第５８回北海道小学校長会教育研究十勝大会開会式研究大会会長挨拶校長のリーダーシップの下，学校のチーム力を向上させ，チーム力を最大限に発揮することが大切であるということを確認し合った第５８回道小教育研究十勝大会が，今，静かに幕を下ろされ，十勝から来年度の小樽への道が繋がれようとしています。昨日と今日の二日間，真剣に話を聞き，そして，熱く考え語り合った研究大会でありました。全道よりご参集くださいました会員の皆様の熱心なご参加，ありがとうございました。この大会を開催するにあたり，道小では大会実行委員会の協力を得て，発信性のある研究討議ができないかと考え，準備を進めてまいりました。先ほど，佐藤智幸（さとうともゆき）研修部長から報告がありましたように，校長の役割と指導性について，１３の分科会全てにおいて，これまでの研究大会をしのぐ熱心かつ提案性のある協議が行われ，分科会の充実の更なる進化を求めてきた本大会の目的を十分に果たすことができました。昨日の分科会において貴重な提言をしてくださいました各地区の校長先生，長い時間をかけ参画型の分科会協議の在り方を模索してくださった司会者・趣旨説明者・運営責任者の校長先生方，そして何よりもご参加いただき熱くご発言いただいた皆様，本当にありがとうございました。参加された校長先生お一人お一人の高い意識が，大会をさらに意義深いものにしたことを誇りに思うとともに，成果が全道の各学校に還流していくであろうと確信しております。昨年に続き大雨による対応を強いられる中，この二日間の大会を見事に運営し演出してくださった中村吉昭大会実行委員長，石川満実行委員会事務局長をはじめとする１０４名の十勝小中校長会の皆様，本当にお疲れ様でした。おもてなしの心にあふれた大会運営から，十勝小中校長会のチーム力，チーム十勝の実力の高さを見せていただいたように感じます。本当に，ありがとうございました。十勝の実行委員会の皆様の素晴らしい動き，運営から，一つのエピソードを紹介します。ステージ右側をご覧ください。昨日の皆様の真摯なそして素敵な様子です。しかし，ここにこのようにスライドを投影することは，実は最近まで考えてはいなかったと聞いてます。しかし，誰がどこで何を使って発表するかといういろいろな条件を鑑み，ぎりぎりになって全てを生かす方法として，中村会長のアイデアを，石川局長をはじめとする実行委員会スタッフで具現化したのだそうです。かつてない困難からはかつてない革新が生まれ，かつてない革新からはかつてない飛躍が生まれるこれは，松下電器，現パナソニックの経営の道を極め続けた，松下幸之助氏の言葉です。演台とスクリーン，発表順など，今までの予想と違うことが起きたとき，いわば「かつてない困難 ]であります。そこから，どう解決するかということを考えた時，右壁へのスライドの投影という，いわば「かつてない革新」が生まれたわけです，さらにその「かつてない革新」から，十勝の紹介ＤＶＤを映す，次回開催地の情報を映すという新たなスタイル，いわば「かつてない飛躍」が生まれたと思うのです。これこそ，十勝小中校長会が教えてくれたアクティブラーニングの姿ではないでしょうか。今回の十勝大会から学んだものは数多くあります。二日間の大会で交流し学び得たものを，各地区・各学校に持ち帰り，是非明日からの学校経営・教育実践に生かし，子どもの姿を通して本大会の成果を表そうではありませんか。学校の規模，児童の人数に関わらず，皆様校長先生お一人お一人のリーダーシップからそれぞれにチーム力を発揮し，地域の特色を生かした「チーム学校」を創り上げていきましょう。結びになりますが，参加されました校長先生方の，益々のご活躍とご健勝をご祈念申し上げるとともに，今一度，中村実行委員長を始め，十勝小中校長会の皆様に，心より感謝の意を表すとともに，最後まで完全参加にご協力いただいた皆様に心から敬意を表し，閉会式の挨拶といたします。来年，小樽大会で再会いたしましょう。二日間，本当にありがとうございました。