被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)

被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
1 1.システムの概要・動作環境について
問
システムの概要が分かる資料はないか?
答
提供ドキュメントの「セットアップする前に必ずお読みください」に
実際の使用を想定したサブシステム毎の概要を記載しておりま
すので、ご確認ください。そのうえでご不明な点は、サポートセ
ンターまでご連絡ください。
無償でのご利用が可能です。本事業の趣旨につきましては、地
方公共団体情報システム機構のホームページをご参照くださ
い。
https://www.j-lis.go.jp/kenkai/hisaisyasiensys/cms_9098.html
LinuxサーバとWindowsクライアントPCの構成を基本としており
ますが、サーバについては、パソコンにLinuxサーバ環境を構築
しての運用も可能です。スペックは、利用形態、データ量、接続
クライアントの数などの条件によって異なってまいりますので、
情報システム部門や事業者等とご相談ください。
2
1.システムの概要・動作環境について
全てのシステムが無償で利用できるのか?
3
1.システムの概要・動作環境について
システム導入にはサーバ機が必要か?
また、スペックはどの程度のものが必要か?
4
1.システムの概要・動作環境について
Windowsサーバ上で稼動させることは可能か?
5
1.システムの概要・動作環境について
PostgreSQLやPHPとは何か?
6
1.システムの概要・動作環境について
7
1.システムの概要・動作環境について
8
1.システムの概要・動作環境について
詳細な動作確認は、システムをインストールし、住
民データを登録しなければできないのか?
9
1.システムの概要・動作環境について
デモが見られるWebサイトなどは用意されていない 実際にシステム操作をしていただけるデモサイトをご用意してい
か?
ます。ただし、デモサイトをご利用いただくためには、システムの
利用申請を行なっていただく必要があります
現状では、Windowsサーバでは動作しません。
オープンソースのアプリケーション群の名称です。PostgresSQL
はデータベースシステム、PHPはプログラム言語、Apacheは
Webブラウザ上でシステムを操作できるようにするためのソフト
で、基本は無償でご利用いただけます。なお、本システムの
ソースプログラムを公開しておりますので、自由なカスタマイズ
が可能です。
例えばサーバーは都道府県で構築し、市町村が共 自治体単独での運用はもとより、共同利用にも対応しておりま
同利用するという構成も可能か?
す。
※共同利用:都道府県や代表の市町村、広域のデーターセン
ター等がサーバを運用し、個別の市町村がクライアントとして使
用するような運用方法
共同利用の場合、J-LISがサーバを提供するの
共同利用の場合でも、サーバは関係自治体等でご用意いただく
か?
必要があります。(J-LISがASPやSaaSでの運用をするわけで
はございません)
システムインストールは必要ですが、住民データは画面からサ
ンプルデータを登録していただければ動作確認は可能です。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
10 1.システムの概要・動作環境について
問
バージョンアップの主な変更内容を知りたい
答
【Ver2.0→Ver3.0】
平成19年度に改正された「被災者生活再建支援法」への対応、およ
びシステム全体の操作性アップを図りました。
【Ver3.0→Ver4.0】
サブシステムとして「倒壊家屋管理システム」「復旧・復興関連システ
ム」を追加しました。
【Ver4.0→Ver5.0】
複数災害対応、被害状況一括登録や受入避難者管理などの機能追
加、およびサブシステムとして「要援護者支援システム」を追加しまし
た。
【Ver5.0→Ver6.0】
個人番号制度に対応した項目を被災者台帳に追加、セットアップを
GUI化しさらに簡単にセットアップができるようになりました。
【Ver6.0→Ver7.0】
IE以外のFirefox、Googlechromeといったブラウザでも動作するように
対応し、また避難所からの緊急物資の要望入力ができる発注機能を
追加しました。
GIS連携システムの名称を変更しました。
復旧・復興関連システム → 被災予測等・復旧復興関連システム
要援護者支援システム → 避難行動要支援者関連システム
11
1.システムの概要・動作環境について
システム導入費用はどれくらいになるのか?
ハードウエアに関しては、最小構成として、サーバ1台・クライア
ントPC1台が必要です。サーバについては、パソコンにサーバ
環境を構築し運用することも可能です。(ただし、人口規模にも
よりますのでサポートセンターまでご相談ください)
システムのセットアップ作業に関しては、自治体職員様で可能
だと思いますが、もし事業者等にご依頼される場合は委託費用
等がかかってきますので、情報システム部門等にご相談くださ
い。
12
1.システムの概要・動作環境について
クライアントはWebが利用できる環境なら何でもよい バージョン7.00よりクライアント環境については、動作確認を
か?
Windows Vista/7/8、InternetExplorer7.0-11.0、Firefox、
Chrome、safariで行なっております。
13
2.利用申請、インストールキーについて
導入未定だが、デモサイト利用のために利用申請
を行ってもよいのか?
もちろん結構です。インストールキーを発行いたします。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
14 2.利用申請、インストールキーについて
問
申請書の担当部署は防災担当部署になるのか?
答
必ずしも防災担当部署である必要はございません。今後の事務
連絡などの窓口となる部署名を記入してください。
15
2.利用申請、インストールキーについて
16
2.利用申請、インストールキーについて
17
2.利用申請、インストールキーについて
正式な利用申請を行う前に、試験的にシステムを導 申請いただいた自治体にインストールキーを交付いたします
入できないか?
が、システムのセットアップ時にはインストール入力が必須とな
ります。お手数ですが、試験運用でも利用申請をお願いいたし
ます。
主管課が正式に決まっていないが、試験的にシス ひとつの自治体にひとつのインストールキー発行が原則のた
テムの動作確認をしたい。そのため、正式な利用申 め、仮発行はできません。正式部門が決定次第、インストール
請の前に仮の形でインストールキーを発行してもら キーを引き継いでください。その際、担当課名の変更をご連絡く
えないか?
ださい。
まず、担当課で試験的に導入したいが、本格導入 複数部門での同時利用は可能ですが、利用申請は連絡窓口を
の場合、システム内容により担当部署が分かれる。 一本化していただき、自治体ごとに1回の申請で結構です。
このような場合、どのように申請すればよいか?
セットアップにはインストールキーが必要になりますが、複数部
門で個別にシステムを立ち上げる場合、同じキーをご利用くださ
い。
18
2.利用申請、インストールキーについて
申請書の導入予定事業者とは?
19
2.利用申請、インストールキーについて
インストールキーは利用PCの数だけ必要か?
20
2.利用申請、インストールキーについて
21
2.利用申請、インストールキーについて
利用申請や問い合わせがあった自治体名を教えて 機密保護の観点上、公開することは出来ません。
欲しい。
22
2.利用申請、インストールキーについて
以前に利用申請を行い古いバージョンを導入した。 インストールキーは1団体に1つの発行となっており、バージョン
今回最新のバージョンに更新したいが利用申請は アップを行っても変更はありません。改めての申請は必要あり
改めて必要になるのか。
ませんのでそのままお使いいただけます。
23
2.利用申請、インストールキーについて
以前に利用申請を行ったがインストールキーを紛失 インストールキーは1団体に1つの発行のため新規発行は出来
した場合は新しく申請を行ってもよいか。
ません。サポートセンターまでご連絡、及びメールでの再発行依
頼をしてください。その際、申請時期や当時の担当者など分か
る範囲でお知らせください。インストールキーの再発行を致しま
す。
システム導入作業を外部の事業者等に依頼される場合のみご
記入ください。サポートセンターとして、ご記入いただいた事業
者からのお問い合わせにも対応いたします。
インストールキーはサーバにセットアップを行う際に必要なもの
であり、1自治体に1つ発行します。クライアントPCには不要で
す。
本日利用申請を行ったが、まだ導入検討段階のた 申請を行なったからといって、導入義務が発生する訳ではあり
め申請を取り消したい
ませんので、申請の取り消しの必要はありません。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
24 3.セットアップ・初期データについて
問
答
利用申請書に「導入予定事業者名」欄があるが、業 Linuxサーバを利用したC/S型のシステムであるため、Linux
者依頼が必要なほどセットアップは難しいのか?
サーバの構築及び、クライアントPCの設定作業などが必要で
す。ただし、セットアップ手順書を詳細に記載しておりますので、
自治体職員様でもセットアップは十分可能だと思います。
25
3.セットアップ・初期データについて
業者にセットアップを依頼した場合の経費が知りた Linuxサーバ構築とシステムのセットアップ、初期データの作成、
い
年間保守や研修体制等、委託される作業範囲により異なります
ので、詳しくはサポートセンターまでお問い合わせください。
26
3.セットアップ・初期データについて
住民情報の取り込みはどうするのか?
住民登録外など、住民記録以外のデータは扱える
のか?
各自治体において、基幹システムから被災者支援システムに
データを取り込む為のCSVファイルを作成いただき、それを取り
込みます。その際、住民記録以外のデータも同じ形式で作成、
マージする方法で対応可能です。
27
3.セットアップ・初期データについて
基幹システムの住民情報を取り込むために、基幹
システムのネットワークと接続されている必要があ
るのか?
システム運用開始時に、基幹システムの住民情報をCSVファイ
ルで取り込みますが、その後の異動はシステム上での個別作
業になります。基幹システムのネットワークと接続されている必
要はありません。
28
3.セットアップ・初期データについて
Linuxの知識があれば自治体職員でセットアップ作
業は可能か?
詳細なセットアップ手順書を用意していますし、不明点やトラブ
ルなどはサポート対応しますので十分可能です。
29
3.セットアップ・初期データについて
セットアップ後、ブラウザからアクセスしたが画面が サーバに出力されているエラーログをみれば原因、対処方法が
表示されない、あるいはエラーメッセージが表示さ わかりますので、セットアップをやり直される前にサポートセン
れる。
ターにお問い合わせください。エラーログの取得など必要な手
順などをご説明させていただきます。
Ver5.50より、セットアップ手順書にトラブル時の対処方法に
ついての資料を追加しておりますのでこちらもご参照ください。
30
3.セットアップ・初期データについて
今まで正常にシステムにログインできていたが、あ システムのログイン画面をお気に入りに登録していたり、ショー
る日突然ログインできなくなった。
トカットを作成していませんか?
その場合、登録されているURLが
「http://○○○/sinsai/index_single.html」となっていますので
「http://○○○/sinsai/」に変更してください。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
31 3.セットアップ・初期データについて
問
答
住民情報CSVの取り込みを行った環境で、再度取り CSVの取り込み時は、自動的に前回のデータを削除してから取
込みを行うとデータはどうなるのか?
込を行う為、全件置き換えとなります。
練習などで、り災証明書の発行や住家等被害の入力その他、
画面からデータ入力している場合は、データの初期化を行って
からCSVの取り込みを行う事をお勧めします。
32
3.セットアップ・初期データについて
現在、システムを導入してデータが入っているが、 新規セットアップではなくバージョンアップ用の手順も用意してお
バージョンアップを行うとデータは全て消えてしまう ります。こちらの手順で行えば、現在の設定、データは残したま
のか。
まバージョンアップが可能です。
※将来、システムの大幅な変更があった場合はデータの保持
が出来ない可能性もあります。その際はサポートセンターまで
ご相談下さい。
33
3.セットアップ・初期データについて
現在のシステムは古いバージョンだが、直接最新に
バージョンアップを行っても問題ないか。それともこ
れまでのバージョンアップを順番に行う必要がある
か。
34
4.システムの運用について
防災訓練などを行った場合、残ったデータはどうす 入力したテストデータなどを初期化する機能がありますので問
るのか?
題はありません。
35
4.システムの運用について
共同利用の場合、例えばA市がB市のデータを更新 現状は初期メニューで自治体を選択後、各自治体で設定された
することは可能か?
パスワードの入力を前提としているため、他自治体のデータ更
新はできないようしております。ただし、各自治体で権限設定さ
れたパスワードを他の自治体に提供されれば、操作可能です。
36
4.システムの運用について
データを災害毎に持つことは可能か?
37
4.システムの運用について
住民情報の取り込みを行わずに、避難所関連シス 被災者数がごく限られた場合など、住民記録は手入力による登
テムや仮設住宅管理システムなどのサブシステム 録でも可能です。サブシステムの運用には問題ありません。
を運用することは可能か?
38
4.システムの運用について
それぞれの画面操作マニュアルはあるが、どんな Ver5.50より、標準的な使用方法をまとめた運用の手引きを
順番で利用するのか全体的な運用方法がわからな 提供しております。
い。
これは西宮市における運用手順の1例ですので、違う手順での
運用も可能です。個別の運用方法についてはサポートセンター
までご相談下さい。
Ver4.00以降であれば、直接最新にバージョンアップできます。
最新のバージョンのみダウンロードしてください。
Ver4.00以前はデータ構造等が大きく異なりますので、最新バー
ジョンを新規でセットアップしてください。
Ver5.0より可能となっています。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
39 5.サポートについて
問
今後のバージョンアップは費用が必要か?
答
現状、今後のバージョンアップも無償でご利用できる予定です。
40
6.システムの内容について
システムを各自治体が独自にカスタマイズすること オープンソースですので、自由にカスタマイズしていただけるよ
は可能か?また、それは容易にできるのか?
うになっております。自治体でのカスタマイズが技術的に無理な
場合、事業者等に依頼していただく事になります。ただし、独自
にカスタマイズされたシステムはサポート対象外となりますので
ご了解ください。
41
6.システムの内容について
り被災証明書、被災住家等証明書の違いが不明で これは、阪神・淡路大震災時における西宮市の仕様であり、り
ある。
災証明書は家屋の居住者に対して、被災住家等証明書は所有
者(もしくは店舗等の使用者)に対して発行する用途で設計して
おります。証明書のタイトルは管理メニューから変更可能ですの
で、用途に応じた使い分けが可能です。
※Ver4.01より、「被災家屋証明書」の名称を「被災住家等証明
書」に変更しています。
42
6.システムの内容について
り被災証明書、被災住家等証明書の様式は自治体 項目名等の変更は画面操作で可能ですが、書式イメージの変
により異なるが独自に変更可能か?
更は、カスタマイズが必要です。
43
6.システムの内容について
証明書に電子公印を表示させることは可能か?
証明書のテンプレートファイル(PDF)を編集すれば可能です。
Ver5.0よりドキュメントにテンプレート編集手順書を追加していま
す。
44
6.システムの内容について
消防庁の安否情報システムとの連携とは?
被災者支援システム内の避難所関連システムで整備したデー
タを、随時、安否情報システムにも提供できる機能を追加しまし
た。これは、国民保護法の緊急対処事態が発生した場合、混乱
する避難所現場における両システムへの重複データ入力を軽
減するために設けました。
45
6.システムの内容について
基幹システムの住民記録情報とはどのように連動
するのか?
基幹システムの住基情報とは直接連動させておりません。災害
日(前日)の住民記録情報のCSVファイルを取込んだ後は、異
動処理は行なわないのが基本的な考え方です。必要な異動処
理についてはシステム上での画面処理になります。
46
6.システムの内容について
住記ネットとの関係は?
住基ネットとは連動させておりません。あくまでも、各自治体が
管理する住民記録情報がベースになります。
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
分類
47 6.システムの内容について
問
避難者情報が住民記録情報とどのように連携して
いるか詳しく知りたい。
答
基本的には別データとして管理しますが、避難者情報をシステ
ムに登録する際に、名前、住所、生年月日などを利用し、正確
な住民記録情報を取得できる仕組みになっています。
48
初期登録CSVファイルの取込みでエラーになる。
ファイルの先頭にBOMと呼ばれる3バイトの識別マークが付加さ
れている可能性が考えられます。(Windowsのメモ帳でUTF-8へ
のコード変換を行った場合は必ず付加されます)
フリーのテキストエディタの多くは、ファイルの保存時にBOM付
加の選択が可能になっていますので回避が可能です。
6、システムの内容について
※Ver5.0よりBOM付きのデータの取込みに対応しました。
49
6、システムの内容について
避難行動要支援者システムはどのように運用する
のか。
被災者支援システムのサブシステムとして提供するものであ
り、画面からのデータ登録や更新はできません。被災者支援シ
ステムと同様に災害発生時点での要援護者情報をCSVファイ
ルより取り込むことで、被災者台帳と連携したデータ検索や画
面表示、印刷などを行なうことが可能となります。
50
6、システムの内容について
個人番号制度が施行されるが被災者支援システム Ver6.00にて個人番号制度の項目を追加しております。被災者
での対応は予定されているか。
支援業務での利用についての詳細が決まればバージョンアップ
にて対応を行っていく予定です。
51
6、システムの内容について
災害対策基本法の改正により被災者台帳での管理 現バージョンのシステムで対応出来ると考えております。一部
すべき項目が指定されているがシステムの対応の の項目については専用項目として用意はありませんが汎用項
予定はあるか。
目により管理が可能です。今後の動向により専用項目の追加も
検討してまいります。
52
7.その他
提供している操作マニュアルなどのドキュメントを議 問題ありません。
員研修で利用したいとの要望があるが、問題ない
か?
53
7.その他
今後、このシステムの導入が義務化されることはあ 義務化されることはありません。
るのか?
被災者支援システム FAQ一覧 (2015年3月末現在)
NO
54 7.その他
分類
問
システムの運用後にサーバのリプレースを行う場
合、環境(設定、データ)の移行は可能か?
答
サーバの移行機能はありません。
データベース、システムファイルを手動にて移行することで、リプ
レースは可能です。個別にサポートセンターまでご相談くださ
い。