(11)ニーズマップ 【満足度と重要度のクロス分析~市民ニーズのマップ化と得点化】 重要度を縦軸に、満足度を横軸に取り、各項目の満足度・重要度の偏差値を散布図に反映し、 「市民ニーズマップ(CS グラフ)」を作成しています。 基準値は満足度・重要度それぞれの全項目の平均値とし、基準値より右上に行くほど、改善度 (市民ニーズ)が高いことを表しています。 <「市民ニーズマップ」の見方> 右上に位置する項目ほ ど、市民ニーズが高い 満足度基準値 (全項目平均) 高い ①重点改善分野 ③重点維持分野 各項目の満足度 と重要度を表し ています 角度 距離 重 要 度 重要度基準値 (全項目平均) ④維持分野 ②改善分野 低い 高い ①重点改善分野 ②改善分野 ③重点維持分野 ④維持分野 満足度 基準値からの距 離、右上45度の 斜線に対する角 度から、市民 ニーズを算出し ています 低い 市民が重要と感じている項目で、かつ満足度が低いため、優先的に解決していく必要 がある分野 市民の重要性の認識は平均を下回る項目だが、満足度を高めていく必要がある分野 市民が重要と感じている項目で、満足度が高いため、政策的な成果が現れている分 野であり、重点的に維持していく必要がある分野 市民の重要性の認識は平均を下回る項目だが、満足度が高いため、満足度を維持し ていく必要がある分野 185 【改善度(市民ニーズ)について】 改善度は、グラフの右上に向かって伸びる点線矢印の角度(45 度)に近く、基準点(満足度基 準値と重要度基準値の交点)からの距離が長いほど高い値を示します。逆に点線矢印の角度(45 度)から遠く、基準点からの距離が長いほど低い(マイナスの)値を示します。 高い値のものが優先的に改善する項目となり、マイナスの値は改善の優先度が低い、あるいは 現状維持する項目となります。 ①満足度、重要度の複合的な分析 全 28 項目の配置を見ると、重点改善分野 5 項目(前回 9 項目)、改善分野 7 項目(前回 5 項 目)、重点維持分野 8 項目(前回 5 項目)、維持分野 8 項目(前回 9 項目)となっています。 満足度に注目すると、前回調査において重点改善分野であった『高齢者福祉』『子育て支援』 『障害者福祉』の 3 項目が改善され、重点維持分野へと移っています。満足度が改善した 3 項目 はいずれも、基本方針『健康・福祉』に関する項目でした。一方、維持分野にあった『住宅』『公 園緑地』の 2 項目が改善分野へと移っています。 基本方針『健康・福祉』において取り組みの成果が見られますが、『雇用対策』『地域医療』 『公共交通』『道路網整備』『買い物の便利さ』は前回調査と同じ重点改善分野を維持しており、 引き続き優先的に改善していくことが求められていると言えます。 重要度に注目すると、重点改善分野であった『農林業振興』が改善分野へと移りましたが、他 の項目においては前回調査と同じ分野を維持しています。一方、重要度の高い項目を見ると『雇 用対策』『消防救急』『防災対策』『道路網整備』『買い物の便利さ』などの重要度が高まって おり、市民の関心が高まっていることが分かります。 186 ②今回調査 ③重点維持分野 施 策 の 重 要 度 偏 差 値 施策の満足度 偏差値 187 参考:前回調査 ③重点維持分野 188
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