環境保全 - Mazda

マツダのCSR
お客さま満足
環境保全
社会貢献
人間尊重
マネジメント
環境保全
環境保全は人類の緊急課題であると同時に、自動車メーカーの最優先課題と考え、ライフサイクル
全体での環境負荷低減に取り組んでいます。
CONTENTS
51 環境保全の基本的な考え方
53 環境中期計画「マツダグリーンプラン2020」
57 環境マネジメント
61 商品・技術開発における取り組み
70 生産・物流における取り組み
77 使用済自動車・部品の回収・リサイクル
79 生物多様性保全
80 環境コミュニケーション
82 事業活動と環境負荷の全容
EMPLOYEE'S VOICE
グローバル最適となる
部品供給体制構築に向け
タイでの調達・物流業務に
取り組みます
新型デミオ/Mazda2の グローバル生産開始
に合わせて2014年に新設したタイの物流拠点
で、日本・メキシコの生産拠点に向けたタイ生産
部品の調達・物流業務を担当しています。タイに
おける拠点設置により調達部品を集約し
(ミル
クラン方式、P72参照 )
、海上コンテナへの積載
効率を高めることで、輸送に伴い発生するCO 2
を333t-CO 2※削減することができました。また、
日本—タイ間でリターナブル容器を相互運用す
ることで、梱包資材の廃棄物を102トン削減 ※す
ることができました。
全体最適となるグローバル生産拠点への部品
供給体制を構築できるよう、常にあるべき姿を
考え、品質・コスト・納期のみならず、環境保全へ
の貢献を同時に実現することを目指します。
※2014年度実績
マツダセールスタイランド
マツダサウスイーストアジア
(MSEA)
山本 茂雄
50
Mazda Sustainability Report 2015
マツダのCSR
お客さま満足
環境保全
社会貢献
人間尊重
マネジメント
環境保全の基本的な考え方
マツダ地球環境憲章
環境理念
マツダグループは国内外全ての企業活動において、自然との調和を図りながら、
地球環境の保護と豊かな社会づくりに貢献します。
・ 私たちは地球にやさしい技術と商品を創造し、社会に提供します。
・ 私たちは資源やエネルギーを大切にし、環境を配慮した事業活動を行います。
・ 私たちは社会や地域と共に、
よりよい環境をめざした活動をします。
行動指針
1.環境を配慮した技術と商品の創造
私たちは排出ガスの浄化・CO2の低減・クリーンエネルギー車の研究開発など、
クリーン技術の創造に挑戦し続けます。
私たちは企画・開発段階から生産・使用・廃棄に至るまで、一貫して環境との調和を配慮した商品づくりを推進します。
2.資源・エネルギーを大切にする事業活動
私たちは限りある資源を大切にするため、省資源・リサイクル活動を積極的に推進します。
私たちはエネルギーを多角的・効率的に活用するよう努めます。
私たちは使用済み自動車の適正処理・リサイクルを推進します。
3.クリーンさを追求する事業活動
私たちは環境に関する法規制の遵守に留まらず、
よりクリーンな自主管理基準を設け、自己管理を徹底していきます。
私たちはクリーンさを追求するため、新技術の開発やシステムの導入を推進します。
4.事業活動の仲間と共に、
よりよい環境づくり
私たちは環境教育の徹底や環境情報の提示により、地球環境に対する従業員啓発活動を積極的に推進します。
私たちは互いの連携を密にし、
よりよい環境づくりをめざします。
5.社会や地域と共に、
よりよい環境づくり
私たちは環境に関する社会の要請に積極的に耳を傾け、企業活動に反映させます。
私たちは環境に関する技術・システム・情報などを公開し提供します。
私たちは事業活動に留まらず、環境保全に寄与する社会的活動にも積極的に取り組みます。
(1992年制定、2005年4月改定 )
■ マツダの環境についての考え方
地球温暖化をはじめとする環境問題は人類にとって喫緊の課題です。マツダは、持続可能な
社会の実現のために、行政・業界団体・非営利団体などとの連携をとりながら、低炭素社会、
循環型社会、自然との共生社会づくりの推進に積極的に取り組んでいます。
■ 取り組み理念と方針
a 環境保全への取り組み理念と方針
マツダは、
コーポレートビジョン
(P2参照 )
の実現を目指して企業活動を行っています。
コーポレートビジョン
その達成のため、
マツダグループ全体の環境に関する基本方針として、
「マツダ地球環境憲章」
を制定しています。
「マツダグループは国内外全ての企業活動において、自然との調和を図り
ながら、地球環境の保護と豊かな社会づくりに貢献します。」
という環境理念と、5つの行動指
針に基づいて、商品・技術、生産・物流・オフィス、社会貢献の各領域で、環境を意識した企
実施しています。2014年度は、
「マツダグリーンプラン2020」に基づいて、各領域の取り組
みを実行し、
おおむね目標を達成することができました
(P53-56参照 )
。
a
社会貢献
社会貢献委員会
実績をフォローするというPDCAサイクルを回すことで、実効性の高い環境負荷低減活動を
生産・物流・オフィス
事業サイト環境委員会
具体的な目標・実績は環境中期計画
「マツダグリーンプラン」
にまとめており、
各項目を実行し、
商品・技術
商品環境委員会
業活動を行っています。
マツダ地球環境憲章
マツダグリーンプラン
マツダのイメージする将来像
低炭素社会 循環型社会 自然との共生社会
51
Mazda Sustainability Report 2015
マツダのCSR
お客さま満足
環境保全
社会貢献
■ 環境推進体制
人間尊重
b
マネジメント
b 環境推進体制(2015年3月31日時点 )
マツダは、社長を委員長としたCSR経営戦略委員会の下に
「商品環境委員会」
「 事業サイト環
CSR経営戦略委員会
委員長:代表取締役社長 副委員長:CSR・環境担当役員
境委員会」
「 社会貢献委員会」の3つの委員会を設置し、グループ会社を含めた環境マネジメ
ントを推進しています。
環境中期計画である
「マツダグリーンプラン2020」
では、各委員会が目標の選定および実績
の進捗管理を行っています。
商品環境委員会(年2回)
委員長:研究開発担当
役員
事業サイト環境委員会
(年3回 )
委員長:環境担当役員
副委員長:生産・物流担
当役員
環境に配慮した商品や技
術の開発など、開発におけ
る環境保全関連の重要事
項の検討・推進
生産・物流領域における環
境保全の重要事項の検討・
推進、
および販売会社・サプ
ライヤーなどサプライチェー
ン全体での環境負荷低減
の検討・推進
(グループ会社
へのEMSの展開を含む)
社会貢献領域における「環
社会貢献委員会(年2回) 境保全」の取り組みに関す
るマツダグループ全体の
(P85参照)
重要事項の検討・推進
社内各部門
国内 ・ 海外グループ会社
マツダが考えるクルマを取り巻く将来の社会シナリオ
2050年頃:
「低炭素社会」
「
、循環型社会」
「
、自然との共生社会」
を目指す
「持続可能な社会」
世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに少なくとも50%削減するとの目標が、2008年の北海道洞爺湖サミットで合意され、世界が エネルギーの活
用による環境負荷を抑える
「低炭素化社会」
の実現に向けて動いています。この動きは、
限りある資源を有効利用する
「循環型社会」
と、
自然との調和を考えた
「自
然との共生社会」
が広まっている社会であり、
かつ今後も人類が維持・発展していく
「持続可能な社会」
の実現へつながっています。
具体的には、エネルギーの多様化(太陽光などの再生可能エネルギーや、CO2を排出しない水素や バイオ燃料 )
、3R
(リデュース・リユース・リサイクル)
の推進、
生物多様性の推進などです。クルマへの要求は、現在も地球上の地域差、車両特性、燃料特性などさまざまな側面で多様化しており、将来も、多様化が進むと
考えられます。
これに対応するには、
複数の選択肢
(マルチソリューション)
を持つ必要があります。圧倒的な効率を実現した内燃機関、
代替エネルギー
(天然ガス、
バイオ燃料など)
を使用するクルマ、
CO2を排出しない電気や水素などをエネルギー源とする新しいクルマなども、
用途に応じた形で存在していると考えます。将来に向かっては、
自社のブランドや技術の方向性を考えながら、可能性のあるものに果敢にチャレンジしてゆくことが必要だと考えています。
2020年頃:低炭素技術が普及している
「低炭素社会」
2020年頃は、化石燃料(石油など)
をエネルギーの基本としながら、将来の
「持続可能な社会」
に向けて社会が積極的に動いている段階と考えます。
エネルギーセキュリティーの観点から、各市場・地域の持つ特性に一致した多様な燃料群の効率的な活用技術進化が進むとともに、各種燃料・エネルギー
(電
気・ガスなど)
・原材料・商品などの製造過程から消費者が使用する過程での低炭素技術導入がより一層推進されることで、
さまざまな商品やサービスがライ
フサイクルでの環境負荷低減という視点で評価されるようになり、全体として環境負荷低減を目指す社会になると考えます。
クルマについては、
エネルギー貯蓄効率の高さから、
モビリティー用エネルギーの大半を占める液体燃料
(石油、
バイオ燃料など)
を使用するガソリンエンジンやディー
ゼルエンジンなどの高効率な内燃機関を基本に、新しい低燃費技術(アイドリングストップ、減速エネルギー回生、ハイブリッド)
、
トランスミッションの高効率化
や軽量化などのクルマ全体での低燃費化が進むと考えます。
加えて、多様化した燃料に対応する燃焼技術やCO2排出の少ない天然ガスやバイオ燃料を活用する技術革新が進むと考えられます。一方で、走行中にCO2を
排出しない電気自動車なども導入されていると考えます。また、都市の渋滞緩和などの統合的アプローチにより、社会全体における
「低炭素社会」
実現に向け
ての取り組みも推進されていると考えています。
52
Mazda Sustainability Report 2015