曹洞宗 佛樹山 浄泉寺 浄泉寺報 Soto-Zen.Jyousenji 第 5 号 達磨図(浄泉寺蔵) また、喪中にて新年を迎えら れましたご家庭におかれまして とお慶び申し上げます。 輝かしい新春をお迎え、檀信 徒の皆様には益々ご清栄のこと とができました。 き、それぞれ成功裏に終わるこ した。これらの行事には大勢の 大遠忌参拝旅行を実施いたしま 年頭にあたり改めて厚く御礼申 の拠りどころとなっていくこと て、寺が少しずつでも皆様の心 ました。 しました。本当に有難うござい 仰あってのことと深く感銘いた できましたこと偏に皆様方の信 済情勢の中、このような事業が くことができました。厳しい経 瓦吹き替え工事をさせていただ またとない機会でございますの ました。つきまして菩提寺住職 での焼香師の大役を拝命いたし ます大本山永平寺報恩大授戒会 毎年四月の下旬に行われており ていただきましたが、この度は 法脈会で焼香師(導師)をさせ 大本山永平寺東京別院の御征忌 し上げます。 1月 8日~9日 午前10時 本堂 イベント実施(後日お知らせ ) 浄泉寺本寺 大雄院(日立市)開山忌 ※ お子様方をつれて、甘茶をかけにおいでく 1月10日 総代・世話人会 午前11時30分 ださい。夕方までお参りができます。お子様 2月15日 涅槃会(お釈迦様の忌日法会) にはお菓子などを用意します。 発行所 〒 285-0902 千葉県印旛郡酒々井町伊篠 647 ℡ 043-496-4342 発行責任者 住職 宮川 義典 http://www.jyousenji.jp 原の大雄山最乗寺開基六〇〇年 は、本年がよい年となりますよ の事業を、より充実し実施して 檀信徒の皆様にご参加をいただ う心からお祈り申し上げます。 さて、本年についてでござい ますが、昨年に引き続き幾つか なお、檀信徒の皆様には、日 頃より浄泉寺の護持等に格別の し上げます。 でまいりたいと考えておりま ご 高 配 を 賜 っ て お り ま す こ と、 ま い り た い と 考 え て お り ま し 昨年を振り返りますと、先ず は皆様方のご浄財を仰ぎ、長年 す。更に本年は、一昨年の秋に 花 そして行事としては、春の 祭り、お盆の万灯会、秋の観月 で、檀信徒の皆様にも随行をお を願い、事業と運営に力を注い の懸案でありました本堂の屋根 会と三つのイベントを開催いた 願いいただければと思います。 が 大 本 山 で 導 師 を す る と い う、 し、毎月の坐禅会、写経会そし て梅花講(御詠歌)と活動をし、 おわりに、ご家族様の皆様の 更なるご健勝を心からお祈り申 いたしました。更に、十一月に 住 職 合 掌 十月には梅花講が県大会に出場 は浄泉寺ゆかりの寺である小田 4月 9日 降誕会(お釈迦様の誕生日・花祭り) 午前9時から午後4時まで 3月18日~24 日 春彼岸会 1月 1日 檀信徒初詣 当面の行事等 曹洞宗 佛樹山 浄泉寺 大本山永平寺焼香師随行と奈良の旅 特別企画 浄泉寺現住職が 福井県にある曹洞 宗大本山永平寺で 焼香師(導師)の す。戒とは、仏弟 法要で勤めることとなりまし の期間内の二十八日のお昼前の と と さ れ て お り ま す。 そ こ で、 家のご先祖様のご供養をしてい ただき、その後昼前に住職の導 梅花流奉詠大会に参加 うんぱん シリーズ 浄泉寺の文化財 雲 板 は、 禅 宗 系 の 寺 院 で 合 図 に 使 用 す る 鳴 器 で す。 浄 師を勤める法要に参加していた だきます。そして、千三百年の 泉 寺 の 雲 板 は、 応 永 二 十 二 年 だんこうしゅうおん ( 一 四 一 五 ) の 銘 が あ り、 開 山 歴史の古都奈良への旅をいたし ます。是非ご参加くださいます の断江周恩大和尚が持参した どうざ も の と 伝 え ら れ て い ま す。 縦 、撞座は薄肉の鋳出 五〇・三 、横四六・五 、撞座 一 一・六 しの蓮花文です。縁は、かまぼ こ縁で内側に子線を廻らしてい ます。裏は、鋳出しの無文粗地 です。吊り穴は、二個あります。 十六回梅花流御詠歌の千葉県 五十三年に千葉県の有形文化財 十 一 月 日 」 と あ り ま す。 昭 和 カ デ ミ ア パ ー ク に お い て、 第 「応永二十二年」、左側に「乙未 面 中 央 に「 下 野 銘 文 は、 表 だいゆうぜんじ 国 那 須 栗 山 大 雄 禅 寺 」、 右 側 に ただし、定員になり次第締め 奉 詠 大 会 が 開 催 さ れ、 浄 泉 寺 の指定を受けており、本来は庫 盲目の高校生ピアニスト演奏に とができました。最後に話題の 日頃の練習の成果を発表するこ 「正行御和讃」をお唱えいたし、 しょうぎょうごわさん の 前 で と て も 緊 張 し ま し た が、 と な り ま し た。 大 勢 の 皆 さ ん 浄泉寺講は今回二回目の参加 堂に置かれています。 大 会 は 隔 年 で 開 催 さ れ て お り、 裡で使われるものですが今は本 講 も 参 加 を い た し ま し た。 本 切らせていただきます。 去る平成二十二年十月二十五 日に、木更津市にあるかずさア cm ようご案内申し上げます。 旅 行 内 容 期 間 ることが許されたのです。お授 子として生きるた た。この大本山での焼香師とい お釈迦様がお弟子 このまたとない機会に菩提寺住 cm cm お役を拝命いたし ました。毎年四月 に行われます報恩 大授戒会(お授戒 四月二十七日(水)から 二十九日(金)まで 間 を 定 め て、 出 戒は正しく仏の弟子となるため 二泊三日 家・ 在 家 を 問 わ めに守るべき「仏 うお役は、誰もができるという に戒と仏法を授け 職に随行いただきます方々を募 費 用 一人 五万円 ず、戒を授ける法 の戒め」という意 ものではなく、たまたまご縁が からいえば受戒で 会です。授かる方 に修行する法会ですから、仏教 募集人員 三十五名 徒にとりまして、まさに最初の 申し込み期限 入り口となる大切な行持です。) 平成二十三年一月末日まで 味です。古くはお あって拝命したもので、地方の られたことに始ま 集させていただきます。この企 登壇した浄泉寺講のみなさん 感動したり本当に充実した楽し い一日でした。 応永雲板(千葉県指定文化財) 釈迦様の時代(約 り、戒法を受ける 画は、先ず住職とともに大本山 二千五百年前) に、 寺院住職としては大変名誉なこ こと、つまり受戒 し、翌朝のお勤めにて参加者各 す る こ と に よ り、 永平寺に参篭(宿泊すること。) 初めて仏弟子にな 復元された朱雀門 と は、 一 定 の 期 大本山 永平寺 法堂 発行所 〒 285-0902 千葉県印旛郡酒々井町伊篠 647 ℡ 043-496-4342 発行責任者 住職 宮川 義典 http://www.jyousenji.jp 大本山総持寺と 大雄山最乗寺参拝の旅 明徳寺 二日目は、先ず伊豆の (お便所の神様をお祀りする寺) に立ち寄り、昼食の後最乗寺に 参拝しました。あいにく雨が降 り始め、足元の悪い中、老杉で 鬱蒼とする階段を登りようやく スの号車ごとに記念写 山門にたどり着き、バ の諸願成就の御祈祷をしていた 御神殿に登り、参加された皆様 あ つ め て い る。) を お 祀 り す る 鼓の内藤哲郎さん、さらに四月 者 武田朋子さん、そして武田 ともろう さんとデュオ「朋郎」を組む太 かいほう さ ち こ 奏者の海宝幸子さんの三名の方 今回お招きしたのは、篠笛奏 箏の演奏を聴きました。 拶の法要)の後、篠笛と太鼓と 会は終了しました。 たおまんじゅうをお土産に観月 には月見団子にみたてお供えし 参拝団のみなさん 幽玄の世界「万燈会」 デュオ「朋郎」 や怪談「耳切れ芳一」をご披露 鶴丈さんをお招きし、平家物語 かくじょう な る 本 年 は、 琵 琶 奏 者 の 岩 佐 いわさ となりました。二年目の開催と れとともにあたりは幽玄の世界 三百基の灯りをともし、日の暮 年に引き続き境内や墓苑に約 八月十五日 送り盆の夜に浄 泉寺万燈会が行われました。昨 篠笛の武田さんと箏の海宝さん 発行所 〒 285-0902 千葉県印旛郡酒々井町伊篠 647 ℡ 043-496-4342 発行責任者 住職 宮川 義典 http://www.jyousenji.jp たけだともこ 真 を と り、 本 堂 に あ だ き ま し た。 帰 り の 二 号 車 は、 の花祭りにおいでいただいた箏 ないとうてつろう が っ て、 御 本 尊 様 へ の です。 カラオケ大会状態となり、楽し ご挨拶の法要をしまし 開祖了庵禅師のもとに参じ、土 初めての観月会 た。その後、最乗寺の く 賑 や か に 帰 っ て ま い り ま し た、同寺 た。参加された皆様大変お疲れ 創建に貢献どし うりょう だ い さ っ た 様でした。 二 十 一・二 十 二 去る十一月 だいゆうざん さいじょうじ 日 の 両 日、 大 雄 山 最 乗 寺 開 祖 木の業に従事し、約一年で大事 の 守 護 神 道 了 大 薩 埵 (最乗寺創建の時に空を飛んで 了 庵 慧明禅師の六百年大遠忌 業を成し遂げた。了庵禅師没後 そ う じ じ りょうあん えみょう の お 参 り を 主 と し て、 大 本 山 護り多くの人々を利済する」と ました。十月は古来から十三夜 総持寺と最乗寺参拝と伊豆の旅 「 以 後 は 山 中 に あ っ て 大 雄 山 を を実施しました。総勢約百三十 五大誓願文を唱えて天狗に姿を の月を愛でる習わしがあります で初めての観月会を開催いたし 名、バスは4台、浄泉寺は参加 変え飛び去ったと言われてい 十 月 二 十 三 日( 土 ) 浄 泉 寺 者が二十四名で二号車で行って が、曜日の関係で三日遅れの開 日空は晴れわたり、輝くばかり 秋の夜に染み渡るような優雅 でゆったりとした曲、箏との美 る。十一面観音の化身であると を込めてつくった精進料理のお の月が天空にのぼり、観月会が しいハーモニィ、さらに武田さ まいりました。一日目は大本山 昼をいただき、伊豆土肥温泉に 宗 開 祖 道 元 禅 師 の『 観 月 の 像 』 んの大好きだという祭りの笛太 始まりました。本堂内には曹洞 鼓、デュオの朋郎のオリジナル 催となりました。しかし、この 向かいました。夕食の懇親の場 が掛けられ、禅師の月に関する 曲の演奏もとても盛り上がりま も言われ、多くの人々の信仰を で は、 浄 泉 寺 か ら 参 加 し た 方 詩なども紹介され、またお檀家 した。アンコールを含め一時間 総持寺を参拝し、雲水さんが心 が、踊り等を披露して喜ばれま さんによって活けられたススキ 以上の演奏会に参加者も楽しん した。 とお団子をお供えし、佛祖諷経 でいただけたと思います。帰り みょうとくじ (お釈迦様や御本尊様へのご挨 曹洞宗 佛樹山 浄泉寺 いただきました。灯りを落とし のご支持をいただける催し物等 を実施していきたいと思います ので、案内がございましたら是 非ご参加くださいますようお願 いいたします。また、皆様のご 意見やご要望等もお聞かせくだ さい。 各種講座等のご案内 ◎梅花流(曹洞宗)御詠歌講 梅花流詠賛歌は、曹洞宗の御 詠歌・和讃です。 詠賛歌を学んでいくと自然に 安らかな気持ちになり、正しい 生き方を実践することができま 仏 教 豆 知 識 これが本来の善事です。 したら、それは善い事を自分に 善事を修め、供養を施して亡 き人の冥福を祈ること、これが 意味があります。 をして上げるんだわ。文鳥だっ の お 追 善 で す も の。 ほ ら、 放 「 え え、 え え、 大 事 の 鳥 で も か 浄泉寺墓苑のご案内 また法事を行うことによっ て、 生 命 の 大 切 さ を 感 じ た り、 追 善 と は、「 追 福 修 善 」 あ る いは「追福作善」を略したもの 対しても行ったことになるので 人にやさしい気持ちになれたと で、追福、追薦、追孝ともいい す。 追善の意味 ます。「薦」という字には、〈た † てまつる〉とか〈供物〉という 意味があり、「追」の字にも〈後 「 放 し て や る? あ の お 前 の 大 事の鳥をか?」 直接的には、故人の命日に、仏 てきっと喜んでよ。」 を慕う〉、〈慕いまつる〉という 壇に供養の品々をそなえ、菩提 (芥川龍之介「母」) 幸福になります。どうぞお気軽 寺の僧侶に頼んで読経供養して をいいます。 「 菩 提 」 と は、 煩 悩 を 離 れ て 悟りを得ること、つまり仏さま と同じように悟りを開くこと ます。また、ご夫婦・個人向け するのではありません。もっと といっても善事は、ただ特定 の故人の冥福を祈る法事を意味 十 七 回 忌 平成 二十三回忌 平成 年 二十七回忌 昭和 六 十 年 三十三回忌 昭和 五十四 年 二十五回忌 昭和 六十二 年 元 一 周 忌 平成 二十二 年 三 回 忌 平成 二十一 年 七 回 忌 平成 十 七 年 十 三 回 忌 平成 十 一 年 七 年 追善の意味です。「善事」とは、 鳥って云うでしょう。あの放鳥 まわなくってよ。お隣の赤さん 毎月第三土曜日 もらい、霊位の菩提を祈ること やすらぎは ご先祖の供養から 平成二十三年 年回表 にご参加ください。 午後二時から午後四時まで ◎坐 禅 会 本堂の裏手に雛段状に配置さ 曹 洞 宗 の 信 仰 生 活 の 中 心 は、 れた浄泉寺墓苑は、眺望がよく 坐禅です。仏法を味わい、自己 美しく整備された聖地です。 で、仏果(成仏のあかし)とも 永代供養墓もございます。さら 広く有縁無縁の精霊のために菩 いいます。 にペットの納骨供養塔も、多く 提を祈ること、あるいは世間に その他低廉な価格での墓石工 事のプロデュースも行っており をみつめることができます。 永 代 使 用 料 毎月第一日曜日 ◎ 一・八 ㎡ 二 十 万円 ◎ 二・一 六 ㎡ 二 十 五 万 円 午前六時から午前八時まで ◎写 経 会 ㎡ 三 十 万円 ◎ 二・七 最 も 簡 単 な 仏 道 修 行 で あ り、 ◎ 四・三二 ㎡ 五 十 万円 心身を調え、静に落ち着いた時 ※ 年 間 管 理 費 一 区 画 三 千 円 間を大切に祈りや願いを生活に 活 か す こ と の で き る 写 経 を、 毎月第三日曜日 の方に利用されております。お 対しては、「慈善」を行うこと、 ※ こ れ ら の 講 座 は、 日 時 が 変 更 と な る 場 合 がありますので、お問い合わせください。 是非始めてみませんか。 午後二時から午後四時まで 問い合わせください。 演奏会風景 今年もいろいろと行事をして まいりましたが、今後とも皆様 そして生きるための希望と、 に、みなさん大変感動したとの す。 お 声 を 寄 せ て い た だ き ま し た。 生きていくことへの感謝の心で 琶の音と朗々たる岩佐さんの謡 初めて生で琵琶の音を聴いた 人も大勢おられ、冴えわたる琵 た。 参加者でいっぱいになりまし 方々や琵琶を楽しみに来られた た本堂内には、送り盆で訪れた 曹洞宗 佛樹山 浄泉寺 発行所 〒 285-0902 千葉県印旛郡酒々井町伊篠 647 ℡ 043-496-4342 発行責任者 住職 宮川 義典 http://www.jyousenji.jp
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