平成26年度学校自己評価結果の概要について 今年度は、教育目標を下記のように掲げた。 「自己の存在意義を持ち、自ら考え実行できる生徒の育成」 ①自己肯定力(自分を認める力)の育成 ②礼儀・礼節の指導 「ワン・ストップ挨拶」を励行し、お互いに気持ちのよい関係を築かせる。 ③各教科・科目の指導 ④部活動を「重要な学びの場」と位置づける ⑤進路指導 個性に適した進路の選択を適切に行い、学力の充実と勤労意欲を養う ⑥生徒指導「高校生らしさ」に重きをおき、周りの人が不快に思う格好、言動を慎む教育 各分掌の取組みは、年々、体制作り、内容等ともに良くなってきている。特に生徒のアン ケートにおいてはすべての項目全般にわたって向上が伺える。しかしながら、毎日の業務に 追われ、研修中心に偏り、研究授業等の実施がなされなかった。また、生徒とのコミュニケ ーションを深めるため特別活動や休み時間等だけではなく毎週、全校朝会では「挨拶」や「本 気のジャンケン」を実施した。さらに Wings ノートを活用しながら学習面や生活面などに深 める努力が徐々になされ、多岐に渡る指導へと繋がっていった。 これらは例年に続いて効果が表れ、生徒指導部との連携がとれたことにより、多くの相談 や問題が深刻化する前に解決や改善が良好になされていった。 〔保護者のアンケートの結果〕 教育活動全般は、前年度同様、平均しておおむね「やや当てはまる」という評価が示され た。今回は全ての項目において 90%以上の良かったという回答であった。過去最高のアンケ ート結果であった。特に質問 11 の「先生方は個別指導を行うなど学力向上のために熱心に指 導してくれる。 」は、放課後も毎日のように生徒たちが職員室前廊下にある、学習長机にて自 発的に教師に質問する光景が見られ、5%も向上し 91%となった。一番低いポイントではあ るが、評価に値すると思われる。同様に「朝の 10 分間学習(マナトレ) ・Wings ノートは習 慣をつける上で大きい。 」も 84%⇒87%⇒92%と着実に向上してきている。 他の評価内容についても、最高 98%が5項目となる高い評価を得た。徐々にではあるが学 校の改善しようと取り組んでいる結果が少しずつ表れてきている。また、前にも述べたよう に 90%を上回る高い評価は 24 年度に比べて 25 項目中 10⇒16⇒25 項目全部と前年度以上の 変化により地道な教育活動が実を結んでいると伺える。しかしながら、 「学力向上」は今後も さらに引き続き、取り組む最重点項目である。 〔生徒のアンケートの結果〕 教育活動全般は、平均しておおむね「やや当てはまる」という評価が示された。特に、質 問1の「この学校に入学して良かった」は初回からの調査以降、年々、段階的に向上が伺え た。今回も前回同様の 90%との回答であった。学習活動については、質問 10(家庭学習の習 慣)は過去に最も低い評価の 45%が示されたが、やや持ち直して 52⇒53%となり、ほぼ同様 の結果であった。今後も引き続き、力を入れなければならない緊急重点項目である。質問 6 「先生方の授業は丁寧で、わかりやすい。 」の教師の指導について各 5%以上向上している。 徐々にではあるが教師側の生徒たちの学習に対する意気込みが受け入れられるようになって きている。しかし、質問 10 の「先生方の指導で家庭学習の習慣が身に付いてきた」は、依然 と 53%⇒52%⇒53%と横這いであるため今後も引き続き取り組む課題である。 また、質問 13「学校は健康で安全な学校生活に配慮してくれる。 」質問 14「学校の施設設 備はよく整備されている。 」は、共に 6%、9%と大きく向上しており、地味ではあるが安全 管理体制や指導が徐々に浸透してきている。学校行事についても以前は「学校行事は充実し ており、様々な体験ができるように工夫されている」が過去 70%⇒76%⇒87%⇒91%⇒94% と年々向上し過去最高であった。 「生徒会活動は活発に行われている」 をはじめに生徒会活動、 委員会活動、さらにボランティア活動においても若干のプラスマイナスはあるが数値的には 全体に向上し、学校全体の活気が伺える。その他についての「挨拶、髪型・服装」において は 91%⇒92%⇒93%⇒93%と昨年同様、横這いであったが、安定した評価であった。本年度 は前年度の落ち込みを大きく克服し、全体の底上げができた。今年度は昨年度と同じように 24 項目中19 項目が向上し、 そのうち3項目は5%以上の向上が伺えた。 重点課題として、 Wings ノートを活用した「家庭学習の習慣」 、 「学力の向上」が緊急に取り組む必須項目である。
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