江戸前おさかな研究会 船橋漁協所属のまき網船乗組員である山本浩司

江戸前おさかな研究会
船橋漁協所属のまき網船乗組員である山本浩司さんが代表を務める「江戸前おさかな研
究会」が 6 月 19 日と 7 月 17 日に船橋市で開催され参加してきました。
毎回東京湾で獲れる魚をテーマに話題を提供し、色々な調理法によって料理されたその
時テーマになった魚を参加者みんなで試食します。
6 月 19 日はアカエイが対象となり、参加した北里大学の学生からパワーポイント使った
アカエイの生態や毒についての解説もありました。その後、アカエイの試食を行い、から
揚げとヒレの酢味噌和えが提供されましたが、軟骨魚類特有のアンモニア臭も気にならず、
ヒレの酢味噌和えは軟骨がコリコリとした歯ごたえがありました。この日は行徳の漁業者
からサルボウ、ボンビノス貝の差し入れがあり、酒蒸しとみそ汁にして食しました。
7 月 17 日はスズキをテーマに行われ、前半は東京湾でのスズキの生態などの座学、後半
は試食が行われました。試食用の魚も山本さんが解説を加えながら自ら三枚に下ろしてい
きましたが、参加者の学校栄養士の先生も切り身から皮をとる体験をしました。胃袋と浮
き袋は炒め物にしましたが、浮き袋はコラーゲンがたっぷりあるとのことでした。身の部
分は刺身、ムニエル、湯引きとして食し、残った部分はあら汁として振る舞われました。
魚の話題提供もさることながら、普段食することのない魚、また食べたことのない部位
を食する貴重な体験をすることのできる機会ですので、魚食に関心ある方は是非参加して
みてください。次回は 9 月 18 日の予定です。「江戸前おさかな研究会」で検索してみてく
ださい。