議会改革に関する申し入れ - 仙台市議会議員 嶋中貴志

仙台市議会議長 岡部恒司 殿
議会改革に関する申し入れ
平成 27 年 9 月 14 日
公明党仙台市議団
菊地 昭一
嶋中 貴志
鈴木 広康
鎌田 城行
小野寺 利裕
小田島久美子
佐藤 和子
佐々木真由美
佐藤 幸雄
これからの地方行政は、地方創生をキーワードに、限られた予算や資源の中で、
費用対効果を十分に考慮した上で、施策を実行せざるを得なくなっております。
更に人口減少時代に突入し、近い将来、自治体消滅が懸念されるなど、地方議会
の果たす役割はますます重要になっております。
しかしながら、8 月 2 日に行われました仙台市議会議員選挙は、35.83%と言う低
投票率の結果でした。投票率については、猛暑の影響や選挙の争点がはっきりしな
い等、様々な要因が指摘される中、市議会に対する市民の関心の低さも要因の一つ
と懸念するものです。
行政と市民生活を結ぶ議会の役割が市民に理解され、市民の関心が高まるよう、
議会として広く市民に親しまれ「開かれた議会」を一層の努力で推進していく必要
があります。
つきましては、仙台市議会が自ら議会改革に取組み、市民に信頼される議会を目
指し、次の点を要望するものです。
1. 議会事務局による議会や議員のサポート体制の充実・強化。
政策立案能力を高めるため、議会の調査機能の充実を図る。
2. 政務活動費の第 3 者による検証、更なる透明化。
3. 実効性のある議会基本条例の制定。
制定にあたっては学識経験者等の意見を取り入れるなど、幅広く意見聴取を
行う。
4. 「議会の見える化」を推進。
・対面演壇方式の導入。
・議長定例記者会見の実施。
・タブレット端末等での議会動画配信。