて口腔内崩壊錠(OD錠)の開発に より、打錠技術のイノベーションが起こっている。基礎編 では、“圧縮成形”とは何ぞや“打錠圧力”の発生は?粉 体の充填性や打錠障害についてわかり易く解説する。そ して応用編では、打錠技術の様々な実例について述べ、 最後に、超高速打錠(回転数120rpm以上)の最新情報 についてお話したい。超高速打錠は、AQUARUS-G [特殊密閉撹拌フィーダーと外部滑択装置の組み合わせ (株)菊水製作所]を用い、直打粉末として、直打用乳糖、 マンニトールを用いたセミ直打から粉末乳糖(100M、20 0M)を用いた本直打まで実施した。 ≪ 座長 ≫ 三浦 衛 (株式会社パウレック) 14:00 - 14:35 講演1 安心感を高める製剤設計の工夫 武田薬品工業株式会社 武田薬品の製剤設計の基盤にある患者さん視点にたっ た具現化の取り組みを紹介する。その具現化の中心とし てCMC研究センターがあり、いくつかの製品で、患者さん 視点に立った製品開発を実施してきている。本講演では、 効果的な製剤設計をする、服薬しやすい、品質を保証す るといった方針に従って、安定性、機能性、服薬性に対し て、その障壁を乗り越えた技術を紹介し、製剤技術が製 品としての医薬品の創生に重要であることを再認識する。 14:35 - 14:50 14:50 - 15:10 Q&A シンポジウム第1部の討論 - 休 憩 - 福田 誠人 - 第2部 - 15:10 - 17:40 ≪ 座長 ≫ 仲村 英也 (大阪府立大学) 15:10 - 15:45 講演2 高炉プロセスへの粉体シミュレーションの適用例 新日鐵住金株式会社 三尾 浩 高炉プロセスにおいても多くの粒状体を取り扱っており、 それらのプロセスで、粒状体の挙動を把握し、適切に制 御することが重要である。しかしながら、プロセスは非常 に大きく、内部を直接観察することが非常に困難である ため、当社ではDEM(Discrete Element Method)を用いて シミュレーションを行っている。本講演では、そのDEMの 適用事例について報告する。 ≪ 座長 ≫ 安田 真人 (ホソカワミクロン株式会社) 15:45 - 16:20 講演3 コンピューターシミュレーションを活用した製剤プロセス設計 大阪府立大学 綿野 哲 近年、計算機の性能向上とともに、数値計算の手法も 飛躍的に発展し、複雑な容器・羽根形状、異形粒子、大 規模計算などが可能になってきた。 本講演では、製剤プロセスの中で重要な、混合、撹拌、 混練、造粒、粉砕操作などに着目し、粒子挙動の数値 解析結果に基づくメカニズムの解明や装置設計などに ついて概説する。さらに、大規模計算による製剤プロセ スのスケールアップ法についても言及する。 ≪ 座長 ≫ 門田 和紀 (大阪薬科大学) 16:20 - 16:55 講演4 数値シミュレーションを用いた製剤に関する解析事例とモデル化手法 株式会社CD-adapco (シーディー・アダプコ) 久保 謙治 本講演では、汎用流体解析ソフトウェアのSTAR‐CCM+を 用いた各種製剤工程におけるシミュレーション事例を STAR‐CCM+に搭載されている最新のモデル化手法と交え て紹介する。 - 休 憩 - 16:55 - 17:05 17:05 - 17:40 パネルディスカッション 司会: 戸塚 裕一 (大阪薬科大学 ) 仲村英也 (大阪府立大学) テーマ :製剤技術とシミュレーション技術の融合 パネリスト : 三尾 浩 綿野 哲 久保 謙治 17:40 - 17:45 閉会の辞 シンポジウム実行委員長 (大阪薬科大学) 戸塚 裕一
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