LCD表示形デジタル圧力スイッチ

LCD表示形デジタル圧力スイッチ
ZSE3(真空用) ISE3(正圧用) Series
一般空気圧用
ZSE30
ISE30
デジタル表示で
簡単に圧力設定が可能
RoHS
ZSE40
ISE40
ZSE10
ISE10
真空ユニット:ZXシリーズに
マウント化可能
ISE70
ZSE80
ISE80
ZSE
ISE
ZSP
PS
ISA2
PSE
IS
ISG
ZSM1
故障予知出力機能内蔵
真空システム
(エジェクタ)
のサイレンサの目詰りによる
性能低下、パッドの亀裂、真空配管の洩れ等で真空到達
度が低下した場合、異常をすばやく検知しシステムの停
止を事前に外部に出力します。
データ保持機能
専用のIC
(EEPROM)を使用していますので、
設定された
データは電源を切っても10万時間(約11年)保持してい
ます。
2点の独立した圧力設定が可能
真空吸着パッド径の変更により設定圧力が2出力必要な
場合や正圧ラインのライン切換による2圧確認が必要な
場合などに好適です。
サクションフィルタ付
充実した自己診断機能
■過電流検知機能
■過圧力検知機能
■データエラー
LCD表示:
LCDにエラー表示
SMC
kPa
動作表示灯:
異常時に赤点滅
RESET SET
839
LCD表示形デジタル圧力スイッチ
ZSE3/ISE3
RoHS
Series
型式表示方法
圧力設定範囲
無記号
L
配管仕様
0∼0.98MPa
0∼98kPa
01
T1
単体取付形 R 1/8注1)
単体取付形 NPTF 1/8注1)
注1)配管の内側にはM5×0.8めねじが
切ってあります。
出力仕様
正圧用
ISE3
真空用
ZSE3
21
NPNオープンコレクタ2出力
アナログ出力なし
22
NPNオープンコレクタ2出力
アナログ出力付(1∼5V)
追記号
配線仕様
無記号
無記号
なし
D
ZXシリーズ組換用
注3)配管仕様OX、OXYのみ対応
です。
グロメットタイプリード線長さ0.6m
L
グロメットタイプリード線長さ3m
C
コネクタタイプリード線長さ0.6m
CL
コネクタタイプリード線長さ3m
CN
コネクタなし
ただし、アナログ付はグロメットタイプのみです。
配管仕様
01
単体取付形 R 1/8注2)
T1
単体取付形 NPTF 1/8注2)
0X
サクションフィルタ付 M5×0.8
0XY
サクションフィルタ付 M6×1(準標準)
注2)単体取付形の配管の内側には
M5×0.8めねじが切ってあります。
出力仕様
21
NPNオープンコレクタ2出力
アナログ出力なし
22
NPNオープンコレクタ2出力
アナログ出力付(1∼5V)
23
NPNオープンコレクタ1出力・故障予知出力
アナログ出力なし
24
NPNオープンコレクタ1出力・故障予知出力
アナログ出力付(1∼5V)
コネクタ付/型式表示方法
エレメント交換(フィルタ)品番(P.843参照)
●リード線なしの場合
(コネクタ1ケとソケット4ケ)………ZS-20-A
●フィルタケースアセンブリ
(フィルタケース、
フィルタエレメント)
…ZX1-FK-PC
●リード線ありの場合……………………………………………ZS-20-5A-
●フィルタエレメント……………………………………………………ZX1-FE
注3)リード線長さが5mのスイッチを発注する
場合には、コネクタなしのスイッチとコ
ネクタ付リード線の品番を併記してくだ
さい。
例)ZSE3-01-21CN…… 1ケ
ZS-20-5A-50……… 1ケ
840
●フィルタガスケット……………………………………………………ZX1-FG
リード線長さ
無記号
0.6m
30
3m
50
5m
LCD表示形デジタル圧力スイッチ
ZSE3/ISE3 Series
圧力スイッチ共通注意事項につきましてはP.763、764を、製品個別注意事項
につきましては当社ホームページの「取扱説明書」をご確認ください。
仕様
型式
圧力設定範囲
真空
ZSE3
正圧100kPa
正圧1MPa
ISE3L
ISE3
0∼−101kPa
0∼98kPa
0∼0.98MPa
最高使用圧力
表示最小単位
200kPa注1)
kPa
MPa
動作表示灯注2)
応答周波数
ヒステリシスモード
応差注3)
ウインドコンパレータモード
適用流体
温度特性
繰り返し精度
電源電圧
スイッチ出力
消費電流
異常表示
圧力表示
自己診断機能
使用温度範囲
耐ノイズ
耐電圧
絶縁抵抗
コネクタタイプ
リード線
グロメットタイプ
1
―
1
―
ON時点灯
(OUT1:緑 OUT2:赤)
200Hz
可変(0から可変)
固定(3digits)
ZSE40
ISE40
ZSE10
ISE10
ISE70
空気、非腐食性ガス、不燃性ガス
±3%F.S.以下
±1%F.S.以下
DC12∼24V±10%、リップル(p-p)10%以下(逆接続保護付)
NPNオープンコレクタ 30V
80mA以下
25mA以下
表示灯:赤点滅 LCDにエラーコード
3 1/2桁LCD(文字高5mm)
過電流、過圧力、データエラー、0クリア時の圧力の有無
0∼60℃(結露しないこと)
1000Vp-p パルス幅1μs 立上がり1ns
AC1000V 50/60Hz1分間 充電部一括と筺体間
2MΩ以上
(DC500Vメガにて)
充電部一括と筺体間
耐熱ビニル電線 4線 導体断面積:0.31mm2 絶縁体外径:1.55mm
耐油ビニルキャブタイヤケーブル -21、-23:4芯 ø3.5 導体断面積:0.14mm2 絶縁体外径:1.0mm
-22、-24:5芯 ø3.5 導体断面積:0.15mm2 絶縁体外径:1.0mm
質量
管接続口径
ZSE30
ISE30
1MPa
―
0.01
40g
(リード線0.6m含む)
R 1/8、M5×0.8、NPTF1/8、M5×0.8
ZXエジェクタ取付形 M5×0.8
保護構造
規格
ZSE80
ISE80
ZSE
ISE
ZSP
PS
ISA2
PSE
IS
ISG
ZSM1
R 1/8、M5×0.8 NPTF1/8、M5×0.8
IP40
CE、RoHS
注1)真空用でご使用の場合、瞬間的に0.5MPaの圧力が加わっても、問題ありません。
23
注2)ZSE3-□- の場合、故障予知出力:赤となります。
24
注3)ウインドコンパレータモード
応差が3digitsになりますのでP1, P2は7digits以上離して設定してください。
1digitとは圧力表示最小単位(上表参照)
のことをいいます。
841
A
ZSE3/ISE3 Series
圧力の設定方法
圧力設定
●2出力タイプ
1.設定値入力モード
2. OUT1(1)の設定値入力
3. OUT1(2)の設定値入力
kPa
kPa
kPa
「SET」
ボタンを
押す
「SET」
ボタンを押してください。
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
( 表1 を参照してください。
)
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
4. OUT2(1)の設定値入力
P1:スイッチ出力1の設定
P2:スイッチ出力1の設定
P3:スイッチ出力2の設定
P4:スイッチ出力2の設定
「SET」ボタンを
押す
5. OUT2(2)の設定値入力
kPa
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
表1 出力方式
ヒステリシスモード(P1≧P2、P3≧P4)
(応差=3digits固定)
応差(固定)
応差(固定)
ON
「SET」ボタンを
押すと設定は
終了します。
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
ウインドコンパレータモード(P1<P2、P3<P4)
応差
(0から可変)
SET
kPa
「SET」
ボタンを
押す
注)●ウインドコンパレータモード(正圧用も同様)応差が3digitsになり
ますのでP1、P2(2出力タイプの場合P3、P4も同様)は7digits以
上離して設定してください。
※1digitとは圧力表示最小単位のことを意味します。
ON
OFF
OFF
圧力小
真空小
P2
(P4)
P1
(P3)
圧力大
真空大
圧力小
真空小
P1
(P3)
P2
(P4)
圧力大
真空大
●1出力 故障予知機能付
1.設定値入力モード
2. OUT1(1)の設定値入力
3. OUT1(2)の設定値入力
kPa
kPa
kPa
「SET」
ボタンを
押す
「SET」
ボタンを押してください。
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
4. 故障予知圧力の設定
P1:スイッチ出力1の設定
P2:スイッチ出力2の設定
P3:故障予知圧力の設定
EC:故障予知回数
5. 故障予知回数の設定
kPa
kPa
「SET」
ボタンを
押す
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
( 表2 を参照してください。
)
表2 故障予知能力
「SET」ボタンを
押す
SET
「SET」ボタンを
押すと設定は
終了します。
▲ボタン:設定値を大きくします。
▼ボタン:設定値を小さくします。
設定回数は0∼16回です。0で設定すると故障予知機能は動作しません。
真空度
高
P3
故障予知出力はスイッチがONし(P1を超えて)圧力が故障予知圧力(P3)
に達しないでOFFした時に故障予知検出回数がカウントされます。
設定された故障予知回数(EC)に連続してカウントされた時に故障予知
出力がONします。スイッチがONし(P1を超えて)圧力が故障予知圧力
(P3)
を越えると故障予知回数のカウントは、リセットされます。
(この例は、ヒステリシスモードの場合です。)
設定圧力
P1
設定圧力
P2
低
故障予知回数
842
正常
1回
2回
3回
LCD表示形デジタル圧力スイッチ
ZSE3/ISE3 Series
エラー発生時の処置
その他の機能
●ピーク表示モード
SMC
kPa
エラー発生時は次のように処置してください。
圧力表示中に▲UPボタンを押すことに
より圧力の上限ピーク値(真空度の高い
値)を 表 示 し ま す。こ の 場 合LCDに は
"H"が表示されます。元に戻す場合は、
再度▲UPボタンを押してください。
表示
内容
処置
設定されたデータが何
らかの影響で変化して
います。
RESETボタンを押して
全てのデータを設定し
直してください。
OUT1の負荷が短絡して
過電流が流れています。
電源を切ってOUT1
(黒色
線)
に接続されている負
荷を交換してください。
OUT2の負荷が短絡して
過電流が流れています。
電源を切ってOUT2
(白色
線)
に接続されている負
荷を交換してください。
0.5MPaを超える圧力が
加わっています。
(正圧力の場合は定格圧
力を超える圧力が加わ
っています。
)
圧 力 を0.5MPa以 下 に
してください。
(正圧用の場合は定格圧
力以下にしてください。
)
RESET SET
●ボトム表示モード
SMC
kPa
圧力表示中に▼DOWNボタンを押すこと
により圧力の下限ピーク値(真空度の低
い値)を表示します。この場合LCDには
" "が表示されます。元に戻す場合は、
再度▼DOWNボタンを押してください。
RESET SET
●リセット機能
SMC
kPa
RESET SET
圧力を大気圧にしてから、
RESET操作を行ってく
ださい。
大気圧と比較して1MPa
用は±0.07MPa、
真空用、
100kPa用は±7kPa以上
の圧力が0クリア時に加
わっています。
RESETボタンを押されると次のようにな
ります。
1)通常の動作の場合
●ピーク表示、
ボトム表示モードのクリア
●故障予知機能の内部カウンターのクリア
●故障予知出力のリセット
2)エラー発生の場合
●設定モードで設定されたデータは保持
されたままの状態で、電源投入時と同
じ状態になります。
(システムリセット
がかかります。
)
●データエラーの場合、設定モードにな
り設定が終わると、電源投入時と同じ
状態になります。
(システムリセットがかかります。
)
注)設定モードでは、リセット機能は働き
ません。
ZSE30
ISE30
ZSE40
ISE40
ZSE10
ISE10
ISE70
ZSE80
ISE80
ZSE
ISE
ZSP
PS
ISA2
PSE
IS
ISG
ZSM1
内部回路と配線例
-21
-22
NPN
(2出力)
NPN(2出力)
+アナログ電圧出力
茶 DC(+)
白 OUT2
青 DC
(−)
-23
-24
NPN
(1出力)
+故障予知出力
NPN(1出力)
+故障予知出力+アナログ電圧出力
茶 DC(+)
白 故障予知出力
負荷
黒 OUT1
負荷
LED 赤
負荷
灰 アナログ出力
LED 緑
U
+ DC12
− ∼24V
主回路
U
白 故障予知出力
負荷
黒 OUT1
茶 DC
(+)
負荷
主回路
LED 赤
+ DC12
− ∼24V
U
U
青 DC(−)
LED 緑
負荷
黒 OUT1
負荷
LED 赤
負荷
+ DC12
− ∼24V
灰 アナログ出力
LED 緑
U
白 OUT2
主回路
負荷
黒 OUT1
U
LED 赤
負荷
主回路
LED 緑
茶 DC
(+)
+ DC12
− ∼24V
U
U
青 DC(−)
青 DC
(−)
843
A
LCD表示形デジタル圧力スイッチ
コネクタの使用方法
エレメント交換について
qコネクタの着脱
●コネクタを装着する場合レバーとコネクタ本体を指ではさむようにして
真直ぐに挿入し、ハウジングの凹溝にレバーの爪を押し込むようにして
ロックします。
●コネクタを引き抜く場合親指でレバーを押し下げて爪を凹溝から外しな
がら真直ぐに引いて外します。
リード線
フック
ZSE3/ISE3 Series
エレメントが目詰まりし、吸着力の低下、応答時間が遅い等の現象が
起きた時には、運転を止めてエレメントの交換を行ってください。
(エレメント品番:ZX1-FE)
組付けは、フィルタガスケットがガスケット溝に入っていることを確かめ
てから行ってください。
(フィルタガスケット品番 ZX1-FG)
ZSE30
ISE30
0.2∼0.33mm2
最大被覆外径
ø1.7mm
ZSE40
ISE40
フィルタケース
ソケット
型番DXT170-71-1
コネクタ
ZSE10
ISE10
DC極性表示
レバー
フィルタエレメント
ISE70
(ZX1-FE)
ピン
ZSE80
ISE80
フィルタガスケット
凹溝
(ZX1-FG)
ZSE
ISE
ハウジング
ガスケット溝
wリード線とソケットの圧着
リード線の先端を3.2∼3.7mm皮むきして、芯線の元を揃えてソケット
に入れ、圧着工具により圧着してください。この時、芯線圧着部にリー
ド線の被覆が入らないようにご注意ください。
(圧着工具:型番DXT170-75-1)
eリード線付ソケットの着脱
●装着する場合
ソケットをコネクタの角穴(+、1、2、−表示あり)に挿入し、更にリー
ド線をつまんで最後まで押してソケットのフックをコネクタの座に引掛
けロックします。
(押し込むとフックが開いて自動的にロックされます。
)
次にリード線を軽く引いてロックされていることを確認してください。
●引き抜く場合
ソケットをコネクタから引抜く時は、ソケットのフックを先の細い棒
(約
1mm)で押し込みながら、リード線を引き抜いてください。なお、ソケ
ットをそのまま再使用する場合は、フックを外側へ広げてください。
ZSP
PS
フィルタケースアセンブリ
(フィルタケース+フィルタエレメント)
ZX1-FK-PC
ISA2
フィルタケースについて
PSE
●
注意
qケースの材質はポリカーボネートですので、シンナ、四塩化炭素、クロ
ロホルム、酢酸エステル、
アリニン、
シクロヘキサン、
トリクロールエチレ
ン、硫酸、乳酸、水溶性切削油
(アルカリ性)
等の化学薬品のご使用ある
いは雰囲気中でのご使用は避けてください。
w直射日光を避けてご使用ください。
843-1
IS
ISG
ZSM1
A
ZSE3/ISE3 Series
外形寸法図/単体取付形
グロメットタイプ
30
20.5
I
01
Z SE3- T1 -□
RESETボタン
DOWNボタン
UPボタン
8.5
3.5
40.5
リード線長さ
600
(3000)
SETボタン
2×ø3.5取付穴
13
01:R1/8
T1:NPTF1/8
M5×0.8
コネクタタイプ
30
20.5
I
01
Z SE3- T1 -□C
RESETボタン
DOWNボタン
UPボタン
8.5
3.5
39
10
リード線長さ
600
(3000)
SETボタン
2×ø3.5取付穴
13
01:R1/8
T1:NPTF1/8
M5×0.8
844
LCD表示形デジタル圧力スイッチ
7
50.6
#
P
真空供給
ポート
20.5
グロメットタイプ
ZSE3-0X□-□
ZSE3/ISE3 Series
RESETボタン
真空パッド
接続ポート
DOWNボタン
SETボタン
ZSE40
ISE40
ZSE10
ISE10
空気圧回路図
UPボタン
ZSE30
ISE30
ISE70
リード線長さ
600
(3000)
ZSE80
ISE80
ZSE
ISE
ZSP
51.5
58
PS
ISA2
10
真空供給ポート
0X:M5×0.8
0XY:M6×1.0
22.6
6.5
8
10.3
ZSE3-0X□-□-D
7
IS
5.8
2×ø3.3取付穴
コネクタタイプ
ZSE3-0X□-□C
PSE
10.2
18
PV
ISG
真空パッド
接続ポート
0X:M5×0.8
0XY:M6×1.0
ZSM1
50.6
P
20.5
RESETボタン
真空パッド
接続ポート
DOWNボタン
SETボタン
#
真空供給
ポート
空気圧回路図
50
58
10
リード線長さ
600
(3000)
UPボタン
ZSE3-0X□-□C-D
10.3
真空供給ポート
0X:M5×0.8
0XY:M6×1.0
10
22.6
2×ø3.3取付穴
6.5
10.2
8
18
PV
5.8
真空パッド
接続ポート
0X:M5×0.8
0XY:M6×1.0
845
A