カネシン 地震エネルギー制震システム Safety guard system of 2×4 housing anti earthquake energy カネシン制震 V-RECS 2×4〈 SG 〉工法 2 × 4 の 家 づ く り に のチカラ が2×4住宅の長寿命化を実現 2 2×4 〈SG〉の安心・信頼の家づくり 地震に強い2×4住宅を求めたら、V-RECS 2×4〈SG〉 になりました。 カネシンから2×4家づくりへ新たな提案 地震大国日本では、 何よりも地震に強い家づくりが求められてきました。 日本の木造住宅の主流である在来軸組工法とは別に、 枠組壁工法の 優れた 「耐震力」 が注目され、 2×4住宅も広く普及してきました。 しかし今、耐震力で倒壊を免れても、繰り返す余震への対応など揺れを制御 する 「制震力」 の重要性が指摘されるようになり、住宅の制震機能が大きな関心を集めて 戸建て住宅用制振部材部門 接合補強金物部門 2年連続第1位 います。 カネシンは実績厚い独自の制震技術を活かした2×4住宅に対応する新たな制震 装置を開発しました。 2×4の優れた耐震構造に制震性能をプラスしたワンランク上の2×4 読者を対象に、建材・設備メーカーの 製品採用意向等をアンケート調査 2013年12月号 家づくりを提案しています。 「耐震+制震」の2×4 〈SG〉工法は安全・安心の証 東日本大震災の教訓のもと、政府は想定されるM9.1の南海トラフ巨大地震に備え、建物 3 つの効果 の徹底した耐震対策を呼びかけています。 それに応えるべく、在来軸組工法及び枠組壁 2×4 〈SG〉工法 工法の日本の家づくりにいま効果的な対策が求められています。 カネシン2×4用制震 ① 外壁や内装仕上げ材の損傷を軽減 装置V-RECS2×4 〈SG〉 は、 地震エネルギーを吸収し、 大地震後の連続する地震を経ても 住み続けられるような家づくりを目指しました。時代の要請に先駆けて開発した制震装置 V-RECSをさらに進化させ、 2×4住宅に対応する軽量・コンパクトで低価格化を実現し、 安全で安心の2×4家づくりを力強く支えます。 ② 構造性能の劣化を抑制 ③ 補修工事等の費用 (ライフサイクルコスト) を抑制 耐震と制震の構造と機能 耐震 + 制震 構造 2×4の耐震力に加え、地震時に発生 する地震エネルギーを制震装置が 揺れに 揺れを 耐える + 吸収する 吸収し、建物の揺れを抑える構造。 建 物の倒 壊を防ぐだけでなく、 壁などの 損 傷も抑えることが できる。 建 物の復 元力が高いため繰り 返す余震に効果的。 耐震構造 + V-RECS 2×4 〈SG〉 耐震 構造 壁、床などの 構 造 材を強 固 に 一体化し、 建物を頑丈にして地震 の揺れに耐える構造。 壁や床で揺れに耐えるが、地震 エネルギーをそのまま受け止める ため、 ダメージが残る。 揺れに 耐える 耐震構造 壁などに損傷を受け、繰り返しの 余震のたびに建物の強度が落ちる。 3 2×4〈SG〉の 5 つの革新 の先進 2×4の家は優れた耐震力を持つ一方で、地震の振動エネルギーを吸収・軽減 させる制震装置の導入は始まったばかり。 カネシンでは2×4家づくりを支える先進の 工法、 現場を支える優れた作業性、 導入に有利な経済性の各方面から、 これから の2×4家づくりを力強く支える新装置V-RECS 2×4 〈SG〉工法を開発しました。 1 スピーディな取付け作業 V-RECS2×4 〈SG〉 は、軽量コンパクトで部品点数も少なく、作業 時間が短時間で済みます。特殊な加工もなく取付け説明書を見る だけで簡単に施工できます。 2 導入しやすい製品価格 V-RECS 2×4〈SG〉 は、高い制震性能に加え、軽量コンパクトに することで導入しやすいリーズナブルな製品価格を実現しました。 短い作業時間で作業経費の削減にもつながります。 3 手間要らずで、 メンテナンスフリー ダンパーに使用される高減衰ゴムは、60年経ってもほとんど性能が 変わりません。 そのためメンテナンスも不要で、 温度による性能変化も 少ないため、幅広い地域でご使用いただけます。 軽量化 コンパクト化 軽量コンパクトで簡単設置! 4 新築だけでなく、 リフォームにも対応 V-RECS 2×4 〈SG〉 は、 ダンパーの幅を 80mmにしたことで既存住宅にも設置 しやすくなりました。 耐震リフォーム時に 制震装置を設置すれば、 より地震に 強い住まいが実現できます。 5 設計変更なく 設置可能 V-RECS 2×4 〈SG〉 は、 内周部の耐力 壁にも設置できます。V-RECS 2×4 〈SG〉 を設置した耐力壁も壁量として 算入することができるため、設計変更 の手 間をかけずに制 震力を備えた 安心の2×4家づくりが可能です。 せっこうボード (耐力壁) 4 80mm 2×4〈SG〉の高性能制震システム の制震力 制震力 3 3 つの実力 1 地震エネルギーを吸収する変形率300%、耐久性60年の高減衰ゴムを 組み込んだ高性能ダンパー。上下に設置された減衰効果抜群の鋼製 アーム。繰り返す余震にも強い復元力を発揮し、 カネシンの技術力と 開発力が安全と安心を守る強靭な制震システムを完成させました。 地震の揺れを 最大約60%軽減※ 2 変形率300%・ 耐久性60年の高減衰ゴム 繰り返す余震に 効果を発揮 3 ※変形抑制効果は、建物形状、設置プラン、地震波によって異なります。 V型アームは変形抑制 効果を引き出す力学形状 ダンパーが一番効率よく働く位置を探して いくと、上下のV型アームの頂点にダン パーを置いた形状が最適で、建物の変形 を効率よく回転運動に変換し、高い変形 抑制効果を発揮します。 V-RECS 2×4〈SG〉制震メカニズム ① 地震エネルギーが V-RECS〈SG〉 アームへ V-RECS〈SG〉 ダンパーCとDは高減衰ゴムで接合され ており、Cの回転により高減衰ゴムがせん断変形します。 ② V-RECS〈SG〉 アームの力がダンパーへ ④ 地震エネルギーを吸収 V-RECS〈SG〉 アームA、Bにかかった力が、V-RECS〈SG〉 ダンパーCを 押し込むと同時にV-RECS〈SG〉 アームBを押し上げ回転運動に変換します。 震動エネルギーを高減衰ゴムがせん断変形して 熱エネルギーに変換し、建物の揺れを吸収します。 一般ゴムと高減衰ゴムの比較 高減衰ゴムは一般のゴムと違い、 エネルギーを吸 収する働きがあります。運動エネルギーを瞬時に 熱エネルギーに変えて、吸収・放熱発散します。 同じ高さからゴムボールを地面に落とした場合、 高減衰ゴムはほとんど弾みません。 これは瞬時に エネルギーの変換・吸収・発散をするためです。 一般ゴム ③ 高減衰ゴムが変形 地震のエネルギーが建物に加わるとたて枠に装着したV-RECS 〈SG〉 アームAに圧縮、Bに引張の力がかかります。 A V-RECS〈SG〉 ダンパー 側面 B V-RECS〈SG〉 アーム 高減衰ゴム 支点 C 熱 高減衰ゴム V-RECS〈SG〉 ダンパー D ※ダンパーの回転による高減衰ゴムのせん断変形を赤色で示したイメージ図です。 実験データが実証する制震力 実大実験により変形抑制効果を実証 V-RECS 2×4 〈SG〉 を設置した場合と設置しない場合を実大実験で比較することで、 建物の変形抑制効果が実証されました。 また、 この実験結果は応答解析の変形 抑制効果と同等となり、応答解析結果の信頼性が確認できました。 実験機関 実験内容 独立行政法人 防災科学技術研究所 枠組壁工法2階建て 〈耐力壁〉合板耐力壁 〈入力波〉建築センター波(BCJ L2)、神戸海洋波(Kobe NS) 地震の揺れを最大 約50%軽減 約60% ※ 15 軽減 2×4〈SG〉 を4枚設置した時の揺れを示しています。V-RECS 2×4〈SG〉 を設置する 100mm 40mm ※イラストはイメージです。 5 0 V-RECS〈SG〉 あり 差し替え 0 20 40 60 80 100 120 4.2cm 140 -5 9.7cm 変形抑制効果とは 変形抑制効果は、 2階の床の揺れ幅を基準に測定します。 例えば 揺れ幅100mmに対して、 60%の変形抑制効果は40mmの揺れ 幅に抑制されたことを示します。 応答変位(cm) グラフは青い線がV-RECS 2×4 〈SG〉 なしの時の揺れを示し、赤い線がV-RECS ことで最大約60%の変形抑制効果が確認できました。 建築センター波(BCJ-L2)50カインで解析した場合の応答解析結果 10 -10 60%変形 抑制効果 -15 加振時間(sec) V-RECS〈SG〉 なし ※変形抑制効果は、建物形状、配置プラン、地震波によって異なります。 5 2×4〈SG〉の制震構造体づくり の安心設計 2×4建築は伸びやかな空間を実現させる住宅づくりです。構造体の 強さや性能を確保しながら、 シンプルに、 かんたんに、 しなやかに空間 設計への対応力を追求したV-RECS 2×4〈SG〉 なら、 お施主様それ ぞれの要望に応える耐震+制震を備えた2×4家づくりが実現します。 内周部の配置が安心感と デザイン性を両立させます。 V-RECS 2×4 〈SG〉 は高減衰ゴムの性能を最大限発揮させる ため、 あえて内周部への配置にこだわりました。 外周部は、 夏場 は壁内温度が上昇し やすく、冬 場は結 露 が発生しやすいなど 最適な配置環境とは いえません。 また、内 周部への設置により 断 熱 材の施 工に影 響がなく住宅の断熱 性能を十分に発揮す ることができます。 床梁 V-RECS 2×4〈SG〉 を設置した壁も 壁量として算入できます。 V-RECS 2×4〈SG〉 は耐力壁内部に設置でき、壁量として 算入できます。設計変更の手間が少なく、 設計の自由度を確保 床梁 したまま制震装置を導入して、お施主様に一歩進んだ2×4 住宅を提案できます。 仕様規定の一例 材料 倍率 断面 接合具 せっこうボード (両面) 1倍×2枚=2倍 カウント可 接合具の間隔 せっこうボード (両面) 1倍×2枚=2倍 カウント可 GNF40 外周部@100 厚さ12mm以上 SFN45 中間部@200 強化せっこうボード 1.3 WSN、DTSN せっこうボード 1.0 ※耐力壁として設計する場合は、必ず国土交通省告示第1541号の仕様に従ってください。 ※V-RECS 2×4〈SG〉 が取付くたて枠は3枚必要です。 (連続で取付く場合は4枚必要) 収納 V-RECS 2×4〈SG〉設置のポイント ホール ①V-RECS 2×4〈SG〉 は、剛心位置を考慮してバランスよく設置することで高い 玄関 廊下 変形抑制効果が期待できます。 ②設置数は変形抑制効果やコストによって増減することが可能です。 (設置数の 目安は40坪まではX・Y方向それぞれ2枚の計4枚です。) V-RECS 2×4〈SG〉の設置例 V-RECS 2×4〈SG〉の設置位置 6 延床面積 約81㎡(約25坪) 設 置 数 X方向2枚、Y方向2枚 変形抑制 効果 トイレ 階段 収納 キッチン 58% ※BCJ-L2 50kine時の変形抑制効果 リビング ※ ダイニング ダンパー ① V-RECS〈SG〉 ① V-RECS〈SG〉 ダンパー 2個 ② V-RECS〈SG〉 アーム 4本 ③ V-RECS〈SG〉 ホールド 4個 ④ ピン 10本 ⑤ マツバピン 10本 ⑥ ビス (HQ-65) 88本 38.5mm 158mm V-RECS〈SG〉構成部品と数量(1セット) 300mm 80mm 4本 ⑦ 釘(ZN40) ② V-RECS〈SG〉 アーム 60mm ① V-RECS〈SG〉 ダンパー ⑥ ビス (HQ-65) 40mm ④ ピン ⑤ マツバピン 50mm ⑦ 釘(ZN40) ② V-RECS〈SG〉 アーム 698mm ③ V-RECS〈SG〉 ホールド ⑥ ビス (HQ-65) ③ V-RECS〈SG〉 ホールド 150mm ④ ピン ⑤ マツバピン 75mm ④ ピン 80mm ⑤ マツバピン ⑥ ビス (HQ-65) ⑦ 釘(ZN40) 2×4〈SG〉 ハウジングのベストサポート 1 かんたん設計サポート 2 無 料 地震応答解析サポート 有料オプション V-RECS 2×4〈SG〉 は簡単に変形抑制効果が見える化できる 様々な条件により制震効果は1棟1棟異 簡易解析サービスをホームページで提供しています。 床面積や耐力 なります。地震応答解析をすることで、 より 壁の種類・壁枚数、V-RECS 2×4〈SG〉 の設置数等を入力する 正確な制震効果を数値で提示できます。 だけでいつでも簡単に変形抑制効果を カネシン 地震エネルギー制震システム 数値化できます。 データを保存しておくこと 3 2×4 もできるため、履歴管理にも役立ちます。 1234号棟 40.58㎡ 40.58㎡ V-RECS 2×4<SG>配置枚数 構造用合板 3.0 6 5 せっこうボード 1.0 6 8 43 58 本シートは、V-RECS 2×4〈SG〉の変形制御効果をカネシン独自の解析方法に基づき、簡易的に シミュレーションし数値化したものです。そのため、建物形状、配置プラン、地震波等の条件 や、より精密な解析である地震応答解析と結果が異なる場合がございます。 ご相談窓口 「カネシンCSセンター」 地震応答解析報告書 カネシンCSセンターでは疑問点等のご相談窓口として経験を 積んだスタッフが対応いたします。 ご相談窓口 「カネシンCSセンター」 Tel.03- 5671-1077 7 本社(受注窓口) Tel.0120 -106781 Fax.0120 -677010(通話料無料) 本 社 /〒124-0022 東京都葛飾区奥戸4-19-12 Tel.03-3696-6781 Fax.03-3696-6770 大 阪 支 店 /〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町3-2-13 平野町中央ビル7階 Tel.06-4708-3326 Fax.06-4708-3925 仙台営業所 /〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡4-5-24 第一パークビル803 Tel.022-349-8981 Fax.022-349-9033 新潟営業所 /〒940-0063 新潟県長岡市旭町2-1-3 旭町いづみプラザ2階 Tel.0258-86-6971 Fax.0258-94-5481 福岡営業所 /〒812-0038 福岡県福岡市博多区祇園町2-8 リアン祇園ビル8階-B Tel.092-292-7097 Fax.092-409-5553 http://www.kaneshin.co.jp/ Tel.03-5671-1077 ●平成26年8月発行 ●このカタログに記載された仕様は、改良のため 予告なしに変更することがあります。
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