福 武 馬

修士課程 Master’
s Program
●授業担当専任 スタッフ Academic Staff Profiles(2015年度 領域別アルファベット順)
日本語 Japanese Language
福田 嘉一郎(ふくだ よしいちろう)
益岡 隆志(ますおか たかし)
●教授/Professor
●教授/Professor
Yoshiichiro FUKUDA
当専攻には、
「日本語」
「日本文化」
「アジア言語文化」の3領域
があります。
「日本語」では、近現代の日本語を中心的な対象として、
日本語
研究を行います。
また、
日本語と外国語との関わりも重視して
日本語の音声・音韻に関する研究、
また、
方言・
社会言語学研究を行っている。
日本語学習者
の音声・音韻にも興味を持つ。
Studies in Japanese grammar (syntax,
morphology)
My research interests are Japanese
syntax and semantics, and Japanese
grammatical description.
Japanese Linguistics (Phonetics, Phonology, Dialectology, Sociolinguistics)
日本文化 Japanese Culture
「日本文化」では、
日本の伝統文化や近現代文化・社会を対象
Miho MABUCHI
とした研究を行います。
●准教授/Associate Professor
日本絵画史、特に中世から近世のそれを主な
対象として研究している。
The Japanese and Asian Languages and Cultures Program consists
of Japanese Language, Japanese Culture, and Asian Languages and
Culture units.
In the Japanese Language unit, students conduct research on the
Japanese language focusing mainly on modern and contemporary
Japanese. The relationships between Japanese and foreign languages
are also emphasized.
In the Japanese Culture unit, students conduct research on⦆
traditional⦆Japanese culture, and⦆culture and society of⦆modern and
contemporary⦆Japan.
In the Asian Languages and Culture unit, students engage in
research on the languages, literatures and cultures that span from
Central Eurasia to the southeastern Asian continent.
●教授/Professor
現代日本語文法の研究。文論の体系化を
目標として研究中。外国語との対照研究にも
関心を持っている。
馬渕 美帆(まぶち みほ)
までの言語、
文献及びそれらの文化的背景について研究します。
Yukihiko NAKAI
日本語の文法の研究を行っている。特に近代
語という観点に基づき、中世から現代に至る
日本語を主な研究の対象としている。
います。
「アジア言語文化」では、
中央ユーラシアから東南アジア大陸部
中井 幸比古(なかい ゆきひこ)
Takashi MASUOKA
山本 昭宏(やまもと あきひろ)
Akihiro YAMAMOTO
●講師/Lecturer
History of Japanese Paintings (medieval
and early modern times)
メディア文化史、歴史社会学研究。核エネル
ギーに関する日本人の認識を、新聞・雑誌・
漫画・映画・小説などの様々なメディアに注目
して研究している。
それに基づいて、
日本の現代
文化との比較研究も行っている。
History of media culture. Historical Sociology
アジア言語文化 Asian Languages and Cultures
武内 紹人(たけうち つぐひと)
林 範彦(はやし のりひこ)
●教授/Professor
●准教授/Associate Professor
Tsuguhito TAKEUCHI
チベット語を中心とするチベット・ビルマ系言語
の記述と歴史・社会言語学的研究。敦煌・
中央アジア出土古チベット語文献の研究。
シャンシュン語の解読。
Linguistics and Tibetan Studies
Norihiko HAYASHI
言語学専攻。専門領域は東アジア・東南アジ
ア大陸部の諸言語である。
中国雲南省で話されるチベット・ビルマ系言語
であるチノ語の記述言語学的研究を中心に、
東
南アジア大陸部北部地域(タイ文化圏)
の諸
言語の地域言語学的研究を行っている。
フィー
ルドワークを手法とする記述言語学・言語類型
論・歴史言語学(比較言語学・言語接触論)
からこれらの諸言語にアプローチしている。
また
記述言語学と言語理論
(生成文法・認知言語
学等)
の有機的な連携にも強い関心がある。
Tibeto-Burman Linguistics and Southeast Asian Languages
最近の修士論文のテーマ Recent Master’
s Thesis Subjects
日本語領域
日本文化領域
・土佐方言の前鼻音について
・英語の定冠詞・不定冠詞の対訳例から見る日中名詞句の対
応表現
・日本語教科書における動詞のアクセントの扱い方について
-中国国内の日本語教育事情を中心に-
・補助動詞「テイク」
「テクル」の意味用法に関する考案
-朝鮮語との対照において-
・アニメにおける鼻濁音について
・謡曲における草木成仏
-仏教における草木成仏思想と比較して
・
『NANA』から見た現代日本の社会と文化:現代若者の「心
の声」
・日本相撲における伝統と近代
アジア言語文化領域
・チベット語アムド農民方言の音韻体系とその特徴
・ベトナム語における条件表現に関する考察
・ベトナム語のことわざから見た家族関係の諺問題 :日本語の
ことわざと対照して
院生紹介 Message from a Student
(2年)
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-なぜ修士課程に入学しようと思いましたか?
日本語を勉強し始めた頃から、
いかに日本人らしい日本
語が話せるかということだけを考えながら日々の勉強生
活を送ってきました。
「やはり発音やアクセントなど音声
学の専門知識を身に付なければ」
と大学3年生の頃か
らそう思うようになりました。
そこから図書館にある日本
語の音声に関する書籍を読み始めました。本から勉強
してきたアクセントの規則などを実際の会話に使い、
だ
んだんと
「前より発音がきれいになったね」
などの褒め言
葉をいただくようになり、
音声の勉強が楽しくなってきまし
た。
「もっと音声に関する知識を学びたい」
と修士課程
に進学することを決めました。
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-神戸市外国語大学の修士課程を選んだ理由を教えてください。
受験する前に実際に神戸市外国語大学を見に来て、
大学院の先生方が大変親切で、
大学院の詳しいことを
説明し、
アドバイスなどもしてくださったからです。
最後は
キャンパスがとても落ち着いている雰囲気でしたので、
ここなら大好きな音声学に専念して勉強ができると思っ
たからです。
-どのような学生生活を送っていますか?
大学院の授業を6つとっている以外、
学部の授業も2つ
とっています。
アルバイト以外の時間は図書館で先行研
究を調べたり、
研究室でレポートを書いたりしています。
授
業後もよく指導教授とお話しし、
研究の方向を修正したり、
今研究がとこまで進んでいるかを報告したりしています。