平成 27 年 6 月 8 日 ミス・パリ エステティック専門学校 学校関係者評価報告書 学校関係者評価委員会 ミス・パリ エステティック専門学校 校 長 杉 尾 哲 学校法人ミスパリ学園 ミス・パリ エステティック専門学校 学校関係者評価委員会は平成 26 年 度自己評価報告書に基づいて学校関係者評価を実施しましたので、以下のとおり報告致します。 1.日 時 : 平成 27 年 6 月 5 日(金) 10 時~12 時 2.場 所 : ミス・パリ エステティック専門学校 3.評価者 :学校関係者評価委員 田邊 秀子(NPO法人ソワンエステティック協会 教育委員長)(学校法人ミスパリ学園評議員) 平山 浩篤(株式会社シェイプアップハウス 取締役)(学校法人ミスパリ学園評議員) 山口奈緒美(株式会社シェイプアップハウス 教育部) 杉原 昭二(株式会社ミス・パリ 総務部部長) (学校法人ミスパリ学園評議員) 杉尾 哲 (ミス・パリ エステティック専門学校 校長) 本鍋田あゆみ(ミス・パリ エステティック専門学校 副校長) 田垣 真 (ミス・パリ エステティック専門学校 教育課主任) 中瀬古由美(ミス・パリ エステティック専門学校 トータルビューティ学科担任) 4.項目ごとの学校関係者評価・意見 (1)教育理念・目標 現 状 ・職員は年度当初の「教育計画」に則り、各自が「私の目標(年間目標) 」を作成し、校長面談 で学校のベクトルに合わせた各自の目標を設定している。 ミスパリ学園の教育理念である「美しく聡明で品格あるプロフェッショナルの育成」の実現に 向けて、授業と支援の両面から、より深化した教育活動を目指す。 ・ISO9001 マネジメントシステムの導入により教職員の教育品質目標が明確化されている。 意 見 ・教職員全体のベクトルを合わせようとする意識づくりは評価できる。また「目標設定、進捗 状況、結果と課題」の 3 回の提出と面談は、教職員の育成に大変有効である。 ・進級率及び卒業率の改善を求める。教育内容・教職員のフォロー体制等、学生が入学してよ かったと思われる学校づくりをお願いしたい。 ・定員充足率に関して不十分との認識である。少子化が進む中、定員達成に向けた取り組みを行 うこと。 (2)学校運営に関するもの 現 状 ・教科書の電子化(iPad)は動画を取り入れているので、自宅学習、特に技術の復讐が出来る、 荷物が少ない、と学生から好評である。また、印刷費、紙の使用量は減少している。 ・経費の使用は、相見積の導入を始めとして新しい支出システムを確立させ、説明責任に十分 に耐え得るものとする。 意 見 ・昨年度に引き続き、コスト削減への意識の向上と取り組みをお願いする。 ・ミスパリ学園 5 校内での合同授業や授業体験は学生や教職員の競争意識を醸成することに繋 がる。技術力の向上の観点からも、合同授業の実現化を図ってもらいたい。 (3)教育活動に関するもの 現 状 ・外部講師による講演や研修は、本校教職員の教育力(指導力、技術力等)を向上させるため に不可欠である。講演や研修内容、講師選定を慎重に行い、今後も計画的に継続を図る。 また「外部研修会で得た情報は学校の知的財産」の観点を持ち、研修内容の全職員への周知 を図る。さらに研修資料の閲覧が全員可能な状況を作っている。 ・本校のキャリア教育を重要視するスタンスを今後も継続させる。 特にコース制導入により“企業先の幅”の広がりが予想されるため、その準備を行う。 ・教職員と企業教育部の合同研修を今後も継続させながら、技術力の向上と新しい情報収集を 図る。 ・専門学校としても“異種校間連携”は大切と考え、城南短期大学との連携を締結した。今後、 教育、広報の両面で連携関係を有効に活用する。 意 見 ・新しい情報の周知と技術力の向上を図るため、教職員の講演や研修の回数を多く行うこと。 さらに職業意識を向上させる教育を行うとともに、社会で活躍するために本校でしっかり学 習することが非常に重要であることを理解させてもらいたい。 ・コース制導入に伴って進路方向が多岐に渡ることを鑑みて、その準備をお願いしたい。 ・教職員への評価制度については、年度初めに提出されている「私の目標」を参考にその取り 組み内容を管理職が十分に把握すること。また、管理職は 1 年間を通しての教職員個々の記 録をとること。 (4)学修成果に関するもの 現 状 ・中途退学者の減少を図るために数多くの2者・3者面談、さらに毎日の電話連絡を継続した 結果、一定の効果が出ている。 学習遅滞に起因して意欲を消失する学生や学校から逃避傾向にある学生対しては、補講・追 試験を設定し、受講・受験を促す等のフォローを継続している。 意 見 ・資格の取得状況は好結果が出ているので、引き続いて指導をお願いする。 ・入学生の状況が年々変化することに伴い、マナー教育の見直しが求められる。お客様や年上 に対する言葉づかい(敬語)や応対方法は特に重要であり、日常的な教育の中で“教え込む” 必要がある。 (5)学生支援に関するもの 現 状 ・2 年進級時の奨学金「ミスパリ特待」が定着し、学生が学業意識を高揚させる材料の一つと なっている。 ・入学直後の新入生の“学校への定着”を図り、次年度に向けて新規の取り組みを計画する。 ・ボランティア活動について、連携校(城南短大)の福祉学科と老人ホームや介護施設等を検 討している。職業意識、社会貢献、人間形成等の観点から実現させたい。 意 見 ・さまざまな課題のある学生に対して、支援の更なる深化を期待する。 ・2 年生と 1 年生の交流、ミスパリ学園の他校生との交流、等の機会を多く持たせることでコ ミュニケーション能力の育成に繋げてもらいたい。また、同じ目標を持つ仲間を大切にする 意識を醸成してもらいたい。 ・新入生の学校定着に向けた新規取り組みを是非実施し、進級・卒業率の向上に繋げること。 ・連携校との取り組みを進めてもらいたい。 (6)教育環境に関するもの 意 見 ・教具がサロンと同様の設備であることから、より実践的に授業が実践できていると評価する。 (7)学生の受入募集に関するもの 意 見 ・指定校や学校推薦入試、入学に繋がる資料請求を増やすために、各校のオリジナリティの打 ち出し強化などが引き続き必要である。 (8)財務 現 状 ・経費の支出についての申し合わせ、ルール化を改めて検討する。 ・広告費の決定方法について、再検討することとし、有効な支出及び削減に繋げる。 意 見 ・広報活動に関しては、最も高校卒業生数の多い 2019 年 4 月入学者数で成果を出すこと。 (9)法令等の遵守に関するもの (特に意見なし) 5.全体総括 本校関係者から評価していただいたご意見やご指摘を真摯に受け止め、すでに取り入れている ISOの活用も図りながら、今後の本校の教育活動の改善につなげたい。 そしてミスパリ学園 5 校間で情報の共有化をより図りながら、学園全体の教育力の向上を推 進させるものとする。
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