「全小清水・中学校同窓会」が「小清水の子供」を応援して

「全小清水・中学校同窓会」が「小清水の子供」を応援してくださいます
小清水町立小清水中学校長
不思議なもので、本校には「同窓会」とい
うものがありませんでした。
およそ40年前、現在の校舎が完成して町
内の中学校が再編され、一校となりました。
そのとき、旧小清水中学校の同窓会は自動的
に消滅し、他は小中併置校だったために各小
学校の同窓会としてそのまま残っているので
はないかと思います。
おそらく、さまざまな状況の中で設立のタ
イミングがなかなか計れず、そのままになっ
てしまったものと思われます。
そこで、初代会長の木戸寛治さんを中心に
町内各地域の皆様が一肌脱いでくださり、9
月1日、ついに「全小清水・中学校同窓会」が
発足いたします。設立の趣旨に、次のようにあります。
長
野
藤
夫
【夏休み中の補習風景】
昭和46年の中学校再編完了から40年。その統合校舎も半世紀近い時代の流れと共に老朽化
し、新校舎を建設することが決定されました。平成24年度に体育館着工、平成25年度から校
舎が着工される予定です。
小学校も平成24年度より再編され、小中ともに一町一校体制となります。そこには中斗美の
子供も、水上の子供も、旭野の子供も、北陽の子供も、止別の子供も、神浦や砥草原の子供も、
小清水の子供もいます。この子供たちは、間違いなく小清水町の将来を背負って立つ人材であり、
小清水町を活性化させていく宝であります。
小学校再編と中学校校舎新築を期に、小清水町の至宝である子供たちをさまざまな側面から応
援し、盛り立て、見守っていく先輩たちの組織として、旧神浦中学校、旧砥草原中学校、旧水上
中学校、旧旭野中学校、旧北陽中学校、旧止別中学校、旧小清水中学校の卒業生も含めた「同窓
会」を設立します。
普通の「同窓会」は視点が「自分たち」にあります。今回設立する同窓会も、もちろんそのよ
うな面はありますが、むしろ「小清水の未来を担う子供たち」に視点があります。この同窓会は、
先に述べたように、後輩である子供たちを応援し、盛り立て、見守っていくことで、
「ふるさと
・小清水」への愛着を持たせ、いつかは小清水に帰って来たいという気持ちを育てる場として機
能させたいと考えています。
また、「町内に存在したすべての中学校の同窓会」という位置づけを明確にするため、
名称を「全小清水・中学校同窓会」としています。
こうした趣旨の同窓会であるため、会員は「卒業生」だけではありません。既卒者を含
めて、卒業生の保護者や配偶者も同窓生だという、全町挙げての「小清水の子供の応援団」
なのです。
このような会を作っていただき、学校といたしましては大変ありがたく、うれしく存じ
ます。
小さな町にとって、「人材」以上の財産はありません。ぜひとも皆様の応援をお願いい
たします。
この学校だよりも、一部に同窓会機関紙としての機能を持たせることになっています。
クラス会などの情報がありましたら、ぜひお寄せください。