三重高校試験対策講座要領(中3対象) 目的 ①現時点の力で、三重高校の合格点を取れる試験の受け方をマスターさせる。 ②合格点をより確実にとるために、今後重点指導すべき教科・単元・問題パターン を明確にする。 ③三重高校の過去問を3年分解いてもらい、その解説・指導を行うことで、入試 傾向を把握し、入試傾向に沿った問題の解き方をマスターさせる。 ④長時間の集中的な学習を通して、気持ちを切り替え、入試直前の受験勉強に対 する集中力と持続力・精神力をつける。 日程と内容 講座日程 松阪校 明和校 12月26日―12月28日 12月23日―12月25日 英語 数学 9:00~9:40 9:50~10:30 国語 理科 社会 10:40~11:20 11:30~12:10 12:20~13:00 9:00~17:00 9:00~17:00 まずは 9 時~13 時まで志望校の過去問を 3 年分解いてもらいます。そしてテスト終了後 即座に採点し、教科ごとに得点とどの分野で間違えているのかを比較分析を行います。 午後の授業では、最初に教科ごとにミスで落とした問題を示し、解説をしないでやり直し をさせ、次の日のテストでミスを無くすための訓練をします。次に、簡単な指導で理解で きる問題の解説を行い、翌日同様の問題が出たら解けるよう指導させていただきます。 その後このテストを元に得点を上げる単元・問題を指定し、また、入試において手を出し てはいけない問題を個別に指摘し、その問題を解かず、その時間を他の問題を解く時間に 当てる問題を指示します。最後に今日のテストの受け方・時間配分の反省と次の日のテスト の受け方を指導します。3日間この指導を繰り返し、テストの受け方をマスターさせたい と考えています。 特訓終了後 通常の授業及び教科別の講習会にて、入試までの課題として示された教科・単元の指導を することで更なる得点力アップを行います。課題として指示される教科・単元は、生徒一 人ひとりにとって、確実に短期で得点を上げることができるところに限定しているので、 その学習効果は非常に高くなります。生徒も問題を解き指導を受けることで、その課題が 達成可能なことを十分理解しているので、意欲が湧き、前向きにがんばれるためなおさら 確実な成果が見込めます。 三重高校試験対策講座の意図について 当塾では、中 3 の後期の中間テストまでは、実力養成と内申点アップを主な目的として いました。本格的な受験指導に入いるのはこれからです。そのため、現時点では自分の実 力を模擬テストや入試で存分に発揮できる状態ではありません。しかし、自分の志望校に 合った入試の受け方や受験勉強のやり方に習熟するかどうかで、入試本番での得点力には 大きな差が出てきます。入試で力を存分に発揮するには、私立高校であればその志望校の 入試傾向と合格点に沿った受験勉強を、公立高校であれば易しい問題から積み上げていか に合格点を取る訓練をするかが重要なポイントになります。志望校の入試傾向や合格点と 一人ひとりの現在の学力を比較分析することで、一人ひとりの受験勉強の課題が明確にな ります。この一人ひとりの課題に合わせた受験指導は、個別指導でしかできません。当塾 が、冬休みのこの時期にこの講座を実施するのは、この一人ひとりの受験勉強の課題を明 確にすることができるようになるからです。昨年は併願では合格は厳しいかなと思ってい た生徒や、この時点では選抜コースですら合格点に達していなかった生徒が特進コースに 合格するなど、この講座の効果を実感できうれしく思いました。 志望校合格のための学習法 易しい問題から確実に得点を積み上げる。 入試では優しい問題から難しい問題まで満遍なく出題されますが、生徒の意識はどうし ても自分にとって難しい問題に向きがちです。そして、実際の答案は易しい問題でかなり 点を落としています。私立であれば合格点が高いところでも 7 割、専願なら5割、公立で は内申点も絡んできますが、トップ校でも7割~8割で合格できます。ですから、自分に とって易しい問題から積み上げて得点することが志望校合格の近道です。そのためには、 合格点が取れる範囲で、難しい問題を思い切って捨ててしまうことが大切になってきます。 例えば、7割取れれば合格できる人は、確実に8割を取れるように勉強し、思い切って 難しい2割の問題を捨ててしまうのです。難しい問題も易しい問題も配点はほとんど変わ りません。易しい問題は習得する時間が短くてすみます。難しい問題を習得する時間は、 易しい問題を習得するより何倍も時間がかかり、しかも習得できる保障はありません。 この難しい問題というのは生徒によって異なります。この時期になれば、一般的な難易 度ではなく、生徒一人ひとりにとっての難易度でどれを捨てどれを確実に習得すべきかを 決めて行く必要があります。 また、難しい問題を2割捨てることによって、試験時間中にゆとりが出てきます。落ち 着いて解く時間ができます。また、ミスを無くすための見直しの時間が取れるようになり ます。この効果も大きいと思っています。 5教科の効率的な時間配分 次に考えるべきことは、5 教科への学習時間の配分です。教科の特性からいえば、一般的 に成績を上げるのに必要な学習時間は理科が一番短く、社会・数学・国語・英語の順に必 要な時間が長くなっていきます。ですから、これからの受験勉強では、短時間で成績が上 がる理科や社会・数学に時間を割き、英語・国語の学習時間を減らしていくほうが短期間 での得点アップが期待できます。 また、一人ひとりの教科ごとの得点から考えると、得点の低い教科ほど得点アップが期 待できます。この二つの観点を考慮してこれからの学習計画を立てるのが、最も受験勉強 の効率を上げる近道です。
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