第5・6学年国語科学習指導案

第5・6学年国語科学習指導案
平成 27 年 1 月 23 日(金)
5年生児童5名
指 導 者
1
4
教 諭
計9名
橋 詰
〔第5学年〕
〔第6学年〕
○登場人物の相互関係や心情,場面についての描写をとらえ,優れた叙
○登場人物の相互関係や心情,場面についての描写をとらえ,優れた叙
述について自分の考えをまとめること。(読むこと(1)エ)
言語活動
~本の帯を作ろう~
3
6年生児童4名
重点指導事項
述について自分の考えをまとめること。(読むこと(1)エ)
2
11:15 ~ 12:00
~太一への手紙を書き意見交流をしよう~
単元名
物語を読んで,自分の考えをまとめよう。
物語を読んで,考えを深めよう。
「わらぐつの中の神様」
「海の命」
単元について
○教材観
○教材観
本単元は,「現在―過去―現在」という時間の額縁構成が特徴的な作
本単元は,主人公太一が少年から大人へ成長していく過程が 6 つの場
品であり,時間の行き来やそれに伴う場面の飛躍的な転換がある作品で
面で構成されている。この物語の中で太一は複数の人と関わりながら成
ある。
長していくが,その姿はこれからの児童の姿と重なることが多く,自分
人物の性格やものの見方,考え方は,会話や行動からつかみやすく,
作品のテーマにも直接関わっており,人物の心情や情景を豊かに想像し
ながら主題を読み取るのに適した教材である。
と重ね合わせながら太一の成長をとらえることができる作品である。
その際,それぞれの登場人物の言葉や行動から心情や考え方を読み取
り,それと同時に人物同士の相互関係などから人物像をまとめることに
より,児童が自分の考えを深めることができる教材である。
【
〈4 年生〉
単元の位置づけ
】
〈5 年生〉
〈6 年生〉
白いぼうし
あめ玉
カレーライス
○音読劇をする。
○ 4 年生までの学習を確かめる。
○登場人物の自分を重ね合わせてその言動や心
情を読んだり,人物相互の関係から登場人物
の心情を捉えたりする。
のどがかわいた
一つの花
○特徴的な表現に着目して読む。
○人物像と,人物同士の関わりに気をつけ
て読む。
やまなし
○題名,構成,表現,言葉の使い方から,作者
の思いを推測して考える。
百年後のふるさとを守る
ごんぎつね
○物語を読んで話し合い,感じ方の違い
を知る。
○作者の伝記や他の作品と重ねながら読む。
○物語のように書かれている部分と,事実
の説明や筆者の考えが書かれている部分
を区別しながら伝記を読む。
○人物の生き方や考え方を自分と関連させ
ながら読む。
森へ
○優れた描写により臨場感をもって様子を想像
する。
○日常生活では体験できない暮らしや出来事に
三つのお願い
大造じいさんとガン
○作品の特徴を捉えて感想を持つ。
○優れた表現によって,直接書かれていな
出会うことで,ものの見方や感じ方を広げる。
い人物の深い心情や性格について想像
し,自分なりの読み方で朗読する。
海の命
○登場人物に寄り添い,日常生活では体験でき
初雪のふる日
わらぐつの中の神様
ない暮らしや出来事に出会うことで,ものの
○読後感がどこから来るのか考える。
○読んで人物像をまとめる。
見方や感じ方を広げる。
○物語の特色は「構成」「人物像」「表現」に表
れることを理解して,それをとらえる。
○登場人物の人間関係や中心人物・周りの人物
から生き方を学ぶ。
稔
○児童観
○児童観
5年生の児童は,NRT 検査の結果より「書くこと」が全国比75であ
6年生の児童は,NRT 検査の結果より「話すこと・聞くこと」が全国
る。物語文,説明文の段落相互の関係を捉えたり,中心文を意識して読
比105,「読むこと」が全国比104であった。「書くこと」について
むことが苦手である。
は94であった。
「のどが渇いた」の学習では,人物像をとらえ,人物の関わり合い,
「カレーライス」の学習では、中心人物の心の揺れ動きに寄り添いな
関係の深まりを読むという学習を行った。「大造じいさんとがん」では,
がら人物相互の関係や心情を読み取る学習をした。本単元では,こうい
人物の関係や心情を,情景描写などから読むという学習を行っている。
った学習経験から主人公の太一と太一を取り巻く人々との関係を読み取
本単元では,今までの学習を生かしながら,おみつさんと大工さんの人
り,その人々が太一の考えにどのような変化を与えていったかを読み取
柄をとらえたり,まさえの価値観の変化を捉えさせたりする。
らせ,太一の心情の変化を読み取らせていく。
○指導観
○指導観
本単元の指導に当たっては,登場人物の人間像をまとめるとともに,
主人公の価値観がなぜ変わったのかを考えさせていく。
本単元の指導に当たっては,主人公の考え方の変化を読み取るために,
主人公と登場人物のそれぞれの人間関係を読み取り,登場人物が主人公
第1次で,「現在-過去-現在」という作品の構成の特徴について大
の生き方にどのような影響を及ぼしたかを考えさせていく。
まかにとらえさせるとともに,それぞれの場面で登場人物がちがうこと
第1次で,太一が父の敵ともいえるクエを殺さなかったことに疑問を
に気づかせる。また,主人公の価値観が第1場面と第3場面では変化し
持たせる。また,登場人物についても整理させ,それぞれの登場人物が
ていることにも気づきやすいので,「なぜマサエの価値観が変化したの
太一の考え方に影響を及ぼしていることに気づかせる。そうすることで,
か」という課題を設定する。第2次では価値観を「マサエにとってのい
太一の考え方の変化を読み取るという課題を設定する。第2次において,
いもの」と設定し,課題を解決するために読み取りを行っていくが,価
各段落の登場人物の考えがわかる言葉だけでなく,比喩表現,擬態語,
値観の変化を考えるために重要な「おみつさん」と「大工さん」の人柄
色彩語などにも着目させ,ワークシートにそれぞれの考え方がわかる言
や価値観をとらえさせるために,気持ちがわかる言葉だけでなく,価値
葉を書き抜かせ,それをもとにそれぞれがどのような考え方を持ってい
観がわかる言葉にも着目させ,それをワークシートにまとめさせる。そ
るか考えさせる。このとき太一の考え方についても記入させる。単元を
うして「おばあちゃん」の話を聞くうちに,2人の価値観によってマサエ
通して,太一と周囲の人間の人間関係の相関図を作成していくことで太
の価値観も変わっていった理由を考えさせていく。また,「おみつさん
一の成長をまとめさせる。さらに既習事項も用いながら,太一がクエを
=おばあちゃん」「大工さん=おじいちゃん」という仕掛けのおもしろ
殺さなかった理由,クエと出会ったことを話さなかった理由を考えさせ
さも味わわせたい。第3次では自分が読み取ったことをもとに本の帯を
る。第3次では,太一へ手紙を書かせる。このとき,太一の行動も認め
作らせる。その際,「物語の特色」「印象に残ったこと」「わら靴の中に
た上で,自分ならどうする,という観点で手紙を書かせることにより,
いた神様」について書くことを意識させる。そのために,第2次でそれ
自分自身の生き方についても考えさせていく。そのために,各時間ごと
ぞれの学習時間の中で心に残った文を書き残していく活動を取り入れて
に死んだお父へ手紙を書かせる活動を取り入れていく。
いく。
5
単元の目標
◎登場人物の相互関係や心情,場面についての描写をとらえ,主人公の
◎登場人物の相互関係や心情,場面についての描写をとらえ,主人公の
ものの見方について考えることができる。
生き方について考えることができる。
○心に残った文とその理由を書くことができる。
○主人公が生き方について周りの人からどんな影響を受けたかを書くこ
とができる。
6
評価基準
感・意・態
読むこと
言語
感・意・態
読むこと
言語
・心に残る言葉,文
・会話や心情表現,行動を
・文章に様々な構
・自分の経験や体験と重
・地の文から情景を読
・物語の構成を理
章,情景や,全体
表す語や文に注目し,登
成があることを
ねながら、作品に書か
み取るとともに相互
の構成を楽しんで
場人物どうしの関係,人
知り,その効果
れている登場人物のつ
の会話や行動の奥に
読もうとしている。
物像,場所,時,背景な
を意識している。
ながりや心情を読み取
ある機微をとらえて
ろうとしている。
いる。
どを読み取っている。
7
単元の計画(5年生
全7時間
6年生
全8時間)
〔第5学年〕
身に付けさせたい力・評価
○本文を読み,初発の感想を書
●作品の構成と主人公の考えが変化
1
1
していることに気づき,学習課題
○学習課題を設定し,学習計画
身に付けさせたい力・評価
○本文を読み,初発の感想を書
●登場人物と主人公の関係を大まか
にとらえ,学習課題を設定するこ
とができる。感
を立てる。
〈感想文,児童の様子〉
物語を読んで,自分の考えをまとめよう。
物語を読んで,考えを深めよう。
~本の帯を作ろう~
~太一への手紙を書き交流しよう~
2
2
〉評価方法
学習活動
○学習課題を設定し,学習計画
〈感想文,児童の様子〉
□評価の観点〈
〔第6学年〕
く。
を考えることができる。感
を立てる。
●身に付けさせたい力
時間
学習活動
く。
○学習活動
解している。
○第1場面を読み,物語の設定
●登場人物の行動や会話,気持ちを
と,おばあちゃんとマサエの
表す文や語句に着目し,それらを
き方と,太一にとって「父」が
表す文や語句,情景描写に着目し,
わら靴に対する見方の違いを
根拠に登場人物の気持ちを考え
どんな存在であったか考え
それらを根拠に登場人物の気持ち
考える。
る。読
る。
を考える。読
〈発言,ワークシート〉
○第1場面を読み,「父」の生
●登場人物の行動や会話,気持ちを
〈発言,ワークシート〉
○第2場面を読み,おみつさん
の人柄について調べる。
●「おみつさん」の行動や会話,気
3
持ちを表す文や語句に着目し,そ
3
○第2・3場面を読み,「与吉
4
じいさ」の生き方と太一の成
表す文や語句,情景描写に着目し,
長を考える。
それらを根拠に登場人物の気持ち
れらを根拠に「おみつさん」の人
柄を考える。読
●登場人物の行動や会話,気持ちを
や成長の跡を考える。読
〈発言,ワークシート〉
○第2場面を読み,大工さんの
人柄について調べる。
●「大工さん」の行動や会話,気持ち
〈発言,ワークシート〉
4
5
を表す文や語句に着目し,それら
○第4場面を読み,「母」の思
いをとらえる。
●登場人物の行動や会話,気持ちを
表す文や語句,情景描写に着目し,
を根拠に「大工さん」の人柄を考え
それらを根拠に登場人物の気持ち
る。読
を考える。読
〈発言,ワークシート〉
〈発言,ワークシート〉
○第1場面と第3場面を読み比
●登場人物の行動や会話,気持ちを
べてマサエの価値観の変容を
5
6
○第5場面を読み,「太一」が敵
●登場人物の行動や会話,気持ちを
表す文や語句に着目したり,既習
であるクエに出会ったのにな
表す文や語句,情景描写などに着
とらえ,マサエの価値観が変
事項をもとにマサエの価値観の変
ぜ「クエ」を殺さなかったのか
目しながら,太一がクエを殺さな
わった理由について考える。
化について考える。読
太一の気持ちの変化について
かった理由について考える。読
本時
〈発言,ワークシート〉
考える。
6
7
〈発言,ワークシート〉
○「構成」「人物像」「表現」などの
●「構成」「人物像」「表現」などの観点
観点を意識しながら感想文を
を意識しながら感想文を書く。読
「クエ」と会ったことをだれに
〈感想文〉
も話さなかった理由について
書く。
○第6場面を読み,「太一」が
●既習事項をもとに登場人物の気持
ちを考える。読
〈発言,ワークシート〉
考える。
○「構成」「人物像」「表現」などの
●「構成」「人物像」「表現」などの観点
観点を意識しながら本の帯を
を意識しながら本の帯を作る。読
作る。
〈作品〉
7
8
○太一の生き方について、理由
●人物や出来事について,作者の考
を明らかにしながら太一へ手
えを読み取り,理由を明確にしな
紙を書き,交流する。
がら太一への手紙を書く。読
〈感想文〉
8
本時の目標
〔第5学年〕
〔第6学年〕
○第1段落と第3段落の様子を見比べたり,既習事項と併せて考えたり
○既習の登場人物の生き方や,本場面での登場人物の行動や会話,気持
(1)目標
することで,マサエの考えがどうかわったか考えることができる。
ちを表す文や語句,情景描写に着目し,それらを根拠に登場人物の気
持ちを考えることができる。
(2)話し合い活動の位置づけ
①何のために
Ⅲ
②どの場面に
③内容・方法
考えを広げる,深める
①何のために
Ⅲ
理解したこと,考えたことをまとめ,表現する場面
②どの場面に
理解したこと,考えたことをまとめ,表現する場面
自分の考えをワークシートにまとめ,めあてについて
③内容・方法
自分の考えをワークシートにまとめ,めあてについて
話し合う。
考えを広げる,深める
話し合う。
(3)本時で検証すること
①事前に調べた登場人物の人間像や,「現在」の場面における主人公の
①太一の行動や気持ちを表す文や語句,情景描写に着目し,それらを根
行動や会話,気持ちを表す語句に着目し話し合うことは,マサエの価
拠に話し合うことは,太一の考え方の変化を捉えるのに有効であった
値観の変化を捉えるのに有効であったか。
か。
②ガイドの進め方は適切であったか。
(4)展開
備
考
評
価
教師の支援
学習活動
学習活動
1.前時の学習をふり返る。 つ
調
か
べ
む
る
2.本時の課題を確認する。
教師の支援
備
考
評
価
太一の気持ちが変わったのはなぜだろう
5
1.前時のふり返りと本時
分
の進め方の確認を行う。
調
2.課題に沿って一人調べ
マサエの考え方はなぜ変わったのだろう
○「わらぐつの中に神様だっ
○太一の苦悩する様子がわか
3.第3場面を読み,マサ
べ
を行う。
る言葉,気持ちが変わった
ワーク
て」
エの考え方が変わったこ
る
・太一の2つの気持ちが
ことがわかる言葉,気持ち
シート
「神様がいるかもしれない
とを確認する。
わかるところところを
がすっきりしたことを表す
ワークシートに書く。
言葉に着目させる。
ね」という言葉に着目させ
る。
・なぜ太一の気持ちがそ
のように変わっていっ
○マサエの気持ちが変化した
4.なぜマサエの考え方が
たのか,教科書の文を
理由を考えるため,2つの
変わったのか既習事項を
手がかりに,根拠を明
キーワードが入ったワーク
ふり返りながら考え,ワ
らかにしながらワーク
シートに第2場面で学習し
ークシートにまとめる。
15
たこととマサエの価値観の
・既習事項を想起しなが
分
変化をまとめさせる。
○既習事項である「おみつさ
シートに書き込む。
らマサエの価値観の変
化をまとめていく。
ん」と「大工さん」の価値
深
3.調べたことを発表し,
観を想起させ,それをもと
め
クエを殺さなかった理由
にしてマサエの価値観がど
る
について話し合う。
う変化したかをまとめさせ
・クエに対する気持ちが
15
る。
わかる言葉
分
・太一の苦悩がわかる言
葉
ガイド
へのア
ドバイ
○ガイドを中心に進めさせ
る。
○「おみつさん」「大工さん」の
5.マサエの価値観の変化
深
を確かめ,価値観が変
め
わった理由を話し合う。 る
・気持ちがすっきりした
○ガイドを中心に進めさせ
る。
○クエを見つけたときの気持
ちを考える。
葛藤する気持ちを読み取ら
評価②
せる。
15
分
価値観について確認し,マ
っての「いいもの」と第
ま
評価①
サエの価値観が見た目だけ
3 場面のそれとの違い
と
に太一は父親の姿を見たこと
評価②
ではなく,ものの本質に変
はなにか
め
をまとめさせる。
させる。
・「おみつさん」と「大工
○海の中で出会ったクエの中
る
さん」が考える「いいも
太一はクエの中に父親の姿を見たから。
の」とはなにか。
5.天国の「おとう」に手
15
10
分
分
紙を書く。
○なぜ「クエ」をうたなかっ
たのか、太一の立場で「おと
う」に手紙を書かせる。
6.ふり返りをする。
6.まとめる
おばあちゃんの話を聞くうちに,ものの価値は見た目で
ま
つ
と
か
る
む
はなく,どんな思いが込められているかで決まることが
7.次時の課題を確認する。
なぜ太一は「クエ」と出会ったことを他の人に話さなか
ったのだろう。
わかったから。
○本時の学習の中で印象に残
ったところを書き残させ
7.印象に残ったところを
書き抜く。
る。
8.ふり返りをする。
9.次時の学習の確認をす
る。
10
5
分
分
8.一人読み,一人調べを
行う。
ス
評価①
・第 1 場面のマサエにと
わっていったことをとらえ
ドバイ
太一の考えにも着目させ,
ことがわかる言葉
4.まとめる
へのア
○クエの様子とそれに対する
言葉に着目しながら 2 人の
ス
ガイド
板書計画
6
評価
(5)
〔第5学年〕
〔第6学年〕
○第1段落と第3段落の様子を見比べたり,既習事項と併せて考えたり
○既習の登場人物の生き方や,本場面での登場人物の行動や会話,気持
することで,マサエの考えがどうかわったか考えることができたか。
ちを表す文や語句,情景描写に着目し,それらを根拠に登場人物の気
持ちを考えることができたか。
〈5年生〉
杉
みきこ
マ サ エ の 考え 方 は な ぜ 変わ っ た の だろ う
わらぐ つの中の 神様
て
あ
め
お ば あち ゃ ん の 話を 聞 く 前 の 考え 方
・ わ ら ぐつ の 中 に 、神 様 だ っ て
見 た 目 が大 事
はやらない
恥ずかしい
て
あ
め
海の命
立松 和 平
太一 の 気 も ちが 変 わ っ た のは な ぜ だ ろう
・ 鼻 面に 向 か っ て もり を つ き 出す
おだ や か な 目
クエ は 動 こ うと し な い
追 い 求め て い る うち に 、 不 意 に夢 は 実 現 す るも の だ
・ 大 魚 は自 分 に 殺 され た が っ て いる
も どっ て き て も瀬 の 主 は
動 こ う とは せ ず に 太 一を
・ こ の 魚を 殺 さ な け れば 、
本 当 の 一 人前 の 漁 師 には な れ な い
見ていた
やっ と 見 つ けた
殺 さ れ そう な の に
殺せない
・ 泣 き そ う にな り な が ら思 う
お父 の か た き だ
お み つ さ ん と大 工 さ ん の考 え る い い もの
おみ つ さ ん
はき や す い
な ぜ 穏や か な 目 を …
こ の ク エ はお 父 だ
な ぜ 逃 げ ない ん だ
・も り の 刃 先を 足 の 方 に どけ
殺 し て は い けな い
太 一は ク エ の 中 に父 親 の 姿 を 見た か ら
こう 思 う こ と によ っ て 瀬 の主 を 殺 さ ず に済 ん だ
また会いに来ますから 。」
・「おとう、ここにおられたのですか。
・も う 一 度 え がお を 作 っ た
・口 か ら 銀 のあ ぶ く を 出し た
・ふ っ と ほほ え み
敵 を討 た な け れ ば
殺 さな け れ ば
見 た 目 は 関係 な い
作 ら れ たも の が い い もの
使 う 人の た め を 思っ て
あっ た か い
少 しで も 長 も ち する
・少 し く ら い格 好 が 悪 く ても
は く人 が
大 工 さん
じょうぶ
使 い や すく
・ 見 かけ で 決 ま る もん じ ゃ な い
使 う 人 の身 に な っ て
長 も ち する
お ば あ ち ゃん の 話 を 聞 いた あ と の 考え 方
・ こ の 雪 げ たの 中 に も 神様 が い る か もし れ な い ね。
お ばあ ち ゃ ん の話 を 聞 く う ちに , も の の価 値 は 見 た 目で は な く ,
それ に ど んな 思い が込 めら れてい るか で決 まる ことがわか ったか
ら。
〈6年生〉