平成22年度政府の当初予算案の概要

衆議院議員
田中和徳が、平成 22年度政府予算案にコメント!
借 金 に の み 依 存 し た バ ラ マ キ 型 予 算 案 で は 、
日 本 パ ワ ー 回 復 も 国 民 生 活 の 不 安 解 消 も 不 可 能 ! ?
平成22年度 政府の当初予算案の概要(前年度当初予算案との比較)
22年度当初予算
備考
37兆3960億円
歳入に占める税収割合は40.5%
46兆1030億円 前年度は52.1%
前年度比:-8兆7070億円
所得税
12兆6140億円
15兆5720億円
法人税
5兆9530億円
10兆5440億円
消費税
9兆6380億円
10兆1300億円
その他
9兆1910億円
9兆8570億円
国債発行額
44兆3030億円
33兆2940億円
その他収入
10兆6002億円
租税及び印紙収入
歳
入
項
目
前年度当初予算
(平成21年度)
一般会計歳入総額
公債依存度は48.0%、前年度は37.6%
前年度比:+11兆90億円
財政投融資特別会計、外国為替特別会計、公益法
9兆1510億円 人及び独立行政法人の基金からの返納金等
前年度比:+1兆4492億円
92兆2992億円
88兆5480億円 前年度比:+3兆7512億円
53兆4542億円
51兆7310億円 前年度比:+1兆7233億円
社会保障
27兆2686億円
24兆8344億円
文教科学
5兆5860億円
5兆3104億円
公共事業
5兆7731億円
7兆701億円
防衛関係
4兆7903億円
4兆7741億円
その他
10兆0362億円
9兆7420億円
地方交付税等
17兆4777億円
16兆5733億円 前年度比:+9044億円
国債費
20兆6491億円
20兆2437億円 前年度比:+4053億円
一般会計歳出総額
92兆2992億円
88兆5480億円 前年度比:+3兆7512億円
プライマリーバランス
-23兆6539億円
一般歳出
歳
出
項
目
-13兆503億円 前年度に比べ赤字幅は10兆6036億円拡大
◆当初予算の国債発行額が史上最高額、税収を大幅に上回り、日本の将来に赤信号!
去る12月25日、鳩山政権発足後初となる平成22年度政府予算案が閣議決定されました。一般会計総額は約92兆
3千億円。これは、当初予算の段階では過去最大の金額となります。長引く不況による企業の業績悪化に伴い、税収が
約37兆4千億円(前年度当初予算と較べ、マイナス9兆円)まで落ち込む中、新規国債発行額を44兆3030億円(前年
度当初予算と較べ、プラス11兆円)まで増額することで財源を賄っており、歳入の半分以上を国債発行(借金)に頼るこ
ととなりました。当初予算で借金の額が税収を上回るのは第2次世界大戦直後の昭和21年以来初めてで、これは極め
て異常な事態です。日本の国債依存度(国の歳入総額に占める国債発行額の割合で、国の財政が、どれだけ国債、つま
り借金に頼っているかを示す数値)は10.4ポイント増の48%と過去最悪を更新、平成22年度末の国債残高は637兆
円程度、特に国と地方を合わせた借金残高は重複分を除き862兆円の巨額に及ぶ見込みで、国民一人当たり約675万
円となり、我が国の財政悪化はますます深刻化します。
◆中途半端なマニフェスト不実行予算!
政 府 ・ 与 党 は 、「予 算 の ム ダ を 廃 し 、 全 面 的 な 組 み 替 え を 行 え ば 、先 の 総 選 挙 で 民 主 党 マ ニ フ ェ ス ト に 掲 げ ら れ た 子 ど も
手当や高校授業料の実質無償化、高速道路の無料化等を実施するための財源は充分にメドが立つ」と公言してきまし
た 。 し か し 、先 日 の 事 業 仕 分 け で の 歳 出 削 減 も わ ず か 7 千 億 円 弱 に 止 ま り 、 従 来 か ら 一 般 的 に 行 わ れ て き た 予 算 査 定 に
較 べ て も 少 な い 金 額 で 、 い わ ゆ る 政 治 主 導 で 結 局 は 多 額 の 国 債 を 発 行 、公 債 発 行 ( 借 金 ) や 予 算 の 大 前 提 と な る 財 源 確
保を実現できないままでの中途半端なマニフェスト不実行予算となりました。
◆景気回復こそが生活支援・失業対策の要。経済効果を考慮し、予算投入の集中化を!
ただし、急速にデフレが進み生活困窮者が増加する中、社会福祉や家庭支援等の緊急避難的措置を講じる
ことは必要だと考えます。しかし、景気回復を本格軌道に乗せるためには、将来への不安を取り除き、各家庭
が、子ども手当等の公的な支援金を、貯蓄に回さずに、安心して消費できる環境を整えなければ、いくら公的
な資金を投入しても、将来世代へのツケのみを増やすこととなります。
さらに、今回の政府予算案には、成長戦略や具体的な数値目標について充分な説明もなく、今後の道筋が
不透明です。今こそ、「世界に誇る日本の底力」発揮に向け、企業活性化のための抜本的な規制改革や税制
改革 等 を 大 胆に 行 う べきな の です。 裾野が広く経済効果に即効性が見込める分野に集中的に予算を投入し、競争
力を高め、日本経済を担う企業を活性化することが、雇用創出やサラリーマンの賃金アップ、人々の安心、そして法人税
の増収に繋がることは明らかです.
田中和徳の都市政策・・・川崎バージョン
1.川崎発!エコ革命の推進と京浜臨海部の再生
田中和徳が国会議員連盟の会長として実現した「工場等制限法の廃止」
により、世界最大級の研究・生産拠点の京浜臨海部を更に充実させ、世界
最高のビジネスチャンスの拠点に成長させます。
また、川崎に風力・大型太陽光発電施設や、企業と大学の連携によるハ
イレベルな環境研究機関を誘致し、世界の環境最先端都市として、川崎発
のエコ革命をリードします。
また、東扇島公園と内陸部を結ぶ「臨港道路・東扇島水江町線」を早期
に整備し、空の港・羽田と海の港・川崎の物流ルートを完成させ、首都圏ネ
ットワークの更なる発展の拠点を目指します。
2.景気回復最優先!地元企業や商店街の元気が無ければ川崎の活性化無し!
集 中 的 な 経 済 成 長 率 ア ッ プ 作 戦 を 実 行 し 、我 が 国 自 慢 の 強 い 経 済 を 再 生
し ま す 。特 に 、発 明 や 知 的 財 産 の 分 野 、 株 式 ・ 金 融 市 場 の 強 化 、 環 境 や 福 祉
分野への税制改正や集中投資を行います。
ま た 、 融 資 手 続 き の 簡 略 ・ ス ピ ー ド 化 、 更 に 、田 中 和 徳 が 財 務 金 融 委 員 長
(当 時 )と し て 成 立 に 尽 力 し た 商 店 街 新 法 (国 の 3 分 の 2 の 補 助 金 )の 予 算 額
拡大にも努力し、世界最先端の技術で経済を支える「ものづくり」の中小零
細企業を応援します。
3.川崎駅前の防犯カメラシステムが始動!過密都市川崎の防犯・防災対策の実現!
永年にわたり保護司を務め、「更生保護を考える国会議員の会」会長も
務める田中和徳は、警察庁が全国で実施している「防犯カメラ設置モデル
事 業 」 を 川 崎 で も 実 施 で き る よ う 、 財 務 金 融 委 員 長 (当 時 )と し て 予 算 の 決
定 に 努 力 を し て き ま し た 。 そ し て 、 12月 22日 、 川 崎 駅 前 の 繁 華 街 で 、 日 本 初
となる超高性 能カメラを内臓した新システムの試験運転を開始。現在、
犯罪発生件数が多い川崎駅周辺の繁華街を、24時間体制で監視を続け
ております。