平成 27 年 1 月 ほけんだより 神奈川大学中・高等学校 保健室 1月号 あけましておめでとうございます。めでたいは、お祝いや喜びの気持ちを表す言葉ですが、賞賛を 表す「愛でたし」が語源とも言われています。 「あけましておめでとう」という挨拶には無事に新年を 迎えることができた喜びと、すばらしい 1 年になるようにという願いが込められています。 今年の干支は<未>です。未という字は象形文字で木の枝葉の茂った様を表し、豊作を司るとされ ています。健康を意識しながら実のある 1 年を過ごしましょう! Q.なぜ、寒い時期に持久走をするのか? A.夏の暑い時期に持久走をすると脱水症状になるので気候的に適していません。 気温 12 度くらいが一番適していると言われています。 寒い時期に走ることで、からだが温まり筋肉がほぐれます。 また、体力の重要な要素である全身持久力の向上や健康の保持増進にとても効果的で 簡単にできるスポーツです。 個人競技なので自分との戦いになり、精神面を鍛えるためにもいいと言われています。 負けない心をつくるためにも持久走を頑張りましょう! 体育や部活中のけがが増えています。 以下の事項を頭に入れながら 楽しく活動しましょう。 足の爪を切ろう! 足元の準備は、できていますか? 足の爪の役割:安定して体を支え、歩くときにも爪先に力を入れる働きを担っています。 そのため、爪が長いと靴下に引っかかったり、走るときに力が入り靴に当たり割れたり、 折れたりしてしまいます。 足の爪はきちんと切ってから走りましょう。 持久走のベストタイムを出すには、まずは、足の爪のチェックからです!! 1/7 は爪切りの日:新年になって初めて爪を切る日です。 この日は七草がゆを食べて 1 年間病気をしないようにと願う日でもあります。 七草を浸した水に爪をつけ柔らかくして切ると、 その年は風邪をひかないと言われています。 爪の豆知識:爪の伸びる速さは健康な成人で 1 日約 0.1 ㎜です。 手足の指によっても多少異なるようです。 20 歳くらいを境に年齢と共に伸びる速さも遅くなります。 年齢を重ねると爪の厚みが増すからです。 足の爪が手の爪より伸びるのが遅いのは、厚みがあること、 心臓から 1 番遠く血流が悪いこと、 靴下や靴に守られて手のように使わないからということなど色々な説があります。 自分に合った靴を履こう! 小さい靴や合っていないを履いていると、 指や爪が押されて内出血を起こしやすくなったり、 足に痛みが出て思う様に走れなくなります。 体育時のジョギングシューズは学校指定ではなくなりました。 メーカーによって同じサイズでも形や大きさ、履き心地が違います。 自分の足に合った靴を選びましょう。 準備運動をしっかりしよう! 運動する前にはしっかりと準備運動をして、からだが動く状態に なってから始めることが、けがの予防のポイントです。 ◎ストレッチは、深く呼吸をしながらゆっくりと行う ◎からだが硬いからといって、無理に押す必要はありません 運動後のケアも忘れずに! 運動のあとは、体内に乳酸などの疲労物質がたまり、疲れや筋肉痛の原因になります。 これらを早く追い出すと、翌日はスッキリします。 ゆっくりとストレッチをしましょう。 他にも仰向けに寝転んで、あげた手足をバタバタと振るのも効果的です。 お風呂に入ったら、足の裏をこぶしでトントンと叩いたり、 肩にシャワーを当てたりすると血行が良くなり筋肉疲労も早く回復します。 咳やくしゃみの出る人はマスクを着用していますか? 咳やくしゃみで広がるウイルスは大量です。それが空中に漂い他の人の鼻や口から体内に入り感 染してしまいます。感染の広がりを防ぐためにも、人にうつさないように咳エチケットとして、 咳やくしゃみをするときは顔をそむけたり、ハンカチで口と鼻を押さえたり、マスクを着用しま しょう。
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