有賀洋之岡部大吾小林太一橋本利貴岡直美倉田真珠子これは長崎から伊万里に嫁いだ女の人の物語です。若い人は、かつての東京オリンピックやマラソンランナー円谷幸吉を知らないと言います。本作はマラソンランナー円谷幸吉のコーチとかつて恋愛関係にあり結婚した姉しゃまと呼ばれる、幸吉と同年代のマラソンランナーの弟を持つ義姉が、義弟を幸吉を凌ぐマラソンランナーに仕立てようとするドラマです。姉しゃまは五人姉妹です。舞台は肥前です。東京オリンピックから円谷幸吉が自殺するまでの時代を描くことで、発展途上にあり、希望に満ちていた日本から、また東京オリンピックが話題になっている今日の日本を見つめ直したいという思いで企画されました。 18：30開演木金土日 ★ ★ ★ ★ ★ ◆スタッフ作・演出／岡部耕大美術／根来美咲照明／小林隆志音響／三木大樹琴・生田流筝曲宮城会／荒木道恵笛／望月鏡花チラシイラスト／小幡隆治舞台写真／山本悟正舞台監督／櫻岡史行 14：00開演 10/29 10/30 10/31 11/1 ◆企画・制作／岡部企画スケジュール公演日 ※開場は開演の30分前キャスト（五十音順）小池雄介舞台は肥前の架空の漁村です。1964年、東京オリンピックの年から始まります。白黒のテレビで、マラソンを見ている姉しゃま千恵（40歳）。円谷幸吉は追ってきたヒートレーに抜かれようとします。「振り返れ、円谷」。姉しゃまの叫びも空しく円谷はヒートレーに追い抜かれます。姉しゃまは小学校の教師です。女ご先生の姉しゃまです。人は、姉しゃまの性格から「男女ご先生」と姉しゃまを渾名します。姉しゃまは夫を亡くした未亡人です。姉しゃまには琴と横笛を演奏する妹の真理子（38歳）がいます。「うちも姉しゃまやっけん」。全編を琴と横笛の生演奏です。長女里子（45歳）も姑と喧嘩をして里帰りをしています。次女次子（42歳）は太田黒の親戚に嫁いでいます。隣の家の山代幸子（31歳）は何かと噂のある人気者です。「男ならだれもが惚れる」。五女の恵子（18歳）は女子高生です。親友の又吉房子と小説を書いています。房子の親は沖縄出身です。「又吉は縁起のよか名前やっけん」。姉しゃまには福岡の私立大学でマラソン部に所属する義弟・修一（20歳）がいます。姉しゃまは、義弟修一を円谷幸吉に勝るマラソンランナーに仕立てようと躍起です。当時の円谷幸吉のコーチは鹿児島県川辺出身の畠野洋夫です。川辺は知覧の隣町です。自転車で修一の伴走をし、叱咤激励する姿は街中の名物です。漁村では合併に伴った町長選挙の真っ最中です。代々が村の村長を務める顔役の太田川剛（50歳）と東京の大学を優秀な成績で卒業し、村に戻って来た東京帰りの小暮旭（30歳）との一騎打ちです。村や姉しゃまの親戚も二派に分かれての激戦です。乱れ飛ぶ札束と流言飛語。ついに、幸吉が参加するマラソンが箱根で行われます。姉しゃまはそのマラソンレースに修一を参加させます。かつての恋人であった吉田勇（42歳）との再会。その大会でも修一は円谷に敗れます。どうすれば勝てるのか。姉しゃまは再婚の縁談を断りつつ修一を鍛えます。円谷幸吉はコーチから好きな人との結婚も「4年後のオリンピックまでは」と、交際を断念させられます。修一にも好きな人ができたのですが、姉しゃまは円谷に勝つまではと断念させます。そして、円谷幸吉が自殺をします。幸吉の遺書は有名です。姉しゃまは福島の安達太良山の麓の円谷幸七を訪ねます。小学校の運動会の時、後ろを振り向いた幸吉を幸七は殴って「男は振り向くな」と叱ったと言います。幸七はそのことを悔やんでいました。「もう、走らんでもよかよ」。修一にそう言い残すと姉しゃまは土地の教師の人に嫁いでいきます。小学校の教師になった修一は、好きな人好子（２４歳）と結婚をし、海岸の道路を走ることを日課とします。「勝つだけがマラソンではなか」。修一は持久力、そして諦めないことを姉しゃまとマラソンから学んでいたのでした。選挙の結果は予想外でした。「人生にはみっつの坂がある。上り坂、下り坂、まさか」。こうして、ひとつの時代が終わりを告げます。開演時間松島希依今井徳太郎チケット取扱い全席指定発売開始／9 月 18 日㈮岡部企画／☎044-933-9754 FAX044-933-6406 E-mail：[email protected] ローソンチケット／☎0570-084-003（Lコード：37659） ☎0570-000-407（オペレーター対応10：00∼20：00）インターネット予約あり（要会員登録）ローソン店頭Loppiでの直接販売あり C o ｎ f e ｔ t i／http://confetti-ｗeｂ.ｃoｍ 0120-240-540（平日10：00∼18：00）キノチケットカウンター／店頭販売のみ（10：00∼18：30）新宿駅東口・紀伊國屋書店新宿本店5F ◆お問い合わせ岡部企画／☎044-933-9754 〒２１４-００３１神奈川県川崎市多摩区東生田１−１２−７ http://koudai.right-road.net E-mail：[email protected] THE SUIT COMPANY 中島文博山本翔三北川宏美萩野道子山下清美眼鏡市場ビックロカラオケ館ビックカメラ