「 アメリカとイギリスでの駐在を経験して~ビジネスマンとして必要とされる

報
告
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第2回 静岡大学山岳部紫岳会セミナー(山セミ)―――――――――
OBから学生への講話
「 アメリカとイギリスでの駐在を経験して~ビジネスマンとして必要とされる英語力とは~ 」
講師:愛徳篤(昭和49年工学部卒) 聞き手:五十川元(昭和48年工学部卒)
場所:静岡大学構内、体育系サークル棟2階(静岡市駿河区)
月日:2015年 7月 4日 (土) 11:00~13:40
主催:静岡大学山岳部紫岳会(静岡大学山岳部OB会、静岡大学山岳部)
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講師の紹介 愛徳篤(なるえ あつし)
静岡大学工学部 昭和49年卒業。大学では長く山岳部に所属し、多くの後輩の面倒を見た。2002年から
2014年まで、仕事でアメリカ、イギリスに赴任。その時の経験を、今回の講話で話す。2014年からは日本
での生活に戻り、2か月に1度登山をするのを目標にしている。アメリカとイギリスでの体験と近況につい
ては、静岡大学山岳部紫岳会 会報に手記が掲載されている。
*「ゴルフクラブをトレッキングポールに替えて(ゴルフから山登りへ)」. 紫岳ニュースNo.73 (静岡大学
山岳部紫岳会 会報、6-13頁、2014年11月26日発行)
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写真1.今回のセミナーの講師
写真2.セミナーの風景
写真3.全景
写真4.聞き手
参加者
7名(1年5名 4年1名 5年1名)
OB参加者 愛徳(工)五十川(工)分部(理)
講演の内容
・皆さんは将来、仕事で海外へ行く機会が、特に製造業では必ずあると思います。今、海外に行く人が
足りない状況です。
・耳学問は、学校では教えられない分野です。今日の話の内容はその分野に含まれると思います。
・今日の資料の一部は、最後の赴任地・イギリスのウエールズで、私が会社を去る時にしたスピーチの
原稿です。
・社員を採用するときには、創造力のありそうな人を採用します。当たり前ではありますが、アメリカ
人やイギリス人でも、創造力に秀でた人は多くはいないと思います。
・私が初めて海外に赴任したのは、54歳でした。就職してから、日本で英会話を習う環境に置いたり、
会社で英語留学に行ったことはありました。
・工学部を卒業して製造業に就職しましたが、現場というよりはマネジメントの仕事をしてきました。
・日本人の多くが、英語を読んだり書いたりすることはできますが、しゃべれないのが普通です。
・日常の会話で、日本についての説明できるだけの知識があるとよい思います。また、雑学が役立ちま
した。スポーツでは、サッカーの好きなイギリス人には、なでしこジャパンの話題や、アメリカでは野
球の話が、話のきっかけになりました。
・英語でのコミュニケーション力は、その時の会話力の2乗に比例して増えるという印象があります。
・何年も海外にいても、英語力が伸びない人が見受けられます。うまくなろうと気持ちや好奇心、それ
に基づいた行動がないからかもしれません。
・今から思っていれば、将来いずれかの形で実現すると思います。
セミナーの感想
経験を積むことが創造力を持つことにつながり、山登りは経験を積むひとつの場だと思いました。
2015年9月27日 静岡大学紫岳会(静岡大学山岳部OB会)
OBから学生への講話 世話人 分部敏(昭和53年卒・理)