構造形式による比較 資料7 -1-

PROJECT NAME.
尾花沢市新市庁舎建設基本設計業務
DRAWING NAME
DATE
構造形式比較表
H27 . 6 . .26
羽田設計事務所
HADA ARCHITECTS&ASSOCIATES
A---
構造形式による比較 資料7
構造形式による比較
構造種別
構造形式
耐
震
鉄 骨 造
制 振
免
震
耐
震
鉄筋コンクリート造
制 振
免
震
姿 図
特 徴
・部材が軽量・高強度であり、大スパン(10~15m)が可能である。
・部材を工場製作、現場にて建て方を行うため、比較的短工期が可能。
・建物の重量が軽量であるため、基礎工事コストが比較的低い。
・部材重量が大きく、中スパン(10m 以下)を架構するのに向いている。
・現場にて型枠・鉄筋・コンクリート工事を行うため、鉄骨造と比較して工期が長い。
・建物の重量が大きいため、基礎工事コストが比較的高い。
・ラーメン構造等にて架構を構成。
・大地震時には主に主体構造(柱・
梁)が損傷(=変形)して地震力を
吸収する。
・耐震構造のラーメン構造等に制振
部材(ダンパー)を付加する。
・大地震時には主に制振部材(ダン
パー)が地震力を吸収。
・1 階床と基礎の間に免震部材を配置
した免震層を設ける。
・大地震時には主に免震層の免震部材
が地震力を吸収。
・ラーメン構造等にて架構を構成。
・耐震構造のラーメン構造等に制振
部材(ダンパー)を付加する。
・大地震時には主に制振部材(ダン
パー)が地震力を吸収。
・RC造は主体構造が高剛性のた
め、S造に比べダンパーが効きに
くい(=耐震性能が得られにくい)。
・1 階床と基礎の間に免震部材を配置
した免震層を設ける。
・大地震時には主に免震層の免震部材
が地震力を吸収。
耐震性能
△制振構造や免震構造と比較して、
耐震性が低い。
○制振ダンパーが地震力を吸収する
ことで高い耐震性能を得られる。
◎免震層が地震力を吸収することで、
非常に高い耐震性能を得られる。
△制振構造や免震構造と比較して、
耐震性が低い。
○制振ダンパーが地震力を吸収する
ことで高い耐震性能を得られる
◎免震層が地震力を吸収することで、
非常に高い耐震性能を得られる。
大地震後の
△建物に変形が残る可能性が高い。
○建物に変形が比較的残らない。
(制振部材のみ点検・交換)
◎建物に変形が全く残らない。
(免震
層ダンパーのみ点検・交換)
△建物に変形が残る可能性がある。
○建物に変形が比較的残らない。
(制振部材のみ点検・交換)
◎建物に変形が全く残らない。
(免震層
ダンパーのみ点検・交換)
◎議場や市民ホール等、大スパンの
架構に対応がしやすい。
◎議場や市民ホール等、大スパンの
架構に対応がしやすい。
◎議場や市民ホール等、大スパンの架
構に対応がしやすい。
△議場や市民ホール等、大スパンの
架構に対応がしにくい。
△議場や市民ホール等、大スパンの
架構に対応がしにくい。
△議場や市民ホール等、大スパンの架
構に対応がしにくい。
基礎コスト
○コストが比較的低い。
○コストが比較的低い。
○コストが比較的低い。
△コストが比較的高い。
△コストが比較的高い。
△コストが比較的高い
上部コスト
○標準的
○耐震構造と比べ、コストが若干高
い。
(目安:総工費の 1~2%程度)
△耐震構造と比べ、コストが高い。
(目安:総工費の 4~6%程度)
◎比較的コストが低い。
(特に壁の多い建物の場合)
△耐震構造と比べ、コストが若干高
い。
△耐震構造と比べ、コストが高い。
(目安:総工費の 4~6%程度)
◎比較的、工期が短い。
◎比較的、工期が短い。
△耐震構造、制振構造と比較して、工
期が長い。
○標準的
△耐震構造と比較して、工期が長
い。
△耐震構造、制振構造と比較して、工
期が長い。
使用
空間の
自由度
工
期
総合評価
○
◎
△
・大地震時には主に主体構造が損傷
して地震力に抵抗する。
○
-1-
△
△