2015.3.4 13:09 元ヤクルトの城友博氏が就 職フォーラムを開催/球界 ここだけの話(105) 特集:サンスポ記者の球界ここだけの話 1995年9月、中日戦で タイムリーヒット を放ち、一塁ベース上で バンザイをするヤクルト・ 城友博=神宮球場 野村ヤクルト時代に俊足の人気外野手としてプレーした城友博さん(45)が人材派遣会社のキャリアアド バイザーとして活躍している。 4度のリーグ優勝と、3度の日本一に貢献。野村克也監督が「城を見に来ているファンもたくさんいる。貴 重な選手だ」というほどの人気を誇った。1998年にヤクルトを戦力外となると、1999年に野村阪神へ移 籍。その年限りで引退した。 私はサンケイスポーツ発行の「まるごとスワローズ」で歴代の名選手を取り上げる「レジェンドコーナー」 を担当している。せっかくやるのだから、自分が仲良くさせて頂いた方に出てもらおうと思い、真っ先に浮 かんだ城さん。一昨年の8月に登場してもらった(お問い合わせはこちらまで http://www.sanspo -eshop.com/)。引退から16年が経ったが、甘いマスクは健在。ビックリするぐらい変わっていない。 現在は「J・C・O・S」(野球の力)という会社でキャリアアドバイザーとして勤務。上原浩治(レッドソックス) の後に巨人で背番号19を背負った土本恭平さんらと一緒に働いている。その「J・C・O・S」が18日、青山 学院大の青山キャンパスで東都大学野球連盟主催の就職フォーラムを開催。12の大学から約150人が 参加し、12社がブースを設置する。さらに東洋大OBで元阪神の今岡誠氏と、バルセロナ、アトランタ五輪 に出場した杉浦正則氏が講演。東洋大OBで元阪神の桧山進次郎氏のビデオレターも紹介される。 城さんは「就職活動を迎える前の心構えなどを話してもらいます。野球選手は厳しい練習に耐えてきた。 野球経験者は根性もあり、礼儀正しく、優秀な人材が多いので、成績もいい。そこで就職が決まることもあ ります」と話す。ヤクルト投手コーチの高津臣吾さんが、BCリーグ新潟の監督を務めていたときには、引 退した選手を紹介してもらったこともあるという。 就職難の時代だけに、注目度も高く、当日も複数のメディアが取材に訪れる予定。「ただ元野球選手は プライドをちゃんと捨てられるような人ではないと厳しい」と経験談を語る。(塚沢健太郎)
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