「自脱コンバインの手こぎ作業における巻き込まれ事故の重傷化を防ぐ

「自脱コンバインの手こぎ作業における巻き込まれ事故の重傷化を防ぐ装置」
農研機構・生物系特定産業技術研究支援センター
評価試験部 安全試験室長 志藤博克
【農作業安全情報のポイント解説】
手こぎ作業中の巻き込まれ事故の重傷化を防ぐ装置を国内のコンバインメーカー4社と開発
した。開発装置は、通常作業型と両手操作型の2方式がある。通常作業型は、緊急停止ボタン
を押すとフィードチェーンが即時停止すると同時に挟やく桿が開放し、エンジンも停止する。
両手操作型は、手こぎ操作ハンドルでイネをフィードチェーンと挟むのと同時に、もう一つの
操作ボタンを押さないとフィードチェーンが動かず、手が巻き込まれる危険がない。いずれの
方式も2014年度以降、各社より対応可能な新機種から標準装備される予定であり、すでに
一部は市販化されている。