2015 年 10 月 9 日 東京大学宇宙線研究所 ノーベル物理学賞受賞 梶田隆章教授 おめでとうございます スーパーカミオカンデ設置のために当社が建設した巨大地下空間 ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章教授に心からお祝いを申し上げます。 「カミオカンデ」に続き、「スーパーカミオカンデ」の実験にも、当社の鉱山技術で ある岩盤エンジニアリングが貢献できたことを、大変誇らしくかつ喜ばしく思います。 宇宙から飛来するニュートリノの観測装置(スーパーカミオカンデ)は、直径39.3m、 高さ41.1mの円筒形。三井金属グループでは、この巨大装置を設置する前代未聞の空間 を、当社グループが保有する神岡鉱山(岐阜県飛騨市)の地下1,000mに築きました。一 世紀以上にわたって培ってきた鉱山技術を用いて、この巨大な地下空間を長く維持管理 がしやすいように設計。高い安全性と短期間、低燃費の工事をも可能にした掘削技術や 岩盤を支える技術は、地質構造の原理を知り尽くしているからこそできた技です。世界 に誇る最先端の研究が、常に安全でベストな環境で行えるよう、現在も当社グループに おいて地下空間内の岩盤の状況を監視し続けています。 今回の梶田教授のノーベル物理学賞の受賞を契機に、次世代超大型ニュートリノ観測 施設である「ハイパーカミオカンデ」の建設が一日も早く実現することを、心より祈念 しております。 以上
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