平成27年度 津市立育生小学校 津波避難計画 1 計画作成の目的 本校の位置する地域は、津市地域防災計画(津波対策編)において、津波時における避難対象地 域(津波浸水予測地域)内にあり、東海・東南海・南海地震同時発生(M9.0)の被害として、 0.5mの津波が約50分後、約3.5mの最大津波が約170分後に到達するものと想定されて いる。よって、原則として、「避難勧告」または「避難指示」が発令された時点で、避難行動を開 始する。 なお、この計画は、津波から本校児童の生命と身体を守るために作成した。 2 避難場所 (1)一時的緊急避難場所 本校校舎3階体育館 → 屋上 (2)津波浸水予測地域外の避難場所 ①第一次避難場所 津市立橋南中学校(津市指定避難所:本校より南西へ約600m、徒歩約7分) ②第二次避難場所 津市立南が丘小学校(津市指定避難所:本校より南西へ約2,900m、徒歩約37分) 3 4 避難経路 ①第一次避難場所(橋南中学校)・・・・別紙1 ②第二次避難場所(南が丘小学校)・・・別紙2 津波に関する情報等の収集 (1)津市および津市教育委員会からの情報 ①電話・庁内メール・FAX ②校長への携帯メール配信 ③防災放送 ④防災無線 ⑤市メール配信サービス・市ホームページ・市広報車・サイレン・鐘音 (2)県・テレビ・ラジオ等からの情報 ①県メール配信サービス(防災みえ・県ホームページ) ②テレビ・ラジオ 停電時には、③携帯電話・携帯型ラジオ ④車載テレビ・車載ラジオ 5 避難方法 (1)避難経路の安全確認 ①目視による確認 ・2人1組(教頭、安全教育担当)で避難場所までの避難経路の安全確認を行う。 ※準備物:ヘルメット着用、移動手段;自転車 連絡手段;トランシーバー、携帯電話 ②橋南中学校・育生幼稚園との連携・・・情報共有および避難場所・方法について ③学童保育「くるみ会」との連携・・・・情報共有および避難場所・方法について ④自治会・育っ子応援隊との連携・・・・情報共有および避難場所・方法について (2)避難誘導・安否確認・・・「お・は・し・も」の約束の徹底 ①地震直後・・・運動場に集合し、学級ごとに点呼。担任→教頭・教務→校長 安否確認の結果によっては、校長および学年主任が集合した児童管理を行い、 他の教職員で捜索・救援を行う。 ②避難誘導・・・先頭(6年生と1年生)→5年生と2年生→4年生と3年生 ※先頭(1組)→2組→3組の順に、手をつないで移動する。 たんぽぽ、あおぞら学級の児童は、交流学級と行動する。 各組の先頭には、担任2名、中間に2組担任2名、後尾に3組担任2名が 付く。全体の先導:教頭と安全教育担当。校長と養護教諭は6年生と1年 生の集団に付く。専科教職員は、最後尾に付く。他の教職員は、状況を見 て適宜付く。 (3)災害時要援護者への避難支援体制 ○「津波浸水予測地域外への移動が困難な児童や教職員」が出た場合 ・救急車(場合によっては、防災ヘリ)の救援を要請する。 ・救護室を校舎3階に設営…保健室及び防災倉庫から医薬品・飲料水・毛布・担架・AED 等を救護室に運ぶ。 6 避難を行う基準 (1)「避難勧告」が発令された場合・・・避難行動を開始する。(レベル3) (2)「避難指示」 〃 ・・・避難行動を開始する。(レベル4) (3)「津波注意報」や「津波警報・大津波警報」が発令された場合(レベル2) ・・・総合的に判断して、必要に応じて避難行動を開始する。 7 保護者への情報の伝達 児童の安否や避難状況等の伝達について、次の手段で臨機応変に対応する。 (1)「まちcomiメール」による携帯メール配信 (2)育生小学校のホームページへの掲載 (3)災害伝言ダイヤル「171」 (4)育生小学校および避難場所に掲示物を貼る。 8 9 避難訓練 避難場所への避難(誘導)訓練を定期的に行い、課題の改善を図る。 保護者・学童保育・地域への周知 学校だよりや学校ホームページ、「まちcomiメール」で知らせるとともに、PTAと連携を 取り、学校の対応について周知を図る。 地震発生時の心得10カ条 【屋内で】 1 出入り口を開ける(脱出口確保) (前は担任、後ろは児童) 2 カーテンを閉める(ガラス飛散防止) 3 ガラス窓、戸から離れる 4 机の下に入る(頭部保護) 5 火災にも注意する (火災が発生した場合は、窓を閉める。カーテンを開ける。) 6 屋内では 「押さない、走らない、しゃべらない、戻らない」(「お・は・し・も」) 【屋外その他】 7 屋外へ出たら、小走りで避難する 8 避難は徒歩、荷物は最小限にする 9 狭い路地、ブロック塀、崖や川べりに近寄らない 10 津波、山津波、崖崩れに注意する
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