カリキュラム・マップ

ものづくり環境学科 目的・目標
ものづくり環境学科は,ものづくりの現場で,工学技術を踏まえて環境改善に取り組むことのできる専門家を養成します.ライフサイクルアセスメント手法を取り入れた工業製品の環境調和型設計,製品の再利用・再生システムの構
築,廃棄時の環境負荷低減や再資源化技術,輸送・物流における交通環境問題などを学び,環境を見据えた「ものづくり技術」に卓越した,新時代の技術者を育てます.
平成27年度入学生用
ものづくり環境学科
カリキュラム・マップ
ものづくり 系
環境と調和したものづくり力
ものづくりの基礎となる機械の4力学,機械要素,機
械加工等の機械工学を学び,身のまわりの製品の構
造及び作製法の理解を深めることで,より環境に配
慮した機械製品の設計及び製作ができる.座学の講
義科目で基礎的な知識を理解した上で,環境に配慮
した製品(エコプロダクツ)を発案するトレーニングを
行い,さらに設計製図,CAD等で実技も習得し,これ
らの知識と技術をものづくり実験Ⅰ・Ⅱや卒業研究等
において実践することによって,環境に配慮したもの
づくりを総合的に身につけることができる.
環境分析系
環境分析・環境マネジメント力
化学と環境,化学と素材・材料との相関関係を理解
し,ものづくりの視点から環境の化学的側面を評価す
ることができる.製品の化学的性質が,環境に配慮し
たものづくりにどのように活かされるかを考えることが
できる.また,製品の製造,使用,廃棄・リサイクルの
各段階における環境側面を管理する知識と技術を身
につけ,これを工場,組織,地域の環境管理に応用
することができる.これらの知識と技術を,環境計測
実験Ⅰ・Ⅱや卒業研究等に応用して,ものづくりの視
点からみた環境分析能力及び環境マネジメント能力
を実践することができる.
エネルギー系
エネルギー評価・省エネを実現するものづくり力
電気,熱工学,流体工学の基礎を理解し,この知
識を環境に配慮した製造現場や住宅におけるエネ
ルギー管理や,省エネルギーを実現する製品設計に
応用することができる.
共通・教職
専門統合化能力
幅広い専門科目の知識を統合・発展させ,それらを
具体的な提案や問題解決に応用できる.
数理的な分析能力
数理的な論理を理解すると共にその技術を,ものづ
くりや環境分析の定量的側面に応用できる.
キャリアデザイン能力
ものづくり及び環境関連分野の動向を理解し,将来
の進路を幅広く展望したうえで,自ら進みたい方向を
決定できる.
ディプロマポリシー
ものづくり環境学科では,環境に配慮した新しいものづくりや,社会環境のデザインを提案する能力,ライフサイクルアセスメントを踏まえ,工学技術と環境対策のマネジメントを一貫して理解し実践する能力が求められます.これ
らの分野における,課題発見能力および問題解決能力が十分に養われることが卒業要件です.この目的に沿い,1年間,指導教員の下で,じっくりと研究に取り組む「卒業研究」を必修とします.
機械・制御
機械の基礎から加工技術,制御技術に至るまで,各分野におけ
る知識を統合し,総合的な視野からものづくりを実践する構想力,
思考力を身につける.
1年
機械・制御
2年
3年
制御工学
機械の基礎
機械技術史
設計・製図
製図,機械設計,CAD/CAM/CAEを総合的に学び,座学で学ん
だ知識とものづくりを結びつけて考えるための機械設計能力を身
につける.
実験・演習
機械・制御技術の専門的な知識と,ものづくりの基礎となる設計・
製図技術を融合し,太陽光パネルの製作等を通じて,ものづくり
を実践するための基礎的な能力を身に付ける.
化学・新素材
設計製作した製品の化学的な分析能力を学習し,製品が環境に
及ぼす影響を見極める能力を身に付ける.また,環境に配慮した
材料とはどうあるべきかについての知識を身に付ける.
環境マネジメント
身の回りの工場のみならず,地域全体の環境を適切な状態に保
つための取り組みを学び,どのように環境をコントロールして,も
のづくりとの調和を図るべきか示唆を与える能力を身に付ける.
デザイン概論
設計・製図
製図の基礎
機械設計・製図
機械工作実習
CAD/CAM/CAE概論
実験・演習
化学・新素材
CAD演習
実験・実習
太陽光パネルによる発電計測実験や,燃料電池による発電計測
実験等を通じ,身近な環境に配慮した製品のエネルギー的な側
面を理解する能力を身に付ける.
エネルギー
国内外の自然エネルギー発電方法や,エネルギーの基礎を学習
した上で,身近な建物や工場のエネルギーの管理手法とその実
践能力を身に付ける.
電気・熱・流体
エネルギーを扱う上で欠かすことのできない,電気,熱,流体の
基礎的な知識を習得し,ものづくりの背後にあるエネルギーを併
せて考える能力を身につける.
情報技術
コンピュータを用いたプログラミング,数値処理技術を学ぶことで,
より効率良く専門科目を学修ができる.教職にも必要.
数学・物理
数学や物理を専門科目と関連づけて学ぶ融合科目の他,より高
度な専門分野にも活用できる数理系を理解できる.
英語
専門と関連づけて基礎を学ぶ融合科目であるエコイングリッシュ
により,国際化する社会にあっても専門分野でコミュニケーション
できる.
ものづくり実験Ⅰ
ものづくり実験Ⅱ
ものづくりゼミナールⅡ
素材資源論
材料力学
エコマテリアル概論
品質マネジメントシステム
環境と工学
地域環境対策技術
環境マネジメントシステム
ライフサイクルアセスメント入門
システム思考Ⅰ
システム思考Ⅱ
自然エネルギー入門
環境とエネルギー
リサイクル技術
工場の環境管理
環境と経営
生命環境シミュレーション入門
自動車と環境
環境計測実験Ⅰ
環境ゼミナールⅠ
環境計測実験Ⅱ
電気・熱・流体
情報技術
数学
物理
英語
電気の基礎
基礎・キャリア
工場のエネルギー管理
建物のエネルギー管理
卒業研究Ⅰ
電気の応用
内燃機関
情報リテラシーⅠ
情報リテラシーⅡ
基礎数理・演習Ⅰ
基礎数理・演習Ⅱ
確率・統計Ⅰ
確率・統計Ⅱ
線形代数基礎
線形代数演習
線形代数学Ⅰ
代数幾何Ⅰ
線形代数学Ⅱ
代数幾何Ⅱ
解析基礎
解析演習
微分積分学Ⅰ
微分法
微分積分学Ⅱ
積分法
基礎力学・演習
基礎物理実験
工業力学
エコ・イングリッシュⅠ
エコ・イングリッシュⅡ
フレッシュマンゼミⅠ
フレッシュマンゼミⅡ
品質システム
環境ゼミナールⅡ
環境熱工学
卒業研究Ⅱ
流体工学
プログラミングで学ぶ統計処理
ベクトル解析
複素関数論
起業とビジネスプラン
新会社設立と技術経営
微分積分学Ⅲ
微分方程式
インターンシップキャリア工房
基礎・キャリア
大学で何を学ぶのか,将来の夢や職業を実現するためにどのよ
うな専門性を身につけるのか,より具体的にイメージできる.
生物と機械
環境化学応用実験
実験・演習
エネルギー
エコプロダクツ概論
環境適合製品設計
ものづくりゼミナールⅠ
環境化学基礎実験
自動車工学
CAD/CAM/CAE
環境と化学
実験・演習
化学系実験を通じて,物質,材料,製品の化学的な性質を理解
した上で,環境に配慮した物質,材料,製品とはどうあるべきかを
考える能力を身につける.
生産システム工学
交通環境工学
人間工学
化学の基礎
化学の演習
環境マネジメント
信頼性工学
機械加工
塑性加工
機械の応用
機械要素
グリーンマシニング
4年
ものづくり環境キャリアデザインⅠ
ものづくり環境キャリアデザインⅡ
工業経営学
工学倫理と知的財産権
赤字:必修