日刊冷食タイムス 2015年(平成27年) 11月17日(火)第7097号 GFN、1ライン増、原料処理も機械化進む ニチレイフーズとタイ王国の大手チキンパ ッカーGFPTの合弁会社GFPTニチレイ (=GFN、タイ・チョンブリ県)は、総額 6億3100万円を投資し、第4ラインを5月に 完成した。チキン製品の生産能力が月産で500 t増えた。既存の3ラインはいずれもフライ +オーブンだが、新設した 第4ラインはオーブンライ ン。この新ラインで欧州向 けのスチーム品、オーブン 品を製造している。 4ライン体制となって以 GFNの中野氏 降、 「7月頃から、欧州向け の生産分を含めて加熱加工品の月間能力は約 2400tになった」(GFN)。 欧州向け以上に、日本向けの加熱加工品の 生産が増えており、工場はフル稼働している。 GFNの中野泰寿副会長兼上級副社長は 「為替は不利だが、当工場製品の品質が認め られて、業務用ルートでの販売先は増加傾向 にある」と語る。 フライ+オーブンライン(既存の3ライン) では、フライドチキン、唐揚げ、竜田揚げ、 あぶり焼き、チキンステーキなど業務用商品 を中心に生産している。 原料鶏はGFN工場至近にあるGFPT社 の養鶏場から生肉処理場に搬入し、と畜、脱 毛、洗浄、除骨、切り身等の処理後、隣接す る加工場に“チキントンネル”経由で移送し 加工工程へ移っていく。昨年は処理能力10万 羽だったが、今年は12万羽に増加した。 日東ベスト、上期冷食7%増と好調…………2 ワタミの宅食、10月は24万8000食と減少……2 10月の大手外食、客数の不振続く……………2 日本生協連、すけそうカット発売……………3 ダイマツ、 “氷温熟成”で魚惣菜………………3 シュガーL「さわら西京漬」新定番に………3 キョーワ、天然真鯛の姿焼き商品化…………4 太鼓亭、稲垣飛鳥氏のレシピでだし拡販……4 業務用卸3団体、合同新年会1月19日………4 スローター横の冷凍保管庫を拡張中 GFNは今年、スローター(原料処理ライ ン)の機械化も進めた。 「自動内臓除去機」を 5月に導入。スローター横の冷凍保管庫も現 在拡張している。中野氏は「工場の立ち上げ 当時、未加熱品はタイから輸出できなかった が、それが可能となった。環境変化に伴い、 未加熱品の冷凍保管スペースを広げることが 必要になった」と拡張の理由を説明する。 冷凍保管庫拡張工事は来年2月完了予定。 未加熱品は日本と欧州へ輸出している他、 タイ国内販売も行っている。輸出量は欧州向 けに月間600~800t、日本向けに100t。タイ 国内には内臓、がら、もみじ、羽、鶏冠など を販売し実績を上げている。 スローターのインフラ増強により、特に欧 州向けの未加熱品の輸出拡大を図る方針。 (5581) タイ日清テクノミック インドネシア日清テクノミック 社長 さかまき 坂巻 やわら 柔 氏…………3
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