地域ゼミⅠ「地域のエネルギー政策に対する考察と提案」最終報告書 担当者:村岡浩次 本ゼミは、課題解決型学習の実践を目的とした、学生を主体としたゼミ活動であった。 世界各国の電源構成の違いや、日本のエネルギー政策の特徴など、学びへの出発となる基 礎的な知識を踏まえた後は、学生のアイデアを中心に授業が進むこととなった。 そもそもエネルギーとは何なのか、自分たちではどれだけのエネルギーをつくることが 出来るのかといった、普段何気なく使っているエネルギーについて真剣に考えることは、 学びの深化の上で非常に有意義な活動であったと考える。周南市の気候や地理性などの地 域性を生かしたエネルギーに関する提案が数多く挙げられ、それらに関してグループディ スカッションや実験を行い、また実際に調査に向かうなど、学生の積極的な行動が見られ た。そして、最終的にはスライドにまとめて発表を行い、一連の学習をひとつの成果とし て総括した。 それらの中での意見は、自分たちの考え方次第では多種多様な発電方法が生まれる可能 性があること、エネルギーを生み出すということは簡単ではないこと、周南市の地域性を 活用した発電方法の実践によって地域活性化につなげたいなどの、更なる学習への意欲を 示すものが多かった。これからも、この学びの意欲をきっかけに、各自が専門的な知識を 身につけて行けるよう指導していきたいと考えた。最後に、毎回活発な授業を支えてくれ た学生達に感謝の意を表したい。
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