はじめに浦安市では、男女共同参画社会の実現に向けて、関係各課が実施する事業について体系的に整理し、総合的・効果的に推進するため、平成 19 年３月、「改定うらやす男女共同参画プラン」を策定しました。このプランは、少子･高齢化の進行、雇用･就労形態の多様化、情報化、国際化など大きく変化した社会･経済情勢に対応するため、平成 14 年３月に策定した「うらやす男女共同参画プラン」の見直しを行ったものです。改定にあたっては、プランの趣旨を踏襲し、基本理念である「女（ひと）と男（ひと）が認めあい、ともにかがやくまち・うらやす」をめざしつつも、目標や施策、事業を再構築し、より実効性のあるものといたしました。浦安市では、平成 14 年度より毎年「うらやす男女共同参画プラン」の事業調査を実施してきました。実施するにあたっては、計画を構成する各事業が、どのように行われ、どのような結果が得られたのかを明らかにする必要とともに、その結果を市民に対してわかりやすく提示し説明する責任を負っていると考えております。今年度の事業調査についても、こうした考え方にたち、「改定うらやす男女共同参画プラン」に基づいて、19 年度の事業の進捗状況と問題点を把握し、今後の事業実施に向けた方向性を探ることにより、改定プランが適切かつ計画的に実施されるよう、進行管理を行うことを目的に実施しました。内容としては、記述式調査およびヒアリングで聴取した内容を反映させた実施状況とそこから見えた問題点を踏まえて、実施が遅れている事業の取り組みの視点をまとめております。事業調査の実施および報告書作成にあたっては、本事業調査の助言者である結城美惠子先生より貴重なご意見をいただきすすめることができ、心より感謝申し上げます。今後も、男女共同参画社会を推進するために、継続的に事業調査を実施するとともに、わかりやすい報告書づくりにも配慮しながら作成してまいります。