平成 26 年度愛媛県市町教育委員会連合会定期総会教育長祝辞 26．7．16（水）10：30～宇和島市内平成 26 年度愛媛県市町教育委員会連合会定期総会の開催を心からお喜び申し上げます。皆様方には、日頃から本県の教育行政の推進に格別の御尽力をいただいており、厚くお礼申し上げます。また、後ほど、永年にわたり教育の振興に精励された御功績により表彰を受けられます皆様方には、その御栄誉を心からお称え申し上げますとともに、今後とも愛媛の教育の発展に一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。さて、御案内のとおり、教育委員会制度の改革法案が先月 13 日に成立いたしました。今回の改正では、どの自治体においても責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築が図られることについて一定の評価ができるものと考えられ、首長との連携の在り方など運用面でも十分な配慮を行い、今まで以上に首長と教育委員会が適切な役割分担と連携を図りながら、県民の意向を反映した開かれた教育行政の実現に努めていくことが我々の使命と考えます。特に、子どもの育ちに最も大切な義務教育を担われる市町教育委員会の皆様には、これまで以上に地域と一体となった体制づくりをしていただくことが重要であり、県教育委員会といたしましては、制度改正の詳細について、文科省からの情報収集に努め、説明会の開催などを通じて、皆様方と情報共有や連携を図り、対応に万全を期すよう努めてまいりたいと考えております。このほか、小・中・高等学校を通じた英語教育の充実、道徳に係る教育課程の改善、学制の見直しなど、様々な教育改革が進行中でありますので、国の動きを注視しながら、全国都道府県教育委員会連合会等を通じて、教育現場の声の反映に努めてまいりたいと考えております。一方、県におきましては、平成 27 年４月の開校を目指して東予・南予地域における肢体不自由特別支援学校分校の整備に全力を挙げて取り組んでいるところでありますほか、いじめ防止対策につきましては、市町教育委員会にも参画をいただき、連絡協議会の開催や子ども会議の実施など総合的な対策を推進することとしております。また、えひめ国体に向けましては、先に開催された県高校総体や四国総体で、数々の新記録が樹立されるなど、これまでの競技力向上対策が着実に実を結んできているものと考えておりますが、引き続き、競技開催市町や県体育協会・競技団体などと緊密に連携し、更なる競技力の向上に取り組むこととしております。今後とも、チーム愛媛として、皆さんと一緒に本県教育の振興に努めてまいりたいと考えておりますので、県の取組に御理解を賜りますとともに、率直な御意見や御提言をいただきますようお願い申し上げます。終わりに、愛媛県市町教育委員会連合会の益々の御発展と、御出席の皆様方の御健勝、御活躍を心から祈念申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。