初期臨床研修生の行える医療行為

大分大学医学部附属病院にて、
初期臨床研修生が小児科の研修医中に行える医療行為
-研修期間による制限-
第1、2か月;指導医が主治医となる。初期臨床研修生は指導医や
上級医の診察法、鑑別法、考え方等をよく見習うこ
とを第一とする期間で、処置や指示は、指導医の指
示の下、代行のみ可能。
診断、指示、また患者本人や家族への説明は出来な
い。
第3、4か月;初期臨床研修生は、主治医のもとで、担当医になる
ことができ、一般的な指示出し、処置が出来る。
ただし、診断、鑑別、検査等は指導医や上級医の指
導を受ける。
患者本人、家族への説明は指導医や上級医同席の下
で行う。
第5か月以降;初期臨床研修生は、主治医のもとで、担当医となり、
一般的な指示出し、処置が出来る。
ただし、診断、鑑別、検査等は指導医や上級医の確
認を受けるように努める。
患者本人、家族への説明は指導医や上級医の指導、
相談の下に行い、指導医や上級医は同席するように
努める。
初期臨床研修終了後、当小児科入局者の診療体制は上記の初期研修
状況を考慮して判断する。
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大分大学医学部附属病院にて、
初期臨床研修生が小児科での研修中に行える医療行為
○ :上級医の指導のもと、一人でしてよい行為
問診、診察、カルテ記載、脳波、心電図、聴性脳幹反応、
呼吸機能、エコー、検尿、検便、咽頭培養、鼻腔培養、便培養、
尿培養、血液像、髄液細胞数カウント、骨髄細胞数カウント、
軟膏塗布、小学生以上の静脈採血・点滴・注射、
鎮静なしの画像検査立会い
△ :上級医の立ち会いのもと、してよい行為
外来診療、患者さんからの問い合わせ電話対応、患者説明、
小学生未満の静脈採血・点滴・注射
(救急時は立会いなしでも可)、
動脈採血、足底採血、内分泌負荷試験、
気管内挿管・各種蘇生治療(救急時は立会いなしでも可)、
髄液穿刺、骨髄穿刺、予防接種、健診、
指示出し、処方、抗癌剤投与、輸血、クロスマッチ、
分娩立ち会い、トレッドミル立ち会い、負荷呼吸機能、
座薬投与、浣腸、尿バルーン留置、導尿、胃洗浄、気管洗浄、
臍肉芽処置、腸重積整復、肘内障整復、静脈麻酔による鎮静
×:してはいけない行為
中心静脈挿入、骨髄輸液、各種生検、気管切開、胸腔穿刺
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