平成 17 年 6 月議会一般質問(要旨) 守口市議会公明党 1 - Hi-HO

平成 17 年 6 月議会一般質問(要旨)
'守口市議会公明党
1.愛犬家のマナーの向上について
犬糞の防止にも効果がある取組みとして、行政が場所を提供し、犬のしつけ方や病気な
どの心配事や苦労を語し合っていくための仮称、「愛犬家クラブ」なるものを、屈出や狂犬
病予防の法射などの事務の移管を大阪府から受けている本市が、町会や自治会ごとに組織
化してはどうか。
【答弁】犬のフン害防止につきましては、平成 13 年に「守口市まちの美化推進に関する条
例」を施行し、犬の飼い主にフンを適正に処理することを求める一方、公園などに看板、
啓発板等を設置し、啓発に努めているところでありますが、ご提案の件につきましても今
後の研究課題とさせていただきます。今後とも、あらゆる機会をとらえて、犬の飼い主一
人ひとりのマナーの向上を図るため啓発に努めていきたいと考えております。
2.介護予防について
介護予防の一環として、平成 14 年度から実施している介護予防運動教室を、市民体育館
での実施にとどまらず、公民館や「さんあい広場」を活用して実施してはどうか。
軽度の「健康体操」、「筋肉トレーニング」を最小限の器材で民間の活力も生かし地域一
体となって取り組んではどうか。
また、「パワーリハビリテーション」に関する進捗状況を示されたい。
【答弁】介護予防運動教室については、教室修了者が自ら運動を継続して行うという動機
付けも目的の一つであり、自宅や地域で自主的に運動を実践されることが望ましいと考え
ております。今後とも、教室利用の修了者を中心にその効果について啓発に努め、身近な
公民館や「さんあい広場」などを活用した運動教室の在り方についても、検討をしていき
たいと考えております。また、「高齢者筋肉トレーニング事業」については、9月から週2
回・3ヵ月間の事業を二回実施する予定をしております。
3.母子家庭における就業支援について
近年、母子家庭が増加していることから、児童扶養手当受給資格者が増加し母子世帯の
生活保護受給者数にも影響し、市の財政負担の増加につながっている。
国においては母親の就労確保を図るため、法整備を行い地方団体の取組を促しているが、
本市において母子家庭等への具体的な自立支援はどのように考えているのか。早急な対応
が必要であると考えるが、どうか。
【答弁】平成 15 年 10 月に地域就労支援センターを開設し、母子家庭の母親など就職困難
者に対する職業能力開発や就職情報の提供など就労支援を行っているところです。また、
母子家庭の自立支援の観点から就職支援資金、技能習得資金、生活資金など母子家庭及び
寡婦のための府資金貸付制度があります。今後とも府内はもとより国に府等の関係機関と
の連携を図り、支援策についての周知を徹底し、より一層の自立支援に努めたいと考えて
おります。
4.放置自動車について
大阪府の放置自動車条例は本市の市道や市営住宅には適用されないが、放置自動車対策
においては、予防及び早期発見、早期処理が大切である。そこで、市内の実態を調査し放
置しやすいエリアを選定し重点的に定期パトロールしてはどうか。
また、府条例を受け、市独自で放置自動車対策も含めた条例制定を行ってはどうか。放
置しやすい場所に罰則規定を明示し、違反者には責任を問い、数が少ないうち撤去するこ
とによって、
「捨て得」を許さない毅然とした態度を示すべきだと考えるが、どうか。
【答弁】道路上の放置自動車につきましては、平成十三年度に策定した本市放置自動車等
処理要綱に基づき、昨年度は三十一台を撤去しております。今後も、所轄警察や地域住民
と連携してパトロールを強化するとともに、看板や防護柵のの設置により、放置しにくい
環境の整備に取り組む一方、条例の制定につきましては、近隣各市の状況に踏まえて、研
究してまいりたいと考えております。
5.食育の推進について
生活習慣病の低年齢化にブレーキをかける「食育」について、公明党では食を通じた家
庭の形成や人間性の育成を提言し、マニフェストにも食育の推進を掲げている。国におい
ては、「学校を中心とした食育推進事業」を開始し、小・中学校には、食に関する指導と学
校給食の管理を一体的に担当する栄養教諭の制度が設けられた。栄養士と先生で考えた食
育科の授業が行われている小学校もあると聞く。
守口市においても、「最高の予防医学」として、学校、地域杜会から家庭に発信する食に
関するこのような事業を幼稚園・小学校・中学校・全体的事業として展開されたいと考え
るが、教育長の考えを。
【教育長答弁】食育の推進につきましては、子どもたちが将来にわたって健康に生活して
いけるよう、望ましい食習慣の形成を促す必要から、その指導については、教育活動全体
を通じて組織的、計画的に取組むよう、平成十七年度の教育推進事項にかかげ、指導して
いるところです。従いまして、栄養士の配置されている小学校はもちろんのこと、他の小・
中学校においても、給食の時間や総合的な学習の時間等を使い、野菜作りや調理実習など
の体験学習を通して食に関する指導をおこなっています。今後とも、幼稚園、小学校、中
学校における食育の一層の充実をめざすことはもちろんですが、加えて、家庭への働きか
けや、給食だより、親子料理教室など、保護者に対して食について考える機会や食に関す
る正しい知識を提供することで、子どもたちがのぞましい食習慣を身に付けることができ
るよう、食育の推進にとり組んで参ります。