実際 Q. 電気炉鋼材の Cu 値は増加するためリサイクル回数

2015.04.01
東京製鐵の鋼材 Qand A
低炭素社会・循環型社会
Low carbon society・Recycling society
Q. 電気炉鋼材の Cu 値は増加するためリサイクル回数には限界がある?
A. 鋼材中のCuは、リサイクルするごとに電気炉鋼材中で濃化する予測があります。
しかし、近年の天然資源の高騰を受け、スクラップ回収業者による高級非鉄金属類の選別・回収が促
進されたため、スクラップ中のCu、即ち電気炉鋼材中のCuの濃化は認められなくなりました。
今後は電気自動車やハイブリッドカーが台頭する事で、Cuの需要や価格が高位安定すると推測します。
結果として、これまで以上にスクラップ回収業者によるCuの選別・回収は促進され、電気炉鋼材に含
まれるCu値は増加しないと考えます。
また、高炉材によるCuの希釈も、鉄リサイクルには大切だと考えます。
Cu
%
0.3
1,000
900
実際
0.25
800
0.2
700
0.15
0.1
0.05
96 98 200 2
4
6
8 10 12 14
Cu mass%
Cu
国内銅建値
600
500
400
300
出所:金属系材料研究開発センター
2004年
廃車より簡易に銅線を外せる構造に
200
100
0
出所
Cu 値:東京製鐵 岡山
銅建値:日鉱金属
出所:日産自動車 HP
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