2015 年 7 月 27 日 ファミリー劇場番組審議会議事録 【開催日時】 2015 年 7 月 27 日(月)14:00~15:00 【場所】 (株)東北新社 本社ビル 12F 特別会議室 【出席者】(敬称略) 番組審議委員:芥川麻実子委員長、添田弘幸委員、中町綾子委員、田代勝彦委員、岩佐陽一委員、武内智雄委員、中嶋貞治委員 ファミリー劇場:小坂恵一代表取締役社長、筋野茂樹編成企画部長、服部洋之編成部長、松崎航編成担当、田平岳史編成担当 【進行】 ① 番組審議会開始の挨拶(服部) ② 社長挨拶(小坂) ③ チャンネル動向説明(服部) ④ オリジナル番組の説明(服部) ⑤ 番組審議 ⑥ その他 【配布資料】 ・番組審議会タイムスケジュール表 ・ファミリー劇場 2015 年 1 月~6 月編成概要 ・番組審議作品 説明資料 ■小坂恵一代表取締役社長 挨拶 2015 年の上半期においては視聴率も安定しており堅調な実績を残している。引き続き、我々がまだ実現できていない課題に向けて、着 実に取り組んでいく。これまで以上に皆様に楽しんでいただけるよう、スタッフ一同、邁進していく所存であるのでご期待頂きたい。 ■ チャンネル動向説明 2015 年 1 月-6 月(服部) ・1 月:「第 13 回アメリカ横断ウルトラクイズ」の編成にあわせて、番組裏側を語ったオリジナル制作の特別番組を放送。新作劇場映画の 公開に合わせて「深夜食堂」TVシリーズ全 3 作品を編成。 ・2 月:尾野真千子主演「連続テレビ小説 カーネーション」のレギュラー放送がスタート。合わせてオリジナル制作番組も「みんなが愛した朝 ドラ カーネーション」を放送。 ・3 月:1970 年代に日本テレビで放送された初代・引田天功の「大脱出シリーズ」の3作品を編成。合わせて2代目・引田天功(プリンセス 天功)のオリジナル製作の解説番組も放送。 ・4 月:2014 年 11 月・12 月に行われたAKB48のコンサート「AKB48グループ 冬だ!ライブだ!ごった煮だ!~遠征出来なかった君 たちへ~」をTV初放送。北野武監督の新作映画「龍三と七人の子分たち」の公開に合わせて、北野武監督作品「アウトレイジ ビヨンド」ほか 3作品を特集。あわせて北野武監督のファミリー劇場独占インタビューも放送。 ・5 月:オリジナル制作番組「緊急検証!」シリーズの最新第11弾「緊急検証!時空の歩き方~時をかける人類~」をTV初放送。劇場公 開作品「THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦」の公開に合わせて、アニメ「機動警察パトレイバー」シリーズを編成。合わせて、劇 場公開の初日舞台挨拶の模様を生中継。加えて「第2回AKB48グループ ドラフト会議」をTV独占生放送。AKB48のライブコンテンツの 生放送は今回が初の試み。 ・6 月:オリジナル製作のバラエティー番組「声優男子ですが・・・?」のレギュラー放送がスタート。初回放送日の直前には、ニコニコ生放送 にて、カウントダウン公開番組を生配信。その他、オカルト特集として「今見たらスゴい!伝説の“木曜スペシャル”大フィーバー」を編成。オ リジナル制作番組「燃えよオカルト」を放送。さらにオカルトファンの集いとして有料イベント「オカルトファンミーティング」を初開催。 ■オリジナル番組の説明 ◎ オリジナル制作番組「今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集PARTⅡ」 [#1「国内レポーター 徳光和夫さん・渡辺正行さんの巻」 、#5「挑戦者ボルティモアの 4 人の巻」] 初回放送: 【#1】 2015 年 1 月 29 日(木)22:30-23:00 【#5】2015 年 2 月 26 日(木)22:30-23:00 内容:2015 年 1 月&2 月放送「史上最大!第 13 回アメリカ横断ウルトラクイズ」を、より一層楽しむためのオリジナル制作番組(30 分 ×全 5 部構成)。小倉淳・元日本テレビアナウンサーのほか、徳光和夫さん&渡辺正行さん&当時の挑戦者&スタッフをゲストに迎え、5 つのテーマで構成。 ◎ オリジナル制作番組「『第2回 AKB48 グループ ドラフト会議』生中継」 初回放送: 2015 年 5 月 10 日(日)15:00-21:00 ※生放送 内容:2015 年 5 月 10 日(日)に有明コロシアムで行われた、AKB48 グループのメンバーが必要な人材を指名し、新たなチームメンバー を決定するイベント『第 2 回 AKB48 グループ ドラフト会議』の模様を約 5 時間にわたり生中継。『第 2 回 AKB48 グループ ドラフト会議』 の終了後、AKBグループメンバー出演の「ドラフト会議座談会」を続けて放送。 ■オリジナル番組に関して審議(各審議委員より) ◎ オリジナル制作番組 「今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集PARTⅡ」の審議を実施。各委員よりご意見を頂戴した。 ・ 「アメリカ横断ウルトラクイズ」が敗者にスポット当てた“素人へのアポ無し企画”であったということを再認識・検証させる内容となって おり、その点をしっかりと伝えていた点がよかった。番組を初めてみる人、なんとなく番組を覚えている人には、番組映像の差し込みも 必要と思ったが、番組を既に見たことがある人にはそれが必要ないところもあり、どの視聴者に向けて番組を向けて作るかという点は 検討課題だと感じた。 ・ 同行するスタッフの裏側の話を取り上げ、いろいろな人がテレビを支えているということを知ることが出来た点は興味深かった。 ・ 「アメリカ横断ウルトラクイズ」の放送を全体的に盛り上げる内容は、とても良かった。当時若手アナウンサーだった小倉淳さんと、徳 光和夫さん、渡辺正行さんの起用は、当時番組を見ていた者として懐かしさを感じ惹きつけられたが、福留功男さんのコメントが1つ でも取れたらさらによかったと思う。 ・ 番組尺的には短いと感じた。地上波では取り扱うことの出来ないCSならではの番組内容であると思った。「ボルティモア 4 人」が対決 したクイズの問題は少し難しすぎたと感じた。 ・ 徳光和夫さん、渡辺正行さんの起用は軽妙なトークで盛り上げており、大変楽しめた。放送当時から 25 年近くを経た「ボルティモア 4 人」の再会は雰囲気・容姿が変わっており興味深く拝見した。 ・ 出演者、スタッフ、敗者など、様々な側面から深く掘り下げる番組内容は、ファミリー劇場ならではの番組であると感じた。 ・ 地上波放送局のゴールデン帯での放送や、DVD特典としても収録できるクオリティの高い内容であった。本来であれば「アメリカ横断 ウルトラクイズ」の放送局である日本テレビにて、制作される作るべき番組内容だと思うが、今後もファミリー劇場にはこのような検証 番組を作り続けてほしいと感じた。 ・ 放送当時に感じた海外旅行やアメリカ旅行に対する憧れ・ワクワク感など、当時の“時代性”が思い起こされてよかった。 ■オリジナル番組に関して審議(各審議委員より) ◎ オリジナル制作番組 「『第2回 AKB48 グループ ドラフト会議』生中継」の審議を実施。各委員よりご意見を頂戴した。 ・ “イベント感”“スペシャル感”を味わえる放送番組が少なくなっている中で、“スペシャル感”を楽しめる番組内容にチャレンジする企 画だと感じた。 ・ CSの番組ということもあり、見る人にも専門性が求められている内容で、本当に好きな人が自発的に予備知識をもって番組を視聴 する“参加型の番組”だと思った。 ・ ドラフト会議の進行状況の整理や説明が、番組内であっても良いと感じた。 ・ AKB48が人気グループとなる前から、ファミリー劇場が取り上げてきたからこそ出来た番組内容だと思う。地上波で放送されるAK B48の総選挙番組とは異なり、これからのAKB48を担っていく人を探す企画はCS放送ならではの内容だと感じた。 ・ 「アメリカ横断ウルトラクイズ」「西部警察」などの懐かしい往年の放送コンテンツの視聴者と、AKB48といった新しいコンテンツの視 聴者が融合できる企画があると良いと感じた。ファミリー劇場の放送番組の柱として、新旧双方の加入者が共に増えて行くのが望ま しいと思った。 ・ 生中継というチャレンジは評価できる。AKB48の企画を放送すると一時的に加入者が増えるが、放送後には加入者が減る。一度入 った加入者にどうやったら継続視聴してもらえるかが課題だ。AKB48以外の放送コンテンツに気付いてもらったり、AKB48以外の 放送コンテンツからAKB48の番組に気付いてもらったりと、2つの層の融合させる施策が必要だと感じた。 ・ AKB48と他の番組の融合性を図るのであれば、例えば番組間のフィラーでのAKB48の起用など、AKB48の魅力を伝える工夫を 施すことが必要だと感じた。 ■その他 ◎「放送番組の編集基準」改定について 放送番組の編集基準の変更について、番組審議委員に諮問した。 ■番組審議会終了 次回開催は 2016 年 1 月を予定。詳細決まり次第調整・連絡をする。 以上 なおこの審議会の答申を受け、同日をもって「放送番組の編集基準」を改定することとした。 また議事内容については近日中に当社HPにて公表する。
© Copyright 2024 ExpyDoc