本学在学生に対するアンケート調査(平成 26 年 3 月卒業) はじめに 本学に対する学生の満足度等に関する意見を聴取することを目的に、2年間の勉強を終えて卒業を 迎える学生を対象にアンケート調査を実施しました。 1.調査の方法 調査方法は、各設問に対して 5 つの選択肢から 1 つ選び(設問(9)は 2 つまで選択)、マークシートに 記入する方式です。 2. 調査の結果 以下に調査結果を示します。同時に平成 20 年度、平成 25 年度に実施した調査結果と比較して、変 化や傾向等を検討しました。 (1) 本学へ進学した理由について質問をしました。 最初に、本学を進学先に選んだ理由を 設問(1) 本学へ進学した理由(そのⅠ) 2つの群(設問(1)、(2))に分けて質問し 回 答 ました。 設問(1)の本学を進学先に選んだ理由 [1] 学びたい専門分野や取得したい資格に関する授業があったから では、「[1]学びたい専門分野・資格に関す [3] キャンパスや教育設備等が優れていると思ったから る授業があったから」が 55%と最も多く、過 [4] 就職あるいは大学編入に有利だと思ったから [2] 専門分野以外の教養も身に付けることができると思ったから [5] 四年制大学より早く就職し社会に出られるから 次いで「[2]専門分野以外の教養も身に 付けることができると思ったから」が 19%、そ 調査年度 去2回の調査と比較して増加傾向を示して います。 20 25 26 して「[4]就職や大学編入に有利だと思った から」が 15%と続いています。[1]と[4]の選 0% 20% [1] 択肢を選んだ割合は、両者を合わせると 40% [2] 60% [3] 80% [4] 100% [5] 70%になります。最近ようやく社会の経済状 況も明るさを見せ始めましたが、高校生は 設問(2) 本学へ進学した理由(そのⅡ) 依然として厳しい就職状況にあると感じて 回 答 いるようです。 [1] 親や友人・高校の進路担当者等から勧められたから [2] 自分の学力に合っていたから 設問(2)では、設問(1)とは少し見方を変 [3] 自宅から通える距離だから えた「本学を進学先に選んだ理由」を質問 しました。 [4] 志望した学校に進学できなかった、就職ができなかったから [5] その他 や友人・高校の進路担当者等から勧めら れたから」で 55%を占め、過去2回の調査と 比較してその割合が増加しています。本学 に進学した半数以上の学生が、進路に対 調査年度 この設問で最も多かった回答は、「[1]親 20 25 26 0% する相談を保護者や進路担当の先生と密 20% [1] 接に相談していることが伺われます。 1 40% [2] 60% [3] 80% [4] 100% [5] (2) 講義・演習、実習の内容、設備等の充実度について質問をしました。 設問(3)は、講義内容が充実していたか を質問したものです。“そう思う”と回答した 設問(3) 講義の内容は充実していましたか。 割合が大きく増加し、“まあそう思う”と回答し 講義内容だったと感じています。この割合 は、過去の調査に較べて 10 ポイント前後増 調査年度 た割合を加えると、90%近い学生が充実した 20 25 26 0% 加しています。 設問(4)は、実験・実習や演習の内容が 充実していたかを質問したもので、主に実 技を伴う授業科目です。70%近くの学生が 20 年度の調査と比較して 30 ポイント近く増 加しました。さらに、“まあそう思う”と回答し た割合を加えると 95%の学生が授業内容を 0% 20% そう思う あまりそう思わない 20% 40% 60% まあそう思う そう思わない 80% 100% どちらともいえない 調査年度 設問(6) 専門分野について専門的で深い学習 ができましたか。 調査年度 20 25 26 て、”まあそう思う“と回答した割合を加えると 0% 94%の学生が専門分野に関して深く学習で きたと感じていました。 20% 40% そう思う まあそう思う あまりそう思わない そう思わない 60% 80% 100% どちらともいえない 設問(7) 専門以外の周辺の知識や教養など 幅広い学習ができましたか。 設問(7)では、専門以外の周辺の知識や 調査年度 教養など幅広い学習ができたかを質問しま 増加しています。そして、“まあそう思う”と回 100% 26 設問(6)では、専門分野について専門的 た割合は 40%で、専門分野の場合と同様に 80% どちらともいえない 25 (3) 学習した内容について質問しました。 した。この設問に対して、“そう思う”と回答し 60% 20 そう思う あまりそう思わない 査と比較して大きく増加しています。そし 40% まあそう思う そう思わない 設問(5) 実験・実習に関する設備は充実して いましたか。 0% で深い学習ができたかを質問しました。“そ う思う”と回答した割合は 65%で、過去の調 100% 26 備が充実していたかの質問に関しても、65% の学生が“そう思う”と回答しています。この ト以上増加しました。 そう思わない 80% どちらともいえない 25 また、設問(5)の、実習・実験に関する設 平成 20 年度の調査と比較すると、25 ポイン あまりそう思わない 60% 20 肯定的に評価していることが分かりました。 割合は昨年度に比べると漸増していますが、 40% まあそう思う 設問(4) 実験・実習、演習の内容は充実して いましたか。 調査年度 “そう思う”と回答しており、この割合は平成 20% そう思う 20 25 26 答した割合を加えると 87%の学生が専門分 0% 野以外でも幅広い学習ができたと回答して いました。 2 20% 40% そう思う まあそう思う あまりそう思わない そう思わない 60% 80% 100% どちらともいえない (4) 就職・進学の進路に関する指導が適切であったかについて質問しました。 設問(8)は、就職や進学等、進路に関す る指導が適切であったかの質問です。 設問(8) 就職や進学等、進路に関する指導は 適切でしたか。 昨年度と比較して 14 ポイント増加しており、 年々増加する傾向にあります。そして、“ま あそう思う”と回答した割合を合わせると 97% 調査年度 74%の学生が“そう思う”と回答しました。 20 25 26 の学生が、指導は適切であったと肯定的に 0% 評価しています。今回のアンケート調査時 20% 40% そう思う あまりそう思わない には、ほぼ全学生が卒業後の進路を決定し ていました。 60% まあそう思う そう思わない 80% 100% どちらとも言えない (5) 大学生活で有意義だったこと、及び全般的な満足度について質問しました。 設問(9)では、大学生活において有意義 だったことを2つまで選択してもらいました。 設問(9) 学生生活において有意義だったと思うものを、 2つまで選択してください。 最も多かった回答は「[1]知識や技術が修得 回 答 できた/資格が取得できた」で37%、次いで [1] 知識や技術が修得できた/資格が取得できたこと 「[2]進路(就職/進学)が確定できたこと」が 30% であり、70%近くの学生は資格取得と進 [2] 進路(就職/進学)が確定できたこと [3] クラブ・サークル活動、趣味等で充実していたこと 路の決定状況を有意義なものと捉えていま [4] 友達との交流ができたこと す。 [5] その他 この設問に対して、約半数の学生が“満 足”と回答しています。そして、この割合は 調査年度 最後に、設問(10)では学生生活が満足 できるものであったかを質問しました。 20 25 26 年々増加の傾向を示しています。さらに、 “まあ満足”と回答した割合は40%を占め、 0% 20% [1] “満足”と“まあ満足”と回答した割合は合わ 40% [2] 60% [3] 80% [4] 100% [5] せて9割を占め、多くの学生は本学での学 生生活に満足して卒業したと考えられます。 生の割合は過去2回の調査結果と比較して 減少していますが、今後もより満足度が上げ 調査年度 一方、“どちらともいえない”と回答した学 設問(10) 学生生活は満足できるものでしたか。 20 25 26 られるように努めなければならないと考えて います。 0% 20% そう思う あまりそう思わない 3 40% まあそう思う そう思わない 60% 80% 100% どちらともいえない 3.まとめ 平成27年2月に、2年生を対象とした本学に対する学生 アンケート調査を実施しました。このアンケート結果から、学 生生活に関して、約9割の学生が“満足”あるいは“まあ満 足”と回答していました(右図)。また、講義等の授業内容や 実験・実習の設備等に関しても、9割前後の学生が“充実し ていた”あるいは“まあ充実していた”と考えていることが分 かりました。 これらの結果は、これまで本学が進めてきた授業等の改 平成26年度 学生生活の満足度 7.6 40.0 (%) 2.9 49.5 [1] 満足 [3] どちらともいえない [5] 不満足 [2] まあ満足 [4] やや不満足 善策や施設設備の充実の方策等が学生に評価されている ことを示していると考えられます。 今後も、より多くの学生の満足度を向上させるため、これ らの努力を継続しなければならならないと考えています。 平成27年4月22日 自己評価委員会報告 4
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