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坂出市立坂出小学校 No.3
生命尊重
6月は
道徳の日に、全校集会では、「生命尊重」について考える場をもちました。
① 1年生代表の人が、育てているあさがおについて発表しました。
わたしのあさがおさんは、
「やっと、つちのなかからでられたあ。うれしいな。」
と、いっているとおもいます。
1年 槌井 美月さん
わたしのあさがおさんが、かじられていました。だから、わたしは、むしさんをにがしてあげました。
1年
松本 多恵さん
ぼくは、あさがおさんのはながきれいにさいてほしいです。ぼくは、ハッピーあさがおでんわで、お
はなしすると、いつも「げんき!」といってくれて、うれしいです。
②
1 年 中島 悠一郎さん
漫画家 やなせたかし さんについての話を紹介しました。
この写真の方は、大人気のマンガの「アンパンマン」を描いた
漫画家やなせたかしさんです。
しかし、漫画家になったころの やなせさんは、マンガを描いても描いても、長い 間なかなか認め
られなかったそうです。
そんなある日、夜も寝ないで、徹夜で仕事をしていました。そして、真っ暗
な部屋の中、ふと、電球に手をかざしてみたそうです。すると、手には、流れ
る血の色が、びっくりするほど鮮やかに赤く見えたそうです。そんなときに、
「手のひらを太陽にすかして見れば」の言葉が思い浮かんだのです。
「手のひらを太陽に」の1番の歌詞は、
「ぼくらは、みんな生きている
生きているから
かなしいんだ」
そこには、漫画家になりたいと思っても、なかなか認めてもらえない やなせさんの心が表れてい
るのだと思います。苦しい、つらい、かなしい・・・そんな気持ちになるのは、自分がたしかに生
きているんだ、生きているからこそ、苦しい気持ちになる。死んでしまったら、それすら感じない
じゃないか。だからこそ、生きている今、頑張ろうという気持ちになったのではないかと思います。
一生懸命がんばって、がんばって、かなしい気持ちを乗り越えたとき、うれしさが心の中から出て
くるのでしょう。
だから、2番は、・・・
「ぼくらは、みんな生きている
生きているから
うれしいんだ」の歌詞なのです。
《1年》
三木
歩恵夢さん
わたしは,いきているのは、とてもたいせ
つで、うれしいことだとおもいました。
たくさんがんばって、ともだちとなかよく
していきたいです。
《3年》
黒木
義克さん
ぼくは、今まで命があるのがあたり前と
思っていました。でも、これからは、命を
大切に使いたいです。
そのために、授業ではしっかり手をあげ
て発表するなど、一生けん命べんきょうに
取り組みたいです。
《5年》
藤田
心子さん
私が生きているなあと思うのは、家族の
笑顔がみられるときです。笑い合っている
みんなを見ていると、自分も幸せな気持ち
になります。
「手のひらを太陽に」の歌を聞
いて、苦しいこともあるけど、くじけずに
生きていこうと思いました。
《2年》
菅原
幸さん
どうとくでも、ハムスターのおかあさんが
あかちゃんのいのちを大せつにしていること
をべんきょうしました。いのちをたからもの
みたいに大せつにしようと思いました。
《4年》
辻岡
愛樹さん
ぼくは生きていると思うときは、友だちと
笑ったり、けんかしたりするときです。理由
は、友だちがぼくのことを見てくれているか
らです。
これからも、一日一日を大切に、しっかり
生きていきたいです。
《6年》
藤田
勝成さん
ぼくが生きていると思ったときは、何かを
成功させたときです。また、人から信頼され
ているときなどです。
いろんなことにいっしょうけんめい取り組
んで、もっともっと「生きている」と思える
ようにしたいです。
子どもたちは、「命は大切」という言葉は、もちろんわかっているでしょう。しかし、どのよう
に生きていくことが、命を大切にしていることなのか、考えていくとなかなか難しいことです。
生きていると思い通りにいかなくて、苦しいときがやってきます。やなせさんの話から、生きて
いくヒントを学んでくれたらと思っています。やなせさんの歌詞に込めた思いも、感じてくれた
のではないかと思います。
やなせさんが子どもたちに伝えたかったことが、絵本「アンパンマン」にも描かれています。
「23が60」など、親子で読書をするときの1冊にやなせさんの本を加えてみてください。
やなせさんの思いがきっと伝わるでしょう。
7月は,「郷土愛」について考えを深める場をもちたいと思います。