平成27年3月号 H27.3

第114号 丸森町生涯学習情報紙
発行:平成27年 3月 1日
寒い冬が明け、新しいことを始めたくなる春がもうすぐやってきます。運動をしたいと思っても、
ヨガやジョギングを今更始めるのはチョット…と気が引ける方はいませんか。丸森町では、運動が苦
手な人でも、誰もが楽しく参加でき、継続してできるスポーツ・レクリエーションを奨励しています。
膝、腰、肩の痛みも夜中のトイレも 運動で解消!
年齢を重ねると、膝、腰、肩などに痛みを感じることがあります。それは、筋肉が硬くなるために
起こります。筋肉はそれぞれが決まった方向に、タイミングを合わせて活動することでスムーズに動
作します。しかし、筋肉が衰え硬くなると、スタートが遅れる筋肉が増え、動作が鈍くなります。
夜中の頻尿は、血液を体全体に巡らせるポンプの働きの低下から起こります。この働きが低下する
と、日中は重力の影響で血液循環が悪く、寝ると体が水平になり流れが良くなり、尿がたまります。
これらは適度な運動を行うことで、改善することができます。
スポーツは、誰もが参加でき、楽しむもの
まずは、激しく動いて相手と競うという狭いスポーツ観から脱却しましょう。一人でも自分の体力
に合わせて行えるウォーキング、夫婦で声を掛け合いながら気軽に行えるストレッチ運動、多くの仲
間と和気あいあいと楽しめるニュースポーツなど、すべて「スポーツ」です。スポーツは、生きるはり
あいや目標にもなり、元気な人生を送るのに欠かせないもの。継続できるものをみつけましょう。
ニュースポーツってどんなもの?
勝敗にこだわらずに「気軽に楽しむこと」を主としたスポーツで、誰もが、いつでも、どこでも、い
つまでも、気軽に自由に楽しめるものとして広く普及されはじめています。既存のスポーツを、取り
組みやすくアレンジしたものや、投げる、転がすなどの難しくない動作で楽しめるもの、気持ち良く
汗をかけるものなど、様々なものがあります。地区のお茶飲み会や子ども会行事等にも最適です。
生涯学習課では、ニュースポーツ用具貸し出しや指導を行っております。その中で、今最も人気の
高いオススメのゲーム2種目を紹介しましょう。
☆第1位 スカットボール
ゲートボールと同様のスティックを使って、ボールを打ち、
的となる台の穴にボールを入れ得点を競うゲームです。穴の
特殊なカーブでなかなか入らず、ハラハラドキドキ!
☆第2位 ラダーゲッター
両端にボールがついたヒモをラダー(はしご)に向かって投
げ、上手に引っ掛けるゲームです。簡単そうですが、目で距
離を測り、適度な力で投げるのは意外に難しい!
そうだ!スポーツ推進委員に聞いてみよう!
楽しいから続けられるニュースポーツ
スポーツ推進委員は、各地区に1人(丸森地区のみ3人)ずつおり、地域でのスポーツ指導や協力、
スポーツ振興イベントの企画運営など、町民の誰もがスポーツに親しむためのお手伝いをしています。
ニュースポーツをやってみたい、健康のための軽体操の講座を聞きたい、スポーツに親しむきっかけ
が欲しい、そんな時はスポーツ推進委員に気軽にご相談ください。
生涯学習課では、上記の他にもさまざまなニュースポーツ用具を取り揃えております。ニュースポ
ーツ用具の貸し出し、ニュースポーツの指導、スポーツ推進委員の派遣などをご希望の際は、生涯学
習課 ℡72-3036 までお気軽にご連絡ください。
◇みなさまからの情報をお待ちしております。
丸森町生涯学習推進本部(教育委員会生涯学習課) ℡72-3036
№
10
平成25・26年度
仙南地区自作視聴覚教材発表会
最優秀賞受賞者
今月は、仙南地区自作視聴覚教材発表会で2年連続最優秀賞を獲
得した斎藤良治さんと引地昭夫さんです。
仙南地区自作視聴覚教材発表会は、地域の素材を活かして、地域
学習を支援するための視聴覚教材を作ることを目的に行われてい
ます。お二人が作った教材は、紙芝居です。昨年は「大蛇の牙」、
今年は「雨乞いの壺」という作品です。
斎藤さんは元教育長、引地さんは元文化財保護委員で、地域の歴
史文化に深い知識をお持ちの方たちです。斎藤さんは、『昭和20
年の終戦で歴史が神話から考古学に変わりました。そこで土器を捜
してみようとある遺跡にいったら縄文土器を見つけることができ、
考古学にひきつけられました』引地さんは、
『私の家にたくさんの古文書が残されていました。それを
読んでいるうちに歴史に興味を持ちました』と、それぞれ語ってくれました。
紙芝居を作るきっかけは、小斎鹿島神社の歴史をまとめていた斎藤さんが、鹿島神社に伝えられて
いる「大蛇の牙」
「雨乞いの壺」という宝物について、『地域の人たちに分かりやすく伝えたい』と考
えたことでした。漫画家になりたいと思ったこともあるほど絵の上手な引地さんに、絵を書いてほし
いと斎藤さんが依頼をしたところ、面白いですねと快諾を得たことから、この作品が出来ました。
引地さんは、これまでにも町の文化財集の挿絵なども書いてきました。
『今回、絵を描くにあたって、
思うように描けずもどかしさもあったが、出来事の意味や時代背景を勉強し直すことが出来て、大変
勉強になった』と話してくれました。
また、斎藤さんは、
『紙芝居のほかに、丸森の歴史シリーズとして、
写真構成による自作教材を DVD にまとめているので、今後も続けて
いきたい』と話しています。
ふるさと学習を進める上で、この様な地域のことを取り上げた自作
教材は大変役に立つものです。お二人には、これからも素晴らしい作
品をお願いしたいと思います。
紙芝居は小斎まちづくりセンターと生涯学習課に、DVD 作品は生
涯学習課にありますので、利用してみたいという方はお問合せ下さい。
奉射祭(やぶさめ)
小斎の鹿島神社で行われている、馬には乗らず立ったまま弓
を射る「やぶさめ」です。
7日 宗吽院資料発表会
寛永20年(1643年)に小斎4代目領主佐藤清信(きよのぶ)
舘矢間まちセン
が始めたと言われ、慶應4年=明治元年(1868年)まで続け
8日 奉射祭(やぶさめ)
られました。明治9年まで中断しましたが、明治10年に復活し、
小斎 鹿島神社
日清戦争と日露戦争の時に中止された外は、明治45年=大正
元年(1912年)まで行われました。大正時代になって中断し、
21日 丸森町文化財研修会
昭和13年から15年まで青年有志によって復活されましたが、
「みんなで守る
第二次世界大戦の激化で再び中断しました。
ふるさとの歴史」
平成3年(1991年)に51年ぶりに復活し、東日本大震災に
舘矢間まちセン
よる中止を除き、現在まで続けられています。かつては旧正月
22日 おとなの社会科
15日~17日に行われていまし
「やさしい経済&
たが、現在は3月の第2日曜日に、
金融のおはなし」
ごしんてき し ん じ
おおまとしゃれい
御神的神事・大的射礼・かりがね
丸森まちセン
まとしゃれい
の的射礼などを、保存会を結成し
地区をあげて行っています。
◇みなさまからの情報をお待ちしております。
丸森町生涯学習推進本部(教育委員会生涯学習課) ℡72-3036