適切に保険金等のお支払いを行うための取組み当社は保険金および給付金等（以下、「保険金等」といいます）のお支払いが、生命保険事業における基本的かつ最も重要な機能であるという認識のもと、保険金等のお支払いを適切に行うために以下の取組みを実施しています。 1 保険金等支払態勢の整備当社は、「保険金等支払管理方針」の中で、迅速かつ適切な保険金等支払態勢の構築に向けた基本姿勢や態勢整備に関する基本的な考え方を規定し、支払態勢の整備を図っています。適切に保険金等のお支払いを行うための取組み「保険金等支払管理方針」の概要 1. 基本姿勢保険金等の支払いの仕組みや支払可否について、保険契約者等に理解を得られるよう真摯かつわかりやすく説明するとともに、公平性・健全性に留意し、迅速かつ適切に支払業務を遂行する。 2. 支払管理態勢整備の基本的な考え方（1）保険契約者等の保護に十分留意したものとなっているかの観点を最も上位の価値観とする。（2）契約加入時から支払期日到来時およびその後の請求可能期間中の各段階で十分に説明する。（3）適時・適切な支払いが行われる実効的な態勢や適切な監視・検証態勢を整備する。（4）業務に精通した人材を確保する観点から計画的な人財育成に努める。当社は、上記方針に基づき、各種マニュアルの策定、査定業務や支払内容に対する定期的な検証、支払査定に携わる社員への「生命保険支払専門士」資格の取得義務付けなどを行っています。 2 お客さまからのお申し出に対する態勢保険金等のお支払い結果について、お客さまから確認のお申し出を受けた際には、そのお支払い内容あるいは判断内容等の確認を行います。また、高度な法的判断または医的判断を要するものについては、支払部門だけではなく、法務部門、社外の弁護士・医師等にも見解を求めたうえで最終判断を行います。 3 保険金等のお支払い状況（2014 年度） 2014 年度にお支払いした死亡 ■ お支払い件数・お支払非該当件数および内訳保険金、給付金の件数は、5,384 件となりました。一方支払査定の結果、お支払いに該当しないと判断したご契約の件数は、45 件となりました。 ※ 1　お支払い件数には、遺族年金基金を設定した件数も含みます。 ※ 2　給付金は、要介護一時金のお支払い件数となります。当社商品には高度障害、入院、手術に対する給付はありません。 24 Mitsui Sumitomo Primary Life Insurance Disclosure 2015 合計お支払い件数お支払非該当件数合計詐欺取消・詐欺無効不法取得目的無効告知義務違反解除重大事由解除免責事由該当支払事由非該当その他 5,384 45 0 0 0 0 14 31 0 保険金 5,365 40 0 0 0 0 14 26 0 （単位：件）給付金 19 5 0 0 0 0 0 5 0 4 保険金等のお支払いに関する業務改善の取組み当社は、迅速かつ適切な保険金等支払態勢を構築・整備するため、継続的な業務の改善に取り組んでいます。2014 年度は以下の施策を実施しました。わかりやすい請求書類・保険金請求書類のフルカラー化により、視認性や可読性の向上を図りました。また、保険金受取人が平易に手続きできるよう、保険金受取人の状況に応じて請求書のパターンオーダー化を進めました。・戸籍謄本の取得方法をわかりやすく解説したご説明チラシを、新たに作成しました。・年金受取人が傷害または疾病により年金を請求する意思表示ができない場合に、契約者によってあら適切に保険金等のお支払いを行うための取組み高齢者に配慮したサービスかじめ指定された指定代理請求人が年金受取人にかわって年金を請求できる「指定代理請求特約」の取扱いを開始し、その特約の付加を促進しました。・年金・保険金請求を適切に実施いただくため、タブレット端末（TV 電話）を活用して請求手続きをサポートする取組みを開始しました。これは、請求手続きがお済みでないお客さまに対して、当社が委託したスタッフが契約者宅に訪問し、タブレット端末を通じてお客さま・当社社員・訪問スタッフの三者で面談しながら、請求手続きを進める仕組みです。・高齢者を対象として各種帳票類に対する消費者インタビューを実施し、その結果に基づいて次の取組みを実施しました。・保険金請求で照会が多い事項をわかりやすくまとめた「ご請求サポートガイド」の改訂・円滑な年金請求手続きを促すための「年金請求サポートガイド」の新設と「年金受給のしおり」の刷新 Mitsui Sumitomo Primary Life Insurance Disclosure 2015 25