平成26年度 福井県立美方高等学校 学校関係者評価書

平成26年度 福井県立美方高等学校 学校関係者評価書
・学校評価書の成果と課題が適切か。
・成果と課題を踏まえた今後の改善策・向上策が適切か。
後援会理事長 金吾 康史
同窓会会長 石丸 清美
PTA会長 今川 政之
○中高一貫教育
・事務局員の共通理解が高まっていることは評価できる。4校体制になって頑張ってほしい。
・教職員異動で新しい人に変わった場合もしっかりと引き継がれていくようにお願いしたい。
・上中中学校の生徒をどのように取り込んでいくのか、今後の課題として考えていってほしい。
・敦賀市や小浜以西の生徒が増えている。連携の生徒との兼ね合いでどのように伸ばしていくのか、
考えてほしい。
・連携クラスの生徒はよく伸びていると思うが、地域住民の意識として簡単に高校へ入るための手段
になっている、という話を聞く。地域の人にももう一度この中高一貫教育の目的をしっかりと伝えていっ
てほしい。
・連携生徒対象の中高一貫入試で、合格内定が出てから入学まで約3ヶ月ある。この間しっかり学習
させる手立てを今以上に強めてほしい。
○教育課程・学習指導
・授業内容を理解できにくい生徒が増えたのは残念だが、きめ細かい指導は行われていると思う。
・中規模校ならではの個々の能力に合った対応を今後もお願いしたい。
・魅力ある授業、楽しみながらできる授業の研究をお願いします。
○生徒指導
・着実に目標を達成していると思うが、スマートフォンの扱いのように、家庭での指導と、学校での指導
と両方必要なものもある。家庭と学校との連携を強めていく必要があるのではないか。
・本校の生徒は自転車や徒歩通学が多い。そのため地域住民との接触が多くなるので、挨拶に力を
入れた指導をお願いしたい。学校を訪れる業者からは「挨拶がすばらしい」とはよく聞くが、挨拶はす
べてのコミュニケーションの基本なのでよろしくお願いしたい。
○進路指導
・いろんな思いで入ってきた生徒がいるのが本校の特徴である。明確な目標を持てるよう指導してい
るのは評価できる。
・国公立大学進学者数は普通科生徒数を母体にすれば約1/3であり評価できるが、有名私立大学
進学者数が少ない。本校が国公立大学を中心に考えているのはわかるが、保護者の中には有名私
大を考えている人もいるので、その点の取り組みもお願いしたい。
・教員が粘り強く指導し、生徒の成績を伸ばしているのは評価できる。その取り組みが多くの人にわ
かってもらえるよう広報することが大事である。
○保健管理・安全管理
・環境美化や整理整頓は大事なことである。心の持ち方にも大きく影響してくる。ものを探す手間、無
駄な時間が少なくなるということは、将来仕事をしていく上でも重要なことである。このような取り組みは
評価できる。
・生徒には何故環境美化、整理整頓が重要なのかをもっと問いかけていった方が良い。
○図書整備・情報管理
・字を読むトレーニングは大事で、文字からイメージをつかむことができる。生徒には何故今本を読ま
なければいけないのかを考えさせ、伝えることが大事である。貸出冊数の増加を図っていることは評
価できる。
・「読まないと損する」などのキャッチコピーを作り、イベントなどで生徒の興味関心を引く方法もある。
・鯖江市のJK課のように若い感性で生徒が生徒に働きかけるような取り組みがあると良い。
○開かれた学校づくり
・美方高校は地域の要請でできた高校なのだから地域と一緒になってその発展に取り組んでいかな
ければならない。インターンシップやボランティアなど生徒が地域に入っていくことは多いが後援会、
同窓会、PTA以外でもっと地域住民の意見を聞く方法を考えてほしい。
○学校全体
・本校の教職員は本当によく頑張っている。中規模校であるため生徒との距離が近く、ほとんどの先
生が生徒全員を知っており指導もよく行きわたっている。生徒が成長しているのが実感できる高校で
ある。
・いかにして本校の魅力を訴え、多くの中学生が入りたい学校にしていくか、が大事である。オープン
スクールなどでイメージ戦略をとる必要がある。
・中高連携生徒については、連携に入ったメリットをもっと宣伝することが大事である。
・それぞれの部活動はよく頑張っている。資金面でも応援していきたいが、地域の意識も少し変わっ
てきている。今後は後援会に頼るというよりも10,000人を超えた同窓会がしっかりバックアップしてい
く必要がある。
・学校評価の目的をしっかり押さえて、今後の学校発展のためにうまく活用してほしい。
・学校の部長群に女性がいたほうが、違った考え方が出てきていいように思う。
・女性の意見や感性は重要である。様々な視点を取り入れて学校の取り組みを評価していくことが大
事である。
・本校は入学当初成績が低い生徒もうまく伸ばしているが、やはりいい素材の生徒をたくさん集めた
ほうが学校の活性化につながる。そのような対策をしっかりとっていってほしい。
○学校関係者評価をふまえた今後について
・引き続き授業改善に取り組み、わかる授業の構築と個に応じた学習指導を推進する。
・家庭学習の充実を柱とした自主的な学習習慣の確立に努める。
・携帯電話・スマートフォンなどの電子情報端末やインターネットの利用に関する啓発活動を今後も続
け、家庭との連携を図りながら望ましい利用の仕方に関する指導を深めていく。
・挨拶を始めとしたコミュニケーションや人間関係が望ましいものとなるよう、生徒の心に響く指導を進
めてゆく。
・後援会、同窓会、PTA以外の地域住民の意見が学校運営に反映される方法を今後とも考えていき
たい。
・連携生徒が学習に対して意欲的に取り組み、学力向上を目指すための方策を工夫するとともに、教
員間での連携への共通理解をさらに深めて、地域の理解や協力を得られる体制を構築するように努
力を続ける。
・地域の学校としての役割を意識し、生徒たちの幅広い進路希望に対応できるよう、「論考」の授業を
通じ進路情報をこまめに提供していきたい。
・外部講師授業(大学出張講義、先輩と語る会など)やインターンシップ、様々な地域との連携を図る
活動等の機会を捉え、生徒の可能性の開発を援助していきたい。
・生徒が作成する図書便り「ティーンズライブラリー」の発行回数と内容の再検討を行う。
・校内美化のために、整美委員会の活動に工夫を加えていく。