27年産飼料用米に係る生産者手取り 確保対策に関する要請書 平成27年9月10日 福 島 県 農 業 協 同 組 合 中 央 会 福島県厚生農業協同組合連合会 全国農業協同組合連合会福島県本部 全国共済農業協同組合連合会福島県本部 農 林 中 央 金 庫 福 島 支 店 会長 大 橋 信 夫 26年産米価の大幅下落を受け、27年産米については「生産数 量目標」 「自主的取組参考値」の達成に向けて、飼料用米の生産拡大 を柱とする主食用米の需給環境改善の取り組みを全国的にすすめて きました。 この結果、全国的には27年産主食用米の生産数量目標面積14 2万haを8千ha程度深堀りするまで需給環境の改善がすすんで います。 福島県においても「福島県水田農業産地づくり対策等推進会議」 を中心にJAグループ、行政、地域農業再生協議会が一体となり、 生産数量目標の地域間調整、飼料用米の生産拡大に取り組んできた ところです。 この結果、福島県全体としては、当初過剰作付けの発生が想定さ れたものの飼料用米の生産拡大が大きく寄与し、現時点では「生産 数量目標」 「自主的取組参考値」ともに達成することが見込まれます。 本県では、飼料用米の生産拡大に係る産地交付金の活用において 一般品種に対して1万円/10aを措置しており、主食用米との手 取り比較をふまえた、飼料用米の生産拡大効果は絶大でした。 しかしながら、結果として想定を超える飼料用米生産の大幅拡大 が見込まれるため、専用品種の作付けは一定程度あるものの、この ままでは一般品種向け1万円/10aの産地交付金の予算が不足す ることが見込まれます。 一般品種向け産地交付金単価は一定の計画面積(2,200ha) のもとに設定されたことは事実ですが、自ら手取りを試算し、飼料 用米の生産拡大を選択した個々の生産者にとって産地交付金予算の 不足による単価の減額は全く想定外のことで次年度以降の飼料米の 生産拡大に向けての障害となりかねません。 ついては、風評被害が続くなか26年産米の大幅な米価下落の環 境改善に向け、真摯に努力してきた生産者の努力に報いるとともに、 今後の福島県水田農業の確立に向け、28年産以降の取り組みに繋 がるよう、以下について要請します。 記 27年産飼料用米一般品種への産地交付金水準1万円/10aを 実質維持するよう、必要な対策および財源を措置すること。 以上
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