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メッセージ
ストップ!マイナンバー10月通知 ご参加のみなさま
今日のご参加、おつかれさまです。
こころからの連帯を表します。
めちゃくちゃな国会で、どさくさまぎれに審議が進んだマイナンバー、多くの矛盾が知ら
れることとなり、改めて、おかしいぞ!と気づき始めた人も多いと思います。
ここで、メッセージとして、私の反対討論を紹介したいと思います。
今後とも、一緒に頑張っていきましょう!
参議院議員 山本太郎
2015.8.27 内閣委員会 マイナンバー可決時の反対討論
【反対討論】
○山本太郎君 私は、本法案に反対の立場から反対討論を行います。
IDカードにより、五十もの細かい個人情報があなたのプライベートなコントロールから
飛び出し、国のコントロール下に移されてしまいます。名前だけじゃない、住所や生まれ
た場所、そしてそれだけじゃない、あなたのイメージや署名、指紋も、多分、目の虹彩や
顔の輪郭も。国家に自分たちをコントロールすることをやめさせたいならば、我々はこの
監視国家に立ち向かわなくてはなりません。我々は、IDカード計画を廃止します。
これは、イギリスの首相になる一年前、ロンドン大学で演説したキャメロンさん。無実の
人々にもDNA関連検査を行おうとした前政権を批判。当時、イギリス内務大臣テレサ・
メイさんは、はっきりさせておきたいことは、DNA調査は実際に犯罪を犯してデータベ
ースに出た人だけに適用していこうということだと言いました。
使わない、目的外使用なんてしないと言ったって、持っていれば使いたくなるんですよね。
だから、イギリスでもこのような間違ったことが起こった。
本法案の今回の改正では、メタボ情報などをデータベースに蓄積されるというようなお話
ですけれども、その未来にあるのは、イギリスが踏み違えた究極の個人情報、DNA情報
をも国家が収集する方向に向かっていくのではないでしょうか。
本法案、附帯決議の十二に記されております。
「個人番号カードの公的個人認証機能の利用
時における本人認証方法について、生体認証の導入を含め、」とあります。人のプライバシ
ーを盗み見、蓄積した情報を企業に利活用という名の横流し、マイナンバーによってこの
国の生きる人々のプライバシーは侵害され、完全監視国家への道を進むに十分な材料がそ
ろうことになります。
イギリスの生体認証付IDカード制の廃止関連法案を議会に提出されるとき、イギリス女
王が演説を行いました。法案は、法律の成立、施行に伴い、IDカードを廃止し、かつ、
国家身分登録台帳を廃止することにより、カード保有者から収集した全ての個人情報を廃
棄するものである、政府は、市民に関しては必要最小限度の情報を保有すべきであり、か
つ、可能な限り国家による人権侵害状況を元に戻すべきである、これによって、むしばま
れた市民的自由、人権を回復することができることと演説されました。国家としてのイギ
リスは歴史も長く、間違いがあったとしても自浄作用があるようで、軌道修正もこのよう
にできました。現在の我が国にそれを期待することはできません。
君子危うき近寄らず、世界の失敗から学び、同じ過ちを繰り返さない選択をするのが政治
の仕事ではないでしょうかと申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。
ありがとうございます。