【 DesigNETOSS コンサルティングサービス申込規約 】 委託者(以下「甲

【 DesigNETOSS コンサルティングサービス申込規約 】
委託者(以下「甲」という。)と、受託者(以下「乙」という。)とは、OSS(オープンソースソフトウェア)の導入・構築・移行・改善等にあたり必要となるコンサル
ティングサービスについて、次のとおり契約(以下「本契約」という。)を締結する。
第 1 条(契約の目的)
本契約は、甲が、OSS(オープンソースソフトウェア)のメリットを最大限享受できるシステム基盤、組織作りをするため必要となる次条のコンサル業務
の一部または全部を乙に対して委託し、乙がこれを受託することに関する基本的な契約事項を定めることを目的とする。
第 2 条(サービス類型)
乙の提供するコンサルティングサービスは以下の8つにより構成され、甲は、その必要に応じて各種サービスを選択し、本契約における委託業務(以
下「本件コンサル業務」という。)の内容とする。
Aサービス → OSS 導入支援コンサル Eサービス → SELinux 導入支援コンサル
Bサービス → OSS 構築支援コンサル Fサービス → アプリケーション SELinux 対応支援コンサル
Cサービス → OSS 移行支援コンサル Gサービス → IPv6 ネットワーク移行支援コンサル
Dサービス → OSS 改善支援コンサル Hサービス → OSS 運用改善支援コンサル
第 3 条(本契約におけるコンサル業務の内容、その他条件)
本件コンサル業務とは、甲が、OSS のメリットを最大限享受できるシステム基盤、組織作りをするため必要となる OSS の導入・構築・移行・改善等を
行うにあたり、乙が甲に対してする助言・指導(ノウハウその他有益な情報の提供)のことを指す。
2 本件コンサル業務の内容、その他条件については、以下一覧表のとおりとする。
サービス類型
内 容
A
OSS 導入支援コンサル
システムの導入に必要な要件の定義や仕様の作成に関するコンサルティング
B
OSS 構築支援コンサル
サーバシステムを自社で構築する方法に関するコンサルティング
C
OSS 移行支援コンサル
既存システムから新システムへの移行に関するコンサルティング
D
OSS 改善支援コンサル システムの性能改善、品質改善に関するコンサルティング
E
SELinux 導入支援コンサル
システムに SELinux を導入する手順や仕組みの作成に関するコンサルティング
F
アプリケーション SELinux
対応支援コンサル
自社開発のソフトウェアを SELinux 対応にするためのコンサルティング
G
IPv6 ネットワーク移行支援
コンサル
IPv6 対応システムの導入、構築や、IPv6 対応システムへの移行に関するコンサルティング
H
OSS 運用改善支援コンサル
システムの運用、保守、管理などの業務改善に関するコンサルティング
2 本件コンサル業務に基づき、甲が行う OSS 導入・構築・移行・改善などに向けた各種作業自体(以下「本件作業」という。)については、本件コンサル
業務に含まれない。
3 甲が行う本件作業を乙に依頼する場合は、別途契約を原則とし、その作業内容、その他条件については、見積書または見積もり条件書に追記し、も
しくは作業依頼書その他契約書面により随時定める。
第 4 条(契約の成立)
本契約の成立については、甲が、乙所定の申込書により申し込みをなし、その申込みに対して、乙が承諾の意思表示を行った時点、もしくは申込受
付後5営業日以内に乙から甲に対し何等の意思表示のない時点に成立するものとする。
第5条(料金および支払方法等)
甲は、乙に対して、本件コンサル業務の対価の一部を手付金として、乙が本件コンサル業務を開始する前までに、本申込書記載の基本条件に基づき乙
が発行した請求書に従い支払うものとする。
2 甲は、乙に対して、本件コンサル業務の対価として、本申込書記載の基本条件に基づき乙が発行した請求書に従い料金を支払うものとする。なお、
本申込書記載の基本条件<訪問目安><時間目安>を乙が満たさなかった場合でも、そのことにつき乙に重過失のいない限りにおいては料金の返金
をするものではない。
3 本件コンサル業務に付随して生じることとなる実費(旅費交通費・郵送費・その他立替費用等)については別途甲の負担とする。
4 料金の支払方法は、乙指定の銀行口座へ、現金振込みの方法により支払うものとし、振込手数料等は甲の負担とする。
第6条(契約の範囲と方法)
本契約の範囲と方法については、本申込書記載のとおりとする。なお、甲乙合意の上、本契約の期間を延長できるものとする。
第7条(協力義務)
甲および乙は、本件コンサル業務の円滑かつ適切な遂行のため、甲乙双方による相互協力が重要なものと認識する。
2 甲は、乙に対して、本件コンサル業務遂行に必要な資料等の開示、貸与等の提供を行うものとし、甲の事務所等で乙が本件コンサル業務を遂行す
る場合、甲は、乙に対して当該コンサル業務実施場所(必要な機器設備等作業環境を含む)を提供するものとする。
3 なお、前項の協力義務を怠ったことにより、相手方に損害が生じた場合には、その責任を負担するものとする。
第8条(業務従事者)
本件コンサル業務に従事する乙の従業員(以下「業務従事者」という。)の選定、および業務従事者に対する本件コンサル業務の遂行に関する指示、
労務管理、安全衛生管理に関する一切の指揮、監督、命令等については、乙が行なうものとする。
2 業務従事者に対する使用者としての一切の義務は乙が負担するものとし、甲において、当該業務従事者に対する権利または義務は存在しないこと
を確認する。
3 本件コンサル業務の遂行に伴い、業務従事者が甲の事務所等に立ち入る場合、乙は、当該業務従事者に対して、甲の防犯、秩序維持等に関する
諸規則を遵守させるものとする。
第9条(ヒアリング・連絡協議)
甲および乙は、本件コンサル業務が終了するまでの間、本件コンサル業務が円滑かつ適切に遂行されるために必要な事項を打合せ、協議するため 、
必要に応じて適切な方法により、打合せ・連絡協議を行なうものとする。
2 打合せ・連絡協議において、乙は、ヒアリングシートを活用するなど、適時、適切な方法により、必要に応じてヒアリングを行なうとともに、打合せ・連
絡協議における内容およびその結果について、甲に報告するものとする。
第 10 条(責任)
本件コンサル業務は、乙から甲に対する助言・指導(ノウハウその他有益な情報の提供)を目的とする。よって、甲は、その実行について、自ら判断し、
自らの責任において行うとともに、本件コンサル業務の結論にすべての責任を負う。
第 11 条(機密保持義務)
甲および乙が、本件コンサル業務に関連して相手方から開示を受けた情報(以下「機密情報」という。)とは、以下の情報をいう。
① 本件コンサル業務に関連して相手方から開示された書類・図面・写真・フィルム・テープ・ディスク等(電子データ・メール・ファイルを含む)で、
機密の表示がなされているもの。
② 本件コンサル業務に関して相手方から口頭で開示された情報で、開示時点で相手方が口頭にて機密である旨指定した情報。この場合、開
示後すみやかに相手方に対して、書面またはメールにて機密情報である旨および機密情報の範囲等について確認の通知を発するものとする。
2 甲および乙は、前項各号に定める機密情報であっても、次の情報については、相手方に対し、機密保持義務を負わない。
① 相手方から開示される前に、自ら正当な手続によって所有または取得した情報。
② 相手方から開示された後に、自らの責に帰すべき事情によらず、周知となった情報。
③ 相手方から開示される前に、周知となった情報。
④ 相手方から開示された後に、自ら正当な権限を有する第三者から機密保持義務を負うことなく取得した情報。
⑤ 相手方から開示された情報によらず、独自に開発した情報。
3 甲および乙は、機密情報を機密として保持するものとし、第三者に一切開示または漏洩してはならない。
4 前項の規定にかかわらず、甲および乙は、自己の役員または従業員に対してのみ機密情報を開示することができるものとし、機密情報が漏洩また
は第三者に開示されることを防止するため、自己が負う機密保持義務と同様の責任を、当該役員または従業員に課すこととする。
5 甲および乙は、相手方から開示された機密情報について関係当局から正当な権限に基づいて開示を命令された場合には、相手方に事前にその旨
を通知した上で開示するものとする。但しこの場合、相手方が当該開示命令に対して、機密保持のために必要な措置を講ずる必要がある場合は、相手
方の要請に応じて必要な協力を行うものとする。
6 甲および乙は、相手方から開示を受けた機密情報を、本件コンサル業務以外の目的に使用してはならない。
7 甲および乙は、本件コンサル業務が終了した場合または相手方からの要求があった場合には、相手方から開示を受けた機密情報の使用を直ちに
中止し、相手方の指示に従って、機密情報を含む書類・図面・写真・フィルム・テープ・ディスク等(電子データ・メール・ファイルを含む)の媒体およびその
複製物を相手方に返還し、または当該媒体について破棄、記録の消去等の措置を講じなければならない。
8 本件コンサル業務に基づく機密情報の開示は、いかなる場合も、機密情報を開示した相手方に対する特許・商標・意匠その他の知的財産権の使用
を許諾するものではない。
9 本件コンサル業務の遂行にあたり相手方の知的財産権の使用が必要な場合には、甲乙間で、使用許諾の条件等を定めた契約を別途締結するもの
とする。
10 本条の規定は、本契約終了後3年間存続する。ただし、この期間を越える場合であっても、当該機密情報が不正競争防止法その他の法律により保
護されることを妨げない。
第 12 条(個人情報)
甲および乙は、機密情報に個人情報(個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述、または個人別に付けられた
番号、記号その他の符号、画像もしくは音声によって当該個人を識別できる情報。当該情報だけでは識別できないが、他の情報と容易に照合すること
が出来、それによって当該個人を識別できる情報も含む。)が含まれるときは、前条の規定に優先して、個人情報の保護に関する法律およびそのガイド
ライン・指針ならびに通達等(以下「法律等」という。)に基づき個人情報を取り扱うこととする。
2 甲および乙は、当該個人情報を、漏洩・盗用・改ざんしてはならず、かつ本件コンサル業務の目的以外に利用せず、法律等に従って適正に取り扱う
ものとする。また、甲および乙は、当該個人情報を機密情報に準じて取り扱い、かつ善良な管理者の注意をもって管理しなければならない。
3 本条の規定は、本契約終了後もなお存続する。
第 13 条(反社会的勢力の排除)
甲および乙は、自己または自己の代理人が、次の各号のいずれにも該当しないことを表明し、かつ将来にわたっても該当しないことを確
約する。
① 暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなったときから5年を経過しない者、暴力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動
等標ぼうゴロまたは特殊知能暴力集団等、その他これらに準ずる者(以下「暴力団員等」という。)
② 暴力団員等が経営を支配していると認められる関係を有すること
③ 暴力団員等が経営に実質的に関与していると認められる関係を有すること
④ 自己、自社もしくは第三者の不正の利益を図る目的または第三者に損害を加える目的をもってするなど、不当に暴力団員等を利用
していると認められる関係を有すること
⑤ 暴力団員等に対して資金等を提供し、または便宜を供与するなどの関与をしていると認められる関係を有すること
⑥ 役員または経営に実質的に関与している者が暴力団員等と社会的に非難されるべき関係を有すること
2 甲および乙は、自らまたは第三者を利用して次の各号の一にでも該当する行為を行わないことを確約する。
① 暴力的な要求行為
② 法的な責任を超えた不当な要求行為
③ 取引に関して、脅迫的な言動をし、または暴力を用いる行為
④ 風説を流布し、偽計を用いまたは威力を用いて相手方の信用を毀損し、または相手方の業務を妨害する行為
⑤ その他前各号に準ずる行為
第 14 条(契約の終了)
甲または乙に次の各号に掲げるいずれかの事由が生じた場合、相手方は、事前の催告を要せずして、本契約の全部または一部を直ちに終了させ
ることができる。
① 公租公課の滞納処分を受けた場合
② 差押、仮差押、仮処分等の強制執行を受けた場合
③ 民事再生手続き、破産、もしくは会社更生の申立てがなされた場合
④ 自ら振り出し、または裏書した手形または小切手が不渡り処分を受けた場合
⑤ 解散、分割、合併または営業の全部または重要な一部の譲渡を決議した場合
⑥ 相手方のブランドイメージ、信用、名誉、のれん等を害する行為を行った場合
⑦ 営業を停止し、もしくはそのおそれがある場合、または事業もしくは資産の全部もしくは重要な一部を処分した場合
⑧ 財産状況の悪化、またはそのおそれがあると認められる相当の事由がある場合
⑨ 本契約の条項について、重大な違反行為があった場合
⑩ 本契約以外の相手方との契約の条項について、重大な違反行為があった場合
⑪ 第 13 条第1項各号の表明が事実に反することが判明したとき
⑫ 第 13 条第1項各号の確約に反して,同項各号のいずれかに該当したとき
⑬ 第 13 条第2号各号の確約に反して,同項各号のいずれかに該当する行為を行ったとき
2 甲または乙に次の各号に掲げるいずれかの事由が生じた場合、相手方がかかる事由が生じた当事者に対して、相当の期間を定めてその是正を催
告したにもかかわらず、その是正がなされない場合、本契約の全部または一部を直ちに終了させることができる。
① 本契約の条項について軽微な違反行為があった場合
② 本契約以外の相手方との契約の条項について軽微な違反行為があった場合
③ 虚偽の報告を行った場合
④ 本契約にもとづく金銭債務の履行を行わなかった場合
⑤ 甲または乙の実質的支配権が、本契約締結時にその支配下にない者に取得された場合
第 15 条(契約譲渡等の禁止)
甲および乙は、本契約に別段の定めがある場合を除き、本契約の全部または一部ならびにこれらによって生じる権利の全部または一部を、譲渡、移
転もしくは担保に供することまたは第三者に承継させることができないものとする。
第 16 条(損害賠償)
本契約の履行について、相手方の責めに帰すべき事由によって損害を被った場合、甲または乙は、相手方に対して損害賠償を請求することができ
る。
2 前項の損害賠償額の総額は、その請求原因の如何に関わらず、本契約に定める委託料金の平均月額を限度とする。
第 17 条(不可抗力)
不可抗力によって、本契約上の義務を履行できなくなった場合、甲および乙は、当該契約不履行より生じる損害を賠償する責任を負わないものとす
る。
第 18 条(準拠法)
本契約は、日本国法に従って解釈され、日本国法に準拠するものとする。
第 19 条(裁判管轄)
本契約に関する一切の争訟は、乙の本店所在地を管轄する簡易裁判所または地方裁判所を第一審の専属管轄裁判所とする。
第 20 条(協議)
本契約に定めのない事項または本契約の解釈等に疑義が生じたときは、甲および乙は誠意を持って協議し、円満に解決を図るものとする。