QF045BE-0762

国住指第 ●57
平成22年7月
アイジー工業株式会社
代表取締役社長 金田 直治 様
国土交通大臣
下記の構造方法等については、建築基準法第68条の26第1項(同法第88条第1項
において準用する場合を含む。)の規定に基づき、同法第2条第七号の二及び同法施行
令第107条の2第一号から第三号まで(外壁(耐力壁):各45分間)の規定に適合する
ものであることを認める。
記
1.認定番号
QFO45BE−0762
2.認定をした構造方法等の名称
ロックウール充てん/鋼板・イソシアヌレートフォーム・硬質木片セメント板表
張/せっこうボード重裏張/木製枠組造外壁
3.認定をした構造方法等の内容
別添の通り
(注意)この認定書は、大切に保存しておいてくださいb
別添
(1)構造名
1)ロックウール充てん/鋼板・イソシアヌレートフォーム・硬質木片セメント板表張/せっこうボード
重裏張/木製枠組道外壁
(2)寸法等
1)壁高さ、壁幅:構造計算等で構造安定性が確認できる寸法とする。
2)縦枠間隔:455mm以下
(別添−1_)
(3)材料構成
1)主構成材料
材料・形状・寸法等
部材名
外装材
①寸法(mm)働き幅
規格
:396以下
断面形状について
厚さ
:15
は、断面形状図に
示す。
最小厚さ
:8.5以上
各部寸法許容差
:±2
②断面欠損率(%):0∼20(厚さ15mm比)
③表面柄:平板又は溝付
表面材
①材料:JISG3322(塗装溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき鋼
板)、JISG3321(溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき
鋼板)及びそれら程度の溶融温度を有する鋼板
有機質量(g/d):片面65以下
②厚さ(mm):0.35以上
芯材
①材料:イソシアヌレートフォーム
③表面形状:平滑
JISA95=の硬
②厚さ(mm):外装材の厚さから表面材と裏面材の厚さを減じた厚さ 質ウレタンフォームと同
(但し、溝部を除く)
等以上の燃焼性
③密度(kg/m3):38±5
④標準組成(質量%):イソシアネート成分 65±5
ポリオール成分
35±5
⑤成型用発泡剤:水、炭化水素又はハイドロフルオロカーボン
⑥酸素指数:20,5±0.5
裏面材
(1)紙系
①材料:次のいずれか一一仕様とする。
・はり合わせアルミニウムはく
・ラミネート加工紙
・アルミラミネート加工紙
②厚さ(mm):0.22以上(±0.05)
③有機質量(g/d):100以下
(2)鋼板系
①材料:JISG3322(塗装溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき鋼
板)、JISG3321(溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき
鋼板)及びそれら程度の溶融温度を有する鋼板
有機質量(g/d):片面65以下
(∋厚さ(mm):0.13以上
③表面形状:平滑又はエンボス
(別添−2)
シール材
①材質:次のいずれか一仕様とする。
・ポリウレタン系
・アクリル系
・アクー」ルウレタン系
・アクリルシリコーン系
・ポリサルファイド系
・変成ポリサルファイド系
・変成シ
リコーン系
・ポリイソプチレン系
・シリコーン系
・ボリエチレン系
・合成ゴム系
・EPDM系
・エチレン酢酸ビニル共重合体系
・ポリアミド系
・ポリオレフイン系
・無し
②使用量(g/m):20以下
接着剤
①材質:次のいずれか一仕様とする。
・ホットメルト系
・無し
②使用量(g/m):5以下
胴線
①材料:集成材、製材及び合板
②寸法(mm):12×45以上
構造用面材
①材料及び厚さ(mm):(国土交通大臣が指定する又は認定する枠組
壁工法を用いる当該壁の構造方法に準拠する。)
・硬質木片セメント板(厚さ(刀Im):12以上)
充てん断熱材
JISA5404
JISA9521
①材料:ロックウール
②厚さ(mm):90以上
③密度(kg/m3):30以上
内装材
たて枠
(荷重支持部材)
JISA6901
①材料及び厚さ(mm):次のいずれか一仕様とする。
・せっこうボード
厚さ 下張9.5以上、上張12.5以上
密度(0.70±0.05)(g/cm3)以上
・せっこうボード
厚さ 下張12.5以上、上張9.5以上
密度(0.70±0.05)(g/cm3)以上
①材料:日本農林規格に適合する構造用集成材
又.は枠組壁工法構造用製材
②寸法(m¶l):38×89以上
上枠、下枠
①材料:日本農林規格に適合する構造用集成材
文は枠組壁工法構造用製材
(∋寸法(mm):38×89以上
当て木
①材料:日本農林規格に適合する構造用集成材
②寸法(れ1m):38×89以上
(別添−3)
外装材断面形状図
単位:mm
外装材の寸法
a:全幅:b+34以上
b:働き幅:396以下
c:断面欠損部最低厚さ:8.5以上(但し合いじやくり部を除く)
d:厚さ:15
断面欠損率(%):20以下(厚さ15比)
(断面欠損率の計算方法)
断面欠損率(%)=働き幅内における厚さ15以下の断面欠損部面積/(15×働き幅)×100
(別添−4)
2)副構成材料
材料・形状・寸法等
部材名
防水紙
規格
①材質:次のいずれか一仕様とする。
・透湿防水シート
JISA6111
・アスファルトフェルト430
JISA6005
・無し
防湿材
①材質:次のいずれか一仕様とする。
・住宅用プラスチック系防湿フイルム
・包装用ポリエチレンフィルム
・・農業用ボリエチレンフイルム
JISA6930
JISZ1702
JISK6781
・無し
②厚さ(mm):0.2以下
留 外装材用
め
①材料及び寸法(皿m):次のいずれか一仕様とする。
・くぎ
:.¢1.90×L32以上
・ねじ
:¢1.90×L32以上
JISA5508
又は同等品
目
JISIミ1112
JISIミ1125
又は同等品
・コーススレッド:¢1,90×L32以上
(材質:鋼製(防錆処理品)又はステンレス製、形状:コーススレッ
ド断面形状図に示す。)
・木ねじ
:¢1.90×L32以上
(材質:JISG3507−2〔冷間圧造用炭素鋼線材〕)
構造用面材用 ①材料:国土交通大臣が指定する又は認定する枠組壁工法を用いる当該
内装材用
壁の構造方法に準拠する、くぎ又はねじとする。
②寸法(mm):¢2.87×L50.8(CN50)以上
③材質:鋼製(防錆処理品)又はステンレス製
①材料及び寸法(mm):次のいずれか一仕様とする。
[下張用]
・くぎ
:¢2.15×L38以上
JISA5508
又は同等品
・ねじ
:¢3.8×L28以上
JIS B 1112
JISBl125
又は同等品
・コーススレッド:¢3.8×L28以上
(材質:鋼製(防錆処理品)又はステンレス製、形状:コーススレ
ッド断面形状図に示す。)
・木ねじ
:¢3.8 ×L28以上
(材質:JISG3507−2〔冷間圧造用炭素鋼線材〕)
[上張用]
・くぎ
:¢2.34×L38.1以上
・ねじ
:¢3.8×L38以上
JISA5508
又は同等品
JIS B 1112
JISIミ1125
又は同等品
・コーススレッド:¢3.8×L38以上
(材質:鋼製(防錆処理品)又はステンレス製、形状:コーススレ
ッド断面形状図に示す。)
・木ねじ
:¢3.8 ×L38以上
(材質:JISG350ト2〔冷間圧造用炭素鋼線材〕)
当て木用
①材料:国土交通大臣が指定する又は認定する枠組壁工法を用いる当該
壁の構造方法に準拠する、くぎ又はねじとする。
②寸法(mm):¢3.05×L65(CN65)以上
③材質:鋼製(防錆処理品)又はステンレス製
(別添−5)
目地部役物
①材料:次のいずれか一仕様とする。
・JISG3322(塗装溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき鋼板)、
JISG3321(溶融55%アルミニウムー亜鉛合金めっき鋼板)及びそ
れら程度の溶融温度を有する鋼板
有機質量(g/ポ):片面65以下
②厚さ(mm):0.35以上
テープ
①材質:次のいずれか一仕様とする。
(防水紙、構造用 ・ゴムアス系
面材、防湿材用) ・プチル系
・アクリル系
・ポリエステル系
・塩化ビニル系
・アスファルト系
・無し
②寸法(mm):厚さ1.0×幅150以下
③質量(g/m):200以下
せっこうボード目 ①材料:せっこうボード用目地処理材
地処理材
②使用量(g/m):50以上
①材料:ガラス繊維
②寸法(m):厚さ0.2以上 幅50以上
ステーブル
① 材料及び寸法(mm)
・工業用ステープル 肩幅12×足長6以上
シーリング材
①材質:次のいずれか一仕様とする。
・ポリウレタン系
・アクリル系
・アクリルウレタン系
・アクリルシリコーン系
・ポリサルファイド系
・変成ポリサルファイド系
・変成シリコーン系
・ポリイソプチレン系
・シリコーン系
・プチルゴム系
・シリコーン系マスチック
・油性コーキング材
②使用量(g/m):150以下
バックアップ材 ①材質:次のいずれか一仕様とする。
・ポリエチレン系
・合成ゴム系
・EPDM系
・エチレン酢酸ビニル共重合体系
・ポリアミド系
・ポリオレフイン系
・発泡ポリエチレン系
・無し
②使用量(g/m):4以下
(別添−6)
単位:mm
目地部役物
﹁L
コーススレッド形状図
L
睦=コ刷甑Ⅲ沙=コや
(別添−7)
1)透視図
(別添−8)
2)鉛直断面図
(別添一9)
3)鉛直断面詳細図
m
m
屋内側
屋外側
4)水平断面詳細図
単位:mm
留め具(胴縁用)
屋外側
屋内側
(5)標準施工方法
1)下地の施工
たて枠は、不陸のないように土台に垂直に455mm以下の間隔で配置する。尚、構造用面材及び内
装材(下張)の横目地部となる箇所にはあらかじめ当て木を配置し、当て木端部と縦枠との取り
合い部を、2本の当て木用留め具で斜め打ちして留め付ける。構造用面材は、目地部に隙間のな
いように構造用面材用留め具を用いて外周部100mm以下、中間部200m】11以下の間隔で留め付ける。
構造用面材の目地部には必要に応じてテープを貼り付ける。
2)防水紙の施工
防水紙を使用する場合は、なるべくたるみ、しわのないようにステーブルを用いて留め付ける。
この際、防水の万全を期すために重ね代は90mm以上とし必要に応じてテープを貼り付ける。
3)胴緑の施工
胴緑は、たて枠に対して直交させ455mm以下の間隔で配置し、胴縁用留め具を用いてたて枠上に
留め付ける。外装材の横目地部に当たる胴録は、たて枠に対して直交するように二本上下に並べ、
胴線用留め具を用いてたて枠上に留め付ける。
通気を考慮するならば、たて枠上で胴縁を切り離し20mm以下の隙間を設ける。
4)下端部の水切・スターターの施工
下端部の水切・スターターを使用する場合は、壁面の下端となるところに土台と平行に目地部役
物用留め具を用いて留め付ける。
5)外装材の施工
外装材は、たて枠と平行に配置し、胴線に当たる部分を外装材用留め具を用いて留め付ける。次
に二校目のメス部を一枚目のオス部に差し込み、二枚目のオス部で胴緑に当たる部分を外装材用
留め具を用いて留め付ける。三枚目以降順次繰り返して連続した壁面を形成する。
6)外装材の目地処理
横目地部は、目地部役物を土台と平行に配置し、たて枠に当たる部分を目地部役物用留め具を用
いて留め付ける。次いで、その上に外装材を留め付ける。この際、防水の万全を期すためには、
目地部役物と外装材との隙間をシーリング材(必要に応じてバックアップ材を併用。)でシール
することが望ましい。
7)充てん断熱材の施工
充てん断熱材は、内装側からたて枠の間に充てんする。
8)防湿材の施工
防湿材を使用する場合は、なるべくたるみ、しわのないようにステープル等を用いて留め付ける。
この際、防湿の万全を期すために重ね代は90mm以上とし必要に応じてテープを貼り付ける。
9)内装材の施工
内装材は、下張はたて枠、上下の枠材及び当て木に、上張はたて枠及び上下の枠材に、内装材用
留め具を用いて外周部150mm以下、中間部200mm以下の間隔で留め付ける。また、上張と下張の
目地はお互いに揃わないよう割り付ける。上張の目地部には、せっこうボード目地処理材を施す。
(別添−12)