2015年3月16日:EUの成立

EU
【第1号】2015年3月16日<情報提供資料>
-超国家による国家抱合の試み-
EUの成立
☆ 欧州石炭鉄鋼共同体~関税同盟
EU(European Union:欧州連合)の基礎となる地域共同体は、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)です。
兵器の製造にも必須の石炭と鉄鋼という2大素材産業の共同管理を主たる目的として、1952年に設立
されました。フランス、西ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグの6ヵ国(EUの「原加盟
国」と呼ばれます)が、共同で欧州全体の経済復興を目指すことも意図して、ECSCの設立条約(パリ条
約)に調印しました。
その後、相互の信頼関係の高まりと共に、1957年には欧州経済共同体(EEC)条約が6ヵ国間で締結
され、ヒト、モノ、カネの移動の自由が域内で推進されることになりました。さらに1968年には、域内の関
税をゼロとする「関税同盟」の設立にも至りました。
☆ EU(欧州連合)
地域統合に政治的な側面も付加された欧州連合条約(マーストリヒト条約)が1993年に発効し、EU
(欧州連合)が誕生しました。経済主体の「欧州共同体」に「共通外交・安全保障政策」と「司法・内務協
力」が加わり、所謂「三本柱構造」の整備と共に、欧州連合として域内統合が深化しました。
その後もEUへの加盟国は順調に増え続け、現在では28ヵ国に達しています。
また、EUのGDPは日本の約3.5倍、人口は約4倍の規模に膨らみ、巨大な単一市場となりました。
(出所)IMF。(注)2013年基準。日本の数値を100として指数化。
(豆知識)
(出所)EU並びにECB。
欧州統合は、フランスとドイツの戦争回避への誓い
◇ フランスとドイツは、19世紀後半から、普仏戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と大きな戦いを繰り返し、強い敵対心も残っていま
した。しかし、戦いのたびに多大な犠牲を強いられるのは両国民であり、また戦争により国力をいたずらに消耗するのは得策ではないとの
反省の気運も高まっていました。また、フランスには、経済力が一歩抜きん出ているドイツを地域共同体の枠内に取り込みたいという思惑
があり、一方、ドイツには、他国からの不信感を一刻も早く払拭し、信頼と協調関係の下で早期に復興を遂げたいという願望がありました。
◇ 1947年のマーシャル・プランに従い、共に戦後の復興に取り組み始めたフランスとドイツは「両国間で二度と戦争を起こさない」という決
意を固め、1952年には「欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)」を設立し、さらに高い次元での地域統合を目指して歩み始めました。
キャピタル アセットマネジメント株式会社
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