新たなITシステムの実証実験を開始

平成 27 年 1 月 13 日(火)
愛知県立大学学務部
情報科学部係
電話:0561-76-8826
-平成 26 年度新あいち創造研究開発補助金採択事業-
横断歩行者・道路標示監視装置の研究開発
交通事故死ゼロ社会を目指し
地域の企業と共同で、新たなITシステムの実証実験を開始
愛知県立大学情報科学部小栗・河中研究室では、交通事故死ゼロ社会を目指したシステム開
発をしています。
このシステムは、多発している歩行者の横断歩道上における事故の抑制を目的としたもの
で、センサ技術を応用した、ドライバーの歩行者見落とし防止を支援する「横断歩行者感知シ
ステム」と、画像処理技術を応用した、道路標示の経年劣化を定量的に監視する「道路標示劣
化監視システム」の複合システムです。
本事業は、愛知県が実施している平成 26 年度新あいち創造研究開発補助金に採択されてお
り、株式会社キクテック(名古屋市)と共同で研究が進められています。
今回、平成 27 年 1 月 16 日(金)より愛知県立大学構内の横断歩道にシステムを設置し実証
実験を開始いたします。
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<システムの概要>
① 横断歩行者感知システム
信号機の無い横断歩道とその付近を横断している歩行者をセンサーおよびカメラによっ
て認識し、横断者のある時には表示板の文字を発光させることで歩行者の有無についてのタ
イムリーな情報を接近するドライバーに提供することができる。既存のシステムでは飛び出
し等への咄嗟の対応が困難であったが、本システムではドライバーに対する飛び出し等の危
険予知が即座に可能であり、歩行者の安全を担保することにつながり、政府の掲げた交通事
故死者数低減への効果が期待される。
② 道路標示劣化監視システム
経年変化により摩耗する横断歩道の白線を歩道上から撮影するカメラにより定期的に監
視し、そのデータベース分析によってメンテナンスに必要な情報を提供する。従来の道路標
示の劣化調査は道路上において行われ、その安全上の不安から調査方法にばらつきが発生し
精度の高い評価ができなかったが、本システムによって歩道上から安全かつ自動的に定量評
価するとともにメンテナンス事業量を画像から把握でき、白線の適切な塗替え時期を提案す
ることが可能となる。メンテナンスの行き届いた白線によって道路標示を検知して車両を制
御する装置の認識精度が向上すれば、車両の予防安全に対する信頼性も高まり、装置の普及
が促進されて県内に多数ある自動車関連産業の活性化に寄与できる。
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