ハワイ島ヒロの小学校で減災教育出前授業を行いました(2015/1/23-29) テーマ:減災教育出前授業 場所:アメリカ合衆国 ハワイ州 ハワイ島(ヒロ)・オアフ島(ホノルル) 2014 年に実施したアメリカ・タイ・フィリピン・インドネシアに続いて、アメリカ合衆国ハ ワイ州ハワイ島ヒロの 2 つの小学校で減災教育出前授業を行い、約 200 人の生徒が参加しまし た。授業は、サッパシー・アナワット准教授(寄附研究部門),野内類助教(人間・社会対応研究 部門)と保田真理助手(災害リスク研究部門)及びヌイン・デビッド氏(David Nguyen:東北大 学大学院津波工学研究室 大学院生/災害リスク研究部門)が担当しました。 ハワイ島ヒロでの授業は、津波に関する動画や写真を使ったレクチャー、津波に関するクイズ、 減災ポケットを使った活動、ヒロのハザードマップを使った活動の 4 つを中心に行いました。 Keaukaha elementary school では、早朝授業にも関わらず、校長先生と 4 名の教師も一緒 に参加して、授業を行いました。生徒たちは、津波に関する動画や東日本大震災の様子を大きな 声 をあげな がら熱 心に見 ていて、 津波に 関する 意識が高 いこと が伺え ました。 Kapiolani elementary school でも、多くの教師が生徒とともに授業に参加しました。減災ポケットを使っ た活動では、ハンカチをバッグにする方法を学んだり、書いてある内容を読んだりしながら、楽 しく災害に関する知恵を学習しているようでした。両校とも津波に関するクイズでは、全問正解 をする生徒がほとんどでした。授業の後、減災ポケットを頭に巻いている生徒や手に巻いている 生徒とすれ違うことがあり、減災教育への関心の高さが伺えました。 昨年防災出前授業を行ったオアフ島の Ala Wai Elementary School を再訪し、校長先生と前 回の授業の振り返りと、オアフ島やハワイ島での避難訓練や近年の津波の被害の状況についての 情報交換を行いました。引越しをしたばかりの International Tsunami Information Center を 訪れ、施設を見学し、Brian Yanagi 課長、Laura Kong センター長と東日本大震災の様子や IRIDeS の最近の活動や防災出前授業の成果について、意見交換しました。 今後も、IRIDeS の研究成果で得られた最新知見を応用し、様々な国と地域で防災出前授業を実 施していきたいと思います。 左上:ハザードマップを使ったグループワーク・右上:減災ポケットをつかったグループワーク 左下:NOAA(International Tsunami Information Center)内のモニターで説明を受ける 右下:Yanagi 課長と Kong センター長と集合者写真 文責:保田真理(災害リスク研究部門) 野内類(人間・社会対応研究部門) サッパシー・アナワット(寄附研究部門)
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