5万分の1地形図に見る渡良瀬遊水地第2調節池周辺の移り変わり④

5万分の1地形図に見る渡良瀬遊水地第2調節池周辺の移り変わり④
~昭和34年地理調査所「古河」より~
第2次世界大戦後に初めて発行された5万分の1地形図です。河川改修が進み、思川・巴波川に続いて、与良川
の流れも直線に修正されました。また、戦後の町村合併により、「生井村」は「間々田町」と合併し、地形図から
は「生井村」の文字と生良にあった「生井村役場」の記号が消えています。西隣の「部屋村」と「赤麻村」も「藤
岡町」に合併し、同様に「村」の文字と「村役場」の記号が消えています。
思川には、観晃橋に続いて、当時の小山市内で2番目の永久橋となる「乙女大橋」が架橋され、思川の増水時に
も通行できるようになりました。
なお、生井地区の土地利用の様子をみると、相変わらず水田と桑畑が多く、戦前とほとんど変わっていないこと
が読み取れます。
旧巴波川
旧 思 川
新しい巴波川
新しい与良川
● 下生井小
新しい思川