小規模多機能自治による 住民主体のまちづくり

雲南市の概要
• 平成16年11月1日、6町村で合併し、「雲南市」誕生。
●松江市
小規模多機能自治による
住民主体のまちづくり
出雲市●
全国最多の39個の銅鐸が出土
(加茂岩倉遺跡・銅鐸は国宝)
【日本さくら名所】 斐伊川堤防桜並木
島根県
島根県
~雲南市の地域自主組織~
中山間地域で、
全域が過疎指定
平成27年1月
島根県 雲南市
■ 面積
■ 人口
(政策企画部地域振興課)
雲南市のまちづくりの基本理念
553.4k㎡ (東京23区の約9割)
41,927人 (平成22年国勢調査)
1
たたら製鉄の遺構;全国唯一の現存する高殿
(菅谷たたら高殿)
スサノオノミコト、クシイナダヒメが造ったとされる
「日本初之宮」須我神社・和歌発祥の地
2
今後の雲南市の20年間と日本の35年間の
人口減少率は同程度
雲南ブランド化プロジェクト
「生命と神話が息づく 新しい日本のふるさとづくり」
※国勢調査 及び 国立社会保障・人口問題研究所推計結果より
日本の総人口
(雲南市総合計画より抜粋)
自然の幸
歴史の幸
『「生命と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり」は、郷土の文化・歴史・自然を
雲南の幸
日本の豊かさ
よく知り、魅力ある「ふるさと」であることを市民である私たちが自覚することから
⇒■ふるさとを知り、磨き高め、誇りに思える暮らし
■地域メッセージを明確にし、発信
始まります。そして、この魅力ある「ふるさと」を、市民一人ひとりが誇りと愛着の
人の幸
ある地域として磨き、高めることが必要です。
2010年
●
128,057千人
⇒■ふるさとの5つの恵みを大切にした多様な豊かさ
ティ活動に参画して、雲南市のまちづくりに取り組みます。行政は、市民や事業
●
2010年
42千人
者とともに、「雲南市が自立して継続しながら、市民の満足度を高めていく」よう努
雲南ブランドの確立
力します。このような取り組みを継続することが、雲南市は市内外から魅力ある
地域として認知され、人口の定住・経済活動が拡大し、税財源の涵養が進み、さ
■対象= 雲南市(雲南市をまるごとブランド化)
3
高齢化率は、日本を20年先行
雲南市の高齢化率は
20年後の日本と
ほぼ同水準
▲2割
●
2030年
32千人
■理念 = まちづくりの基本理念 「生命と神話が息づく 新しい日本のふるさとづくり」
らに地域の価値を磨き、高めるまちづくりの推進に取り組むことができます。』
●
2045年
102,210千人
雲南市の人口
食の幸
⇒■地域の存在意義
■地域の誇り
■地域の個性・価値の発揮
誇りと愛着ある郷土を目指し、市民は、主体的にまちづくりグループやコミュニ
▲2割
4
5
人口減少・少子高齢化は
地域社会崩壊の危機を招く!
つまり、
雲南市の人口減・少子高齢化
雲南市の高齢化率
(出典)国立社会保障・人口問題研究所2012,2013年推計結果
2割減
は日本の近未来の縮図!
日本の高齢化率
人口が2割減少し、
高齢化が進むと・・・
(出典)国立社会保障・人口問題研究所2012,2013年推計結果
6
7
8
~協働のまちづくり~
第1条 この条例は、雲南市におけるまちづくりの基本理念を明らかにするとともに、その
基本となる事項を定め、協働のまちづくりをすすめることを目的とします。
ここからどのようにして
「協働」の仕組みを整えるか…
雲南市のまちづくりの基本 = 「協働のまちづくり」
そのためには ⇒ 市民が主体的に関わることが必要。
市民が主体的に関わる = 「住民自治」
“ピンチ”
を
まちづくり基本条例の制定
条例策定過程における市民参加・参画
ここに、市民、議会及び行政がともにこの理念を共有し、協働のまちづくりをすすめるた
め、雲南市まちづくり基本条例を制定します。」
(目的)
■地域自主組織数=43組織
■拠点数=30交流センター
住 民
事務局
○○部会
属性型組織
(加茂町は14組織で1拠点)
副会長
理事会等
○○部会
目的型組織
・H19年度に市内全域で結成完了
・住民発意により発足
会長
○○部会
目的型組織
女性グループ
高齢者の会
11
地域自主組織(一覧)
○○部会
女性グループ
営農組織
新市建設計画
=小規模多機能自治
多世代住民
×多様な団体
PTA
文化サークル
コミュニティ・住民自治プロジェクト報告書
地域自主組織
町内会
消防団
PTA
営農組織
○一定のテーマや目的をもち、地域の枠にとらわれない活
動を展開
○地域自主組織への参画や活動を通じた協力・連携・交流
○本庁並びに地域担当職員との連携と活動支援
○行政との対等性、明確な役割と責任、活動の透明性と公
開性を確保
監査
機関
町内会
H16.11
雲南市発足
■まちづくりグループ・NPO
地縁型組織
自治会
H19 総合計画策定
H15
○住民意見の把握・集約を行い、地域実情を踏まえた事
業・施策の協議や総合センターの長への意見提案
○地域の身近な課題の解決や住民間の親睦活動の実施、相
互扶助サービスの運営等を住民が協力して総合的に対応
○市から地域における身近な行政事務を受託
対象)地縁による様々な人、組織、団体
意図)地域課題を自ら解決する。
活動)長所を活かし、補完し合う。
⇒結果)地域が振興・発展する。
地域自主組織
の目的
地縁型組織
消防団
H16
■地域自主組織
まちづくり基本条例施行
H17 地域自主組織
~H19
設立
地域自主組織を位置付け
地域自主組織とは?
概ね小学校区域で
広域的な地縁組織に再編
文化サークル
○総合センターと一体になったセンター単位のまちづくり
の推進や提言
・地域振興を図るための地域計画の策定
・地域振興のための事業の企画、立案、実施、支援等
・地域振興基金の活用に対する意見
○市長の諮問に応じ又は必要と認める事項に意見提案
○地域自主組織への情報提供、支援
10
“チャンス” へ
~新たな地縁モデルの結成~
自治会
◆ 集落機能を補完する新たな自治組織の確立
◆ 地域の主体性に基づく組織化が進むような環境づくり
■地域委員会
9
「地域崩壊の危機」 を 「住みよい地域づくり」へ
“1世帯1票制”
ではなく
“1人1票制”
汗をかきながら、みんなで創り上げていく』
『自分たちが住む地域は、自分たちで知恵を出し
【基本的な考え方】
(前文 抜粋)
~中略~
「まちづくりの原点は、主役である市民が、自らの責任により、主体的に関わることです。
→
H20
(合併協議会コミュニティ・住民自治PT報告書より)
雲南市まちづくり基本条例(平成20年11月1日施行)より
「協働のまちづくり」をまちづくりの
基本に据えている点が重要!
地域自主組織の設立経緯
雲南市発足時
雲南市のまちづくりの基本姿勢
・ 各種団体
高齢者の会
属性型組織
地域自主組織
=小規模多機能自治12
地域自主組織(一覧)
年代や性別、活動が異なる様々な組織や団体が地縁でつながり、
連携を深めることにより、それぞれの長所を活かし、補完し合うことで、
地域課題を自ら解決し、自地域の振興発展を図る。
1+1>2
活動拠点の整備(公民館から交流センターへ)
地域住民
地域づくり担当職員による支援
14
地域自主組織のポイント
■“地縁”でつながる様々な人、組織、団体が連携し、
相乗効果を発揮!
生涯学習
…子どもから高齢者まで、性別に関わらず。
…単位自治会だけでは解決が困難なことを解決!
参加
■イベント型から課題解決型へ!
※イベントにも、何らかの目的があるはず
↓
地 域自主組織
企画・
指導・
支援
センター長(
協議会が任命)
センター主事(
協議会が任命)
協力員(地域自主組織が任命)
15
・指定管理料
・
地域づくり
活動交付金
※組織見直し中の加茂町を除いてカウント
(
所管 市長部局)
■世帯数
70弱~1200世帯程度
(平均約400世帯)
参加
交流センター
雲 南 市
交流センター
■人口規模
200人弱~4000人程度
(平均約1300人)
市の事業
↓
H22年度~
利用
移行
企画・
指導・
支援
自主事業
活動
補助金
館長(市が任命)
主事
(協議会が任命)
■人口密度
10~925人/km2程度
(平均193人/km2)
公民館
雲 南 市
(
所管 教育委員会)
公民館
■面積規模
0.85~73km2程度
(平均約18.66km2)
※分校の閉校を契機に、H26.1.21、民谷地区振興協議会が
吉田地区から分離独立。(43組織目)
13
地域自主組織
の活動拠点
地域
■地域力(個性)を活かすこと!
づくり
地域福祉
生涯学習
■自らの地域は自ら治める!
生涯学習だけでなく、
幅広い市民活動の拠点に!
16
■地域の総合力で課題解決!
17
事例
地域自主組織の事例紹介①
安心生活見守り事業
「まめなか君の水道検針」 「守る君のまかせて支援事業」
【躍動と安らぎの里づくり鍋山】
※H24地域自主組織取組発表会資料より
事業名:(笑んがわ市 事業)
事業分野
地域づくり
生涯学習
・JAの空き店舗を活用し、
毎週木曜日に開催。
・産直コーナーは、地元生産
者が作った新鮮野菜、JA果
樹センターの季節の果物、
恵曇漁港からの鮮魚販売。
・憩いのコーナーは、手作り
の茶口やコーヒーが200円
で飲み食いでき、楽しい語ら
いの場となっている。
【中野の里づくり委員会】
24時間体制で
要援護者の見守りと
SOSを受信
市水道局との委託契約で
検針機会を利用し、
毎月、全世帯を訪問、声かけ。
※H24地域自主組織取組発表会資料より
19
事業名:(笑んがわ市 事業)
地域福祉
地域自主組織の事例紹介②
事業名:(笑んがわ市 事業)
憩いのコーナー
販売コーナー
自立運営
空き店舗活用×交流の場
↓
買い物支援×生きがい
↓
住みよい地域
21
22
事業名:(笑んがわ市 事業)
23
事業名:(配食事業)
地域自主組織の事例紹介③
【塩田地区振興会】
24
※H24地域自主組織取組発表会資料より
事業分野
地域づくり
生涯学習
地域福祉
・平成18年4月、配食グループ『いぃ~飯会』を立ち上げ、
毎月、第4土曜日の午後2時頃から40食分を調理し、
午後5時以降、利用会員宅(高齢者世帯・単身者世帯)
に配食。
・地産地消をモットーに食べ易い献立を考え、調理。
・「声掛け」、「安心・安全の確認」が出来、喜ばれている。
26
・予定日を変えることなく、8年目を継続中!
・スタッフ15名のうち、毎月最少でも8名は出席!
・心のこもった手作りメッセージ
→スタッフ名や季節の言葉を書いた代表者手書きのメッセージや誕生日月に
は、誕生日カード、弁当の蓋に乗せる上紙は月別に手作りをして届けている。
・季節感たっぷりな料理
・スタッフの交流
・食材も自分たちで育てる!
事業分野
地域自主組織の事例紹介④
生涯学習
地域福祉
昭和53年に「菅谷・高殿」地区の若者を中心に「かんな
流し」等、たたら製鉄の作業工程を題材にした太鼓クラブ
が結成された。やがて保育所や中学生も教えを受けるよ
うになった。しかし、肝心の太鼓クラブは団員の結婚や地
元以外の企業への就職等で休部状態になった。幸いに、
保育所や中学校では継続されていた。休部以来10数年
がたった今、火焔太鼓の復活を望む声が多くの住民から
あり、今年4月に活動を再開することになった。
※H24地域自主組織取組発表会資料より
29
事業名:(地域芸能(太鼓)の復活)
ふるさと夏祭り
地域自主組織の事例紹介⑤
・太鼓は手造り、曲も振り付けも独自に創作した
もの。
・新人6名と小学生5名が加入し22名の団員に
なった。これで、保育所で習い小学生の部、中
生の部、大人の部と活動ができるようになった。
敬老大会
菅谷たたら夏祭り
地域づくり
• たたら火焔太鼓の復活
【吉田地区振興協議会】
27
練習風景
事業名:(地域芸能(太鼓)の復活)
【田井地区振興協議会】
・今回復活させるのに約2年かかった。練習方法
や指導者の育成に努め、地域の芸能として存続
していく工夫を考えたい。
31
30
事業名:(深野神楽子ども教室10周年記念共演会)
事業分野
地域づくり
生涯学習
※H24地域自主組織取組発表会資料より
事業名:(深野神楽子ども教室10周年記念共演会)
地域福祉
・子ども神楽教室卒業生が深野神楽団に入団
地域自主組織の事例紹介
・深野神楽子ども教室開講10周年を迎えるの
を記念して、交流がある子ども神楽社中を招
いて共演会を開催し交流を深める。
→保育所から中学校のふるさとタイムでの神楽まで、神楽
好きの子は一貫して11年間継続してやり、高校生から深
野神楽団へ入団し大学卒業後も神楽をしたいが為に田
井へ帰ってくる。
【松笠振興協議会】
・伝統芸能の伝承保持・地域活性化の基とな
りうる子どもを育てると同時に地域住民が誇
れる郷「田井」づくりを目指す。
・奏楽 鼕・太鼓・合調子の他にも神楽笛までも
全て子ども
→神楽笛を子どもが出来るのは出雲部でも希少
33
34
※H24地域自主組織取組発表会資料より
事業名:(松笠婚カツ隊活動)
事業分野
地域づくり
生涯学習
松笠の人口動態(H17国調とH22国調の比較)
松笠婚カツ隊
地域福祉
①事業内容
婚活のために様々な活動をする集団で、平成21年11月に結成した。
松笠振興協議会総務部のスタッフが、様々な出会いの場の提供を支援し、
出会いイベントの企画・運営を行っている。
独身男性である婚活実行者は、出会いイベントに参加しつつ、男磨き講座
(ヘアースタイル、美顔術、服装選び、会話術などを学ぶ)を受講して、自らを
磨き、モテる男に変身している。
独身男性の募集は、松笠地区だけではなく、掛合町全域、ときには雲南市
内に範囲を広げて活動している。
平成23年度は、4回シリーズの男磨き講座を開講。
平成24年度は、3回の出会いパーティに参加。
まずは、ヘアースタイル、美顔術、オシャレな服装、会話術などを学びます。
松笠婚カツ隊って?: 「松笠」を「愛」する人々が、「愛」のキューピット役、「愛」の仕掛人
となり、若者たちに「愛」を求めることができる環境を提供する婚活部隊!
決して、あやしい団体ではなく、松笠振興協議会の傘下で、ひっそりと活動をしている。
36
出会いパーティで素敵な女性と!
そして毎回カップル誕生!
37
0~4才の人口が増加!
市内では他にない事例。
※島根県中山間地域研究センター資料
※松笠の若年層のパワーが影響
しているかも?
38
事業名:(ごはんの じかん)
事業分野
地域自主組織の事例紹介
地域づくり
生涯学習
地域福祉
①事業内容
・はじまりのじかん(簡単なおやつ作り)
・にしめのじかん(達人から技を伝授)
・お楽しみのじかん(秋の幸…ワンプレートランチ)
・ふるさと祭りのじかん(桜餅の実演販売)
・お弁当のじかん(高齢者とのふれあい)
・ゆずのじかん
・おかわりのじかん(手料理持ち寄り&なべ料理)
【斐伊地域づくり協議会】
※H24地域自主組織取組発表会資料より
40
41
地域自主組織 日登の郷
「どぶろく&田舎料理レストラン運営事業」
事業名:(ごはんのじかん)
②ここがスゴイ!(自慢なこと・工夫したこと)
・豊かな食文化の伝承
■地元スタッフが調理し、提供
かやぶきの館
(移築した約140年前の古民家)
→にしめ、ゆず等、プロの技を受け継ぐ
・笑顔の交流
■無農薬・除草剤なしの酒米
を地元で作付けして使用
■生産は、地元民間事業者
■起業による雇用の場確保
(平成19年11月、特区認定)
→二十代から八十代まで男性二人を含む二十四人が参加
・地域にお返し
→ ①高齢者ふれあい交流会…130人分のお弁当作り
農村文化の再現
地域資源×産業・雇用
【営業内容】
冬季を除き、週1回、水曜日か日曜日
昼のみ、どぶろく込で@2千円
臨時営業も可
②食改さんとの共同
③斐伊ふるさと祭りに出品(さくらもち等)
④尾原ダム地域づくりセミナーで発表&手作りスイーツのプレゼント
42
食×世代間交流 = 若年層の地域参画&食文化の継承 43
交流人口の拡大による
日登ファン、雲南ファンの獲得
■一部の食材を除き、
安心・安全な地元食材を活用
地域の公共活動へ
収益を還元
地産地消の推進
農業所得の向上
44
事業名:(アヨさん体操普及推進事業)
八日市地域づくりの会「リサイクル活動」
・毎月1回、第2日曜日、午前7時~正午に実施。
・回収場所は、住民の移動距離を考え、地域内の3箇所。
・回収品目は、古紙、段ボール、アルミ缶、ペットボトル、ス
チール缶、ビン類など。
・収益は、年間10万円弱。=地域活動の資金として還流。
・回収袋が不要。
・家電製品の回収も年1回、11月に実施。
メリット
・回収頻度の増加(行政月1回→行政と地域で月2回)
・平日と休日の混在化(行政は平日、地域は休日)
・収集時間の拡大(行政は午前8時30分まで、地域は半日)
・行政の回収袋が不要(住民の経済負担軽減)
・重い物を運ぶ移動距離の短縮
・住民のリサイクル意識の醸成
・住民参加の促進
・活動資金の確保
発表テーマ
地域自主組織の事例紹介
特 徴
子ども
高齢者
①事業内容
・農作業と高齢化による腰痛や膝痛 を予防する
・誰もが健康でいつまでも現役で暮らせる地区
づくりを目指す
【阿用地区振興協議会】
八日市交流センター駐車場
小規模多機能自治
(住民自治のプラットホーム)
地域ならではの、きめ細かな対応
地域と行政の協働による
公共サービスの向上
45
48
※H25地域自主組織取組発表会資料より
47
50
49
事業名:(アヨさん体操普及推進事業)
②ここがポイント!(工夫・努力していること)
・腰痛・膝痛の予防と痛みを和らげることがで
きる。また3分間という短くて簡単な体操なの
で、容易に取り組むことができる。
↓
・ 「身体教育医学研究所うんなん」と協働で
考案した体操なので、医学的根拠にもとづい
ている。
・ だれもが簡単に、短時間で取組むことがで
きる。
51
52
53
事業名:
地域自主組織の事例紹介
私たちの地域には
発表テーマ
子ども
高齢者
◎今、小学生が何人いる?
◎今年、小学校や中学校を
卒業するのはだれ?
◎ピカピカの一年生は、どこ
のだれ?
• 地域づくりの基盤
【新市いきいき会】
必要な情報とは?
※H25地域自主組織取組発表会資料より
私たちの地域には
56
55
新市地区住民福祉カード(見本 )
地域住民の情報を把握!
氏
◎一人くらしの高齢者がいる?だれ?
◎高齢者所帯は、どこのだれ?
◎声掛けや見守りたい高齢者は?
◎支援してほしい高齢者は?
◎敬老会の該当者は?
◎来年の米寿のお祝いは?
『福祉カード』の作成を提案!!
☆作成目的、管理!
☆地域住民の理解を得る!
57
情報の管理
花子
大・昭・平
4年6月13日
3
一郎
大・昭・平
38年8月10日
4
ももこ
大・昭・平
41年6月22日
5
大輔
大・昭・平
7年10月5日
高校3年
6
はるこ
大・昭・平
9年9月14日
中学3年
42-2345
施設入所中
58
要支援体制の立ち上げ!
『おねがい会員』と『まかせて会員』
◎本人や家族の意思で登録 15名
◎情報管理の原則
地域自主組織、自治会長、
民生児童委員等
☆身近な住民で共有できない!
☆だれが支援を必要としているか?
☆だれが支援するのか?
60
6年4月23日
新市いきいき会
雲南市災害時要援護者支援計画
◎地域自主組織で集中管理
• カードで保管…書換えのため
• サーバーにデーターで管理
『今日現在の満年齢』
生年月日
区
備考
大・昭・平
2
◎個人情報をどうする?
◎地域自主組織が取り組むことなのか?
◎情報管理はどうする?
名
電話番号
太郎
1
新市
地 区 新市
◎近所で支援を必要とする人はだれ?
◎だれとだれが支援者となる?
自助・公助・共助
手上げ方式では助け合えない!
みんなで考える!
61
62
おねがい会員・まかせて会員 登録名簿
●
まかせて会員
新市
おねがい会員
木次 太郎
℡ No
まかせて会員
42-5110
℡ No
新市 次郎
42-0779
雲南 三郎
42-0009
そ の 他
自力歩行困難
車椅子
集合場所
集会所
「入間コミュニティー協議会」
大事なのはお互いさまの気持
区
廃校活用の事例
告知放送等での避難準備情報発令時からおねがい会員/まかせて会員は避難行動を開始してください。
No
例
自力もしくは家族の介助だけでは避難が困難な方。
おねがい会員の避難支援をする方。向こう三軒両隣による共助。
平常時における見守り活動(声かけ・あいさつ・訪問)
入間交流センターを活用した交流活動
平成25年3月31日現在
新市地区自主防災組織
おねがい会員
避難場所
総合センター
1
2
•『おねがい会員』
28名
•『まかせて会員』
120名
・旧入間小学校を入間交流センター
に改修。(大学・学生との連携)
・通常の交流センターの機能に加え、
宿泊、食事提供機能を付加。
・料理の質も高く、年々宿泊者数が
増加。
H25年度宿泊者数 500人弱
・スクールバスで帰ってきた小学生
が帰りに「ただいま」と寄り、宿題を
したりして保護者の迎えを待つ。
3
63
65
64
事例
【波多コミュニティ協議会】 買い物支援
波多交流センター
H25~
~第2ステージ~
制度改善による活動基盤の強化
しまね田舎ツーリズムポータルサイトより
66
・地区内唯一の小売店の撤退を受け、
交流センター内に、「店舗」開設。
・全日本食品㈱と連携し、豊富な品揃え。
・拠点を活かし、地域自主組織が運営
・サロン機能もあり、買い物客は無料送迎。
1.地域自主組織への実質的な一体化が必要。
2.地域の自主性・裁量性を尊重できるものに。
交流センター
雇用協議会
事務局)地域振興課
活動費
人件費
社
協
活動費
(
福祉委員会)
70
福祉推進員
福祉部門
※1件からでも可。
(直営と代行は選択性)
○○○部
手数料
※市から財源手当。
人件費(交付金)
推進員の役割や社協の
関り方等を明示
×
委嘱
事務局
○○○部
H25
社会保険
労務士
交流センター
69
人件費
執行機関
事務代行
直接雇用
市
人件費
地域自主組織
副会長
地域自主組織
福祉推進員
見直し
会長
直接雇用方式(H25年度~)
給与支払
・超高齢化社会への対応が必要(“交流”可能なものに)。
・事務室スペースの確保は必須(業務量は増加傾向)。
・住民の利便性と防災機能の観点が必要。
配置
H24
~
施設関係の方向性
これにより、交流セン
ターを名実ともに地域自
主組織の活動拠点として
活用できる。
職員
委嘱
事務局
福祉部
そのためには…
1.現在の方式を継続。
2.ただし、社会教育行政として求める部分は明
確に示し、きめ細かな対応が必要。
3.横断的な連絡の場、中学校と各地区との連携
が必要。
※交流C職員は、地域自
主組織の事務はもつも
のの、指示命令系統と
雇用主の関係が不整合。
福祉委員会
★地域ぐるみの福祉が推進できるものに!
交流センター
人件費
○○○部
生涯学習の方向性
地域自主組織による直
接雇用方式により、交流
センター職員と地域自主
組織間の乖離を制度的
に解消し、一体化。
地域自主組織
執行機関
○○○部
1.交流センター職員と地域自主組織の一体化が必要。
(施設管理業務+地域自主組織業務)
2.事務局体制は、業務量に応じて充実が必要。
3.職員体制、処遇は、地域の実態に応じたものに。
~
総評
地域自主組織
会長
副会長
従 来(H24年度まで)
交流センター職員と地域自主組織の方向性
地域福祉の見直し
【H25年度からの制度改善策】
交流センター職員と地域自主組織の一体化
交流センターは、地域自主組織の拠点として、概ね順調に移行、運営されている。
ただし、現行制度の一部に改善の余地がある。
また、一部地域では前向きな取り組みが芽生え始めており、新たな支援策が必要。
地域福祉の方向性
基礎的基盤の整備
(組織化、活動拠点など)
67
【H25年度からの制度改善策】
交流センター移行3年目(H24)の検証結果
第1ステージ
~H24
市
指導・支援
活動費
社
協
※地域自主組織へ交付
活動費
71
【H25年度からの制度改善策】
地 域自主組織
地域づくり担当職員による支援
↓
従来は、指定管理に伴う人件費はみていなかった
地域福祉
②地域住民(子ども~高齢者)が集える施設であること。
→対策)集会機能(最も多い集会)。
高齢化社会に対応したものであること。
→バリアフリー、集会室はできるだけ1Fに。福祉トイレ・・・等
↓
③地域の防災拠点としての機能が発揮できること。
→対策)耐震、耐水害、避難所機能(調理室、シャワー等)
地域自主組織
の活動拠点
④地域自主組織の活動拠点としての機能を発揮できること。
→対策)・一定規模の事務室が確保できること。
・地域の創意工夫が活かせる施設に。
幅広い市民活動の拠点
地域づくり担当職員による支援
「持続可能な地域社会の仕組みづくり」
のポイント
生涯学習
幅広い市民活動の拠点
地 域自主組織
72
企画・
指導・
支援
・
常勤2名+非常勤数名(
標準)
★全て地域自主組織で雇用
③地域実態、業務量に応じた体制、処遇に。(規模や利用実態等に応じた従量制)
①地域住民が寄りやすい場所であること。
→対策)地域の中心地が望ましい。
交流センター
・指定管理料
・
地域づくり
活動交付金
②施設嘱託主事方式(木次4地区のみ)を廃止し、市内不均衡を是正。⇒①へ移行
雲 南 市
①施設管理人件費を一括交付金へ新設。
(
所管 市長部局)
交流センター
施設管理の人件費をみることにより、人的配置を充実し、事務負担を軽減
~交流センターはどんな施設であるべきか~
づくり
H25年度~
※三刀屋を除く
Ⅰ 交流センターの基本的基準
地域
地域自主組織
の活動拠点
一体化
企画・
指導・
支援
センター長(
協議会で雇用)
センター主事(
協議会で雇用)
協力員(地域自主組織で雇用)
…西日登、三新塔、下熊谷
斐伊、加茂、田井
・指定管理料
・
地域づくり
活動交付金
どの地域も
業務が多忙
(勤務実態と処遇の不均衡)
雲 南 市
(温泉、西日登、日登、斐伊)
H25は指定管理
の協定更新時期
(3年間の猶予期間終了)
交流センター
(
所管 市長部局)
※木次4地区のみ
施設嘱託主事を配置
H22年度~
交流センター
人的配置の不均衡
是正が必要
【交流センター施設整備計画(骨子抜粋)】
地域自主組織と活動拠点の一体化
指定管理のメリット(人的配置)
『円卓会議方式』とは…
地域と行政の協議の場
①地縁型の住民による住民のための組織であること。
(基本的事項)
■フラット制(それぞれが対等な立場で参加)
■平成25年度から、「地域円卓会議」を本格導入
…世帯主制ではなく、一人一票制が望ましい。
■直接対話方式により、共有、協議、協働を促進する場
※地域と「直接的に・横断的に・分野別で」協議
②地域内の多様な主体が参画していること。
(平成25年度からの概念図)
…地縁型組織(自治会など)、目的型組織(営農組織や消防団など)、属性型組
織(PTA、女性団体など)
■主役はテーマ(共通のテーマを議論)
議会
部門
部門
部局
部局
…会則があること。執行体制(役員体制)、議決機関、監査機関が存在すること。
市
④活動拠点があること。 …雲南市では「交流センター」
⑤活動分野が3つ以上あること(複合的な活動であること)。
部門
部局
部門
部局
自主
組織
■分野別円卓会議も設ける
■原則として公開し、透明性の確保と多様な参画を目指す。
部門
部局
…雲南市では、「安心・安全」「歴史・文化」「持続可能性の確保」
■横の情報交換の場としても活用
自治会
各部門横断会議
③組織体制が確立されていること。
■話し合いやすい規模で構成。
具体的方法
⑥課題解決志向であること。
74
73
■「組織」ではなく、「会議」。…地域課題の解決を目指す場
■基本的には、会議ルールもこの場で確認し、決定。
…地区計画の策定など。
75
77
76
H25分野別円卓会議の結果①
~『地域防災』円卓会議~
2013年度 地域円卓会議 年間スケジュール
『円卓会議方式』 実施状況
~規模別~
4月
5月
6月
7月
8月
9月
議会
個別
訪問
10月 11月 12月
議会
議会
1月
2月
3月
議会
(規模別)
状況把握
地域
福祉
生涯
学習
・社会
教育
(規模別)
【ねらい】
①全体の底上げ。
②課題解決型の促し。
ねらい)①市の防災対策の状況理解。
②自主防災活動の推進。
③要援護者対策の実効性確保。
(規模別)
まとめ
まとめ
年間計画
協議
【ねらい】
①深める。
②共有する。
③つなげる。
方
まとめ
78
※1回当り2時間程度
出席者)地域自主組織 …5名以内程度(配布資料を参考に調整)
市(危機管理室、健康福祉総務課、地域振興課、自治振興課等)
雲南市社会福祉協議会
防災
【ねらい】
①市の防災対策の状況理解。
②自主防災活動の推進。
③要援護者対策の実効性確保。
日程等)7月22日(月)~8月8日(木)、7グループ・7会場
テーマ)地域の防災対策を進めていくためには?
施策、活動へ反映
79
法)資料を配布した上で、プロジェクターも用い、
区切って説明し、その都度意見を求めた。
市の進行で各地域の状況を相互に紹介し
てもらうとともに、意見をいただいた。
意見は、その場でスクリーンに映しながら
メモとしてまとめた。
80
まとめ
各会議の内容
進行;地域振興課 次長
(総評)
1.市内全域の自主防災の状況紹介 【危機管理室】
・ほとんどの地域で関心が高く、概ね好評であった。
2.地域防災計画、自主防災活動の重要性 【危機管理室】
・先進的地域の具体的な事例紹介は実践事例として有効。
・意識啓発と他地域の状況を知る機会となり、今後の自主防災活動の推進に効果的だった。
・防災への取り組みは、繰り返し、継続していくことが重要。
・個人情報の扱いは、今後も住民に正しく理解してもらう必要がある。
約20分
<意見交換> →休憩
4.有事の際の役割分担 【危機管理室】
(ねらい別評価)
約30分
※各地域の状況は、逐次相互に紹介
約20分
<意見交換>
6.原子力災害に備えて 【危機管理室】
7.本日のまとめ
約20分
②自主防災活動の推進
基礎的な部分について、少なく
ともこれまでよりも理解は進ん
だと思われる。ただし、今後も
継続して理解してもらえるよう
進めていく必要がある。
進んでいる地域とそうでない地
域の混在グループで開催した
ことにより、進んでいない地域
の意識啓発に大きな効果があ
った。
(今後必要な対策)
③要援護者対策の実効性確保
地域申告方式の基本的な理解
は得られた。
次のステップとして、どのよう
に進めていくかを考える必要が
ある。
■次の段階として、先進地域のより深い事例紹介や、図上シミュレーション体
験訓練による推進ツールの普及が効果的。
■多くの先進地域は、災害時要援護者避難支援モデル事業がきっかけとなっ
ており、助成制度が推進に効果的。
82
83
まとめ
各会議の内容
進行;地域振興課 次長
※1回当り2時間程度
【振り返って】
・地域福祉は、地域全体で進めていかなければいけないということを再確認できた。
1.地域福祉施策について【健康福祉部】
出席者)地域自主組織 …地域福祉関係者(福祉部長等、地域福祉推進員)を必須とし、
6名以内程度
雲南市社会福祉協議会
市(健康福祉総務課、地域振興課、自治振興課、保健福祉課)
・一定の理解促進につなげていく契機にはなったと思われる。
・地域同士の横の情報交換により、お互いの参考になった。
特に、町を超えたグループ編成だったことが、他地域の事例を聞くうえで参考になった。
一方では、他地域の事例をもっと聞きたいという意向が感じられた。
2.巡回による意見交換会の状況報告 【社協地域福祉部】
地域自主組織の福祉部活動の状況 【各組織】
<意見交換> →休憩
ねらい)①全体の底上げ。
②地域一体となった課題解決型の活動を促す。
・各地域では、創意工夫の様々な取り組みがみられる。
以上で60分
【今後に向けて】
4.これからの地域福祉の方向性 【社協地域福祉部】
方 法)資料を配布した上で、プロジェクターを用い、
区切って説明し、その都度意見を求めた。
市の進行で各地域の状況を相互に紹介して
もらうとともに、意見をいただいた。
意見は、その場でスクリーンに映しながら
メモとしてまとめた。
1.地域に合った個別の指導支援をしていく。
~見守り支援活動の重要性と事例紹介~
以上で60分
<意見交換>
84
H25分野別円卓会議の結果③
~『生涯学習・社会教育』円卓会議~
日程等)2月10日(月)~3月6日(木)、8会場
テーマ)「『夢』発見プログラム」を推進するには?
①市の防災対策の状況理解
合計2時間81
H25分野別円卓会議の結果②
~『地域福祉』円卓会議~
日程等)10月28日(月)~11月12日(火)、7会場
テーマ)地域ぐるみの福祉を推進するには?
■自主防災推進のためには、地域力が大切であり、逆に、住民主体の地域づ
くり、自治会との関係強化にも効果があると考えられる。
・防災は、地域の主体性定着の契機にもなり得る。
3.要援護者対策の市の考え方 【健康福祉総務課】
(今後に向けて)
■取組みが進む基礎的な活動基盤はあるため、今後も推進する機会があれ
ば、多くの地域で進む可能性がある。
・自主防災力強化のためには、基礎となる班、自治会との関係強化も重要。
以上で約30分
<意見交換>
まとめ
5.本日のまとめ
合計2時間
→それぞれの地域の現状、ニーズを把握するため、支援チーム(市の関係部署と社協)
で個別訪問する。
その結果を踏まえて、個別に、より専門的に対応していく。
2.全体の底上げを図っていく。
→円卓会議や研修会を通じて、横の情報交換や専門的知識の習得を促していく。
86
85
まとめ
本日の内容
進行;地域振興課 次長
※1回当り2時間程度
【振り返って】
1.生涯学習と社会教育の違い 【社会教育課】
出席者)地域自主組織 …社会教育・生涯学習関係者(生涯学習部長、生涯学習推進員)を
必須とし、会長、事務局担当者など5名以内程度
市(社会教育課(社会教育CN含む)、地域振興課、自治振興課)
2.市が目指す生涯学習・社会教育とその推進方法
<意見交換>
以上30分
・地域どうしの横の情報交換ができて良かった。
・ワークを入れたことにより、相互に話しやすい環境ができ、情報共有に役立ったと思われ
る。ワークをするには、3地域程度が理想的。
・学校と地域の連携は重要という認識は、ほぼ共通していた。
・波多での実例により、体験学習の効果を共有することができた。
3.夢発見プログラム
ねらい)①深める。・・・相互に理解を深める。
②共有する。・・・地域と行政がともに共通の目標をもって雲南市の
【今後に向けて】
30分
<ワーク> →休憩
子ども達を育てて いくことを確認・共有する。
③繋げる。・・・地域では、地域活動につなげ、行政は、地域を知り、
30分
<意見交換>
施策につなげていく。特に、閉校予定地域では、今後
の活動の参考にしてもらう。
4.人権同和教育の推進 【人権センター】
方 法)資料を配布した上で、プロジェクターを用い、
区切って説明し、その都度意見を求めた。
途中ワークの時間を設け、組織内で話し合
ったものをボードに張り出し、それを見なが
ら情報交換を行った。
87
5.本日のまとめ
■引き続き、地域と行政が有機的に連携して進めていく必要がある。
■学校と地域の連携が図れるよう進めていく。
2.情報交換
■今後は、夢発見プログラムをベースに、より具体的な相互の研修機会(野外学習など
)を設けるなどし、横のつながり、情報交換を深めることができる機会を考えていく。
<意見交換> 10分
<全体の感想等>
1.連携
20分
合計2時間88
3.テーマ設定
■今後、今回のような基本的内容は、役員交代・職員交代時の研修機会を設け、円卓
会議としては、もう少し掘り下げたテーマ設定を検討していく。
4.人権同和教育
■人権同和教育は、引き続き力を入れて進めていく必要がある。
89
市民と行政が 垂直的関係から水平関係に
~第3ステージ~
「新しい公共」の創出
(統治的)
新しい公共の創出
(協働)
まちづくりの基本理念(共通の目標)
小規模多機能自治の進展
生命と神話が息づく 新しい日本のふるさとづくり
協働のまちづくり
第2ステージ
NPO法人
まちづくりG
制度改善による活動基盤の強化
地域
自主組織
NPO法人
NPO法人
地域
まちづくりG 自主組織 まちづくりG
第1ステージ
住民票の発行などの窓口サービス、行政文書の取次ぎ、
市民バス回数券の販売ができないか など
NPO法人
地域
自主組織 まちづくりG
地域
自主組織
基礎的基盤の整備
(組織化、活動拠点など)
その結果
○住民自治の中核 = 地域自主組織
○NPO法人・まちづくりG=自治を補完
行政
パートナー
「…やってくれない」
から
「…やらしてくれない」
と変化した地域が増加。
意識改革
“開かれた公共“へ
(市民はまちづくりのパートナー)
91
交流センターにおける大腸がん検診容器の取扱い
(H25多根地区での試行結果)
交流センターにおける大腸がん検診容器の取扱い
(H25多根地区での試行結果)
1.ふるさとづくり講座の開催(H25.11/19)
2.検診容器取扱いの試行(H25.11/25~12/7)
92
交流センターにおける大腸がん検診容器の取扱い
(H25多根地区での試行結果)
3.試行結果
講座の後、引き続き大腸がん検診をテーマにグループワーク。(参加者21名)
多根交流センターに検診容器を置かせてもらい、交流センターで取扱い。
■実績 13人(地区配布総数の18.8%。前年比・地区で10人増)
その結果、大腸がん検診容器を交流センターにおく案が出された。
自己負担額@500円/個。代金は毎日市職員が回収。
■46.1%が初受診
内訳)男性9人[初受診4人]、女性4人[初受診2人]
受診者は、採便後、検査機関へ専用封筒で直接郵送。
公益財団法人 茨城県総合健診協会HP「けんこうリンク」より
→http://www.ibasouken.org/checkup/cancer/colon/index.html
ふるさとづくり講座
グループワーク
93
交流センターにおける大腸がん検診容器の取扱い
(H25多根地区での試行結果)
4.考察
~保健師の考察結果より~
■健康づくりは、個人個人に直接関わることなので、できるだけ身近な場所が効
果的。 →交流センターでの容器取扱いは効果的。
■住民の主体性と継続性が重要。 →出前講座のような機会はきっかけとなり
得る。
■保健師は、住民の生活実態や健康問題の背景にある要因を把握し、明らか
にすることが重要。 →データをわかりやすく伝えることが重要。
【健康づくりで大切なこと】
・地域で、健康づくりに意欲的に取り組む意思があること。
・行政は、専門的見地から実態や要因を把握し、地域へ明らかにすること(保
健師)。
・主体的に健康課題を解決しようとする地域へ、病院や大学等の専門機関と行
政とが連動して働きかけ、ともに進めていく。
・相互に顔の見える関係性を構築し、課題を共有してともに行動していくこと。
96
検査キット
(ブランドメッセージ)
94
交流センターで振り返り( H26.1/17)、結果を多根地区に報告。
次年度も地元の継続意向あり。
95